*

自然農法「恵み循環農法」の提唱者 吉原優子さんがたこ梅に来てくれました!

奈良の山添村に研修施設の古民家があります
そこには、ちょっとした畑くらい出来そうな土地があって、「畑やってみるかなぁ、、、」って漠然と思ってました
とはいえ、毎日行くわけでもなく、月に1回くらい、、、

草ボウボウのココが畑予定地

草ボウボウのココが畑予定地

そんなんでは野菜の世話もムリやし、畑は難しいなぁと思ってました

「恵み循環農法」のワークショップに参加

2年くらい前だったと思いますが、友人の奥さんが、科学肥料も、農薬も、水もまかない自然農法「恵み循環農法」をやっているという話を聞いて興味をもっていたんです

そして、昨年、その友人の奥さん、吉原優子さんが自然農法「恵み循環農法」のワークショップをやるというので、うちのスタッフさんと8月と12月の2回、参加しました

安藤さん、率先して「天地返し」という循環農法のための畑作り作業

安藤さん、率先して「天地返し」という循環農法のための畑作り作業

→ 恵み循環農法畑作りワークショップでスタッフさんと姫路に!野菜つくるぞーーーー!?

安藤店長、多比羅店長、野菜の収穫がんばってます

安藤店長、多比羅店長、野菜の収穫がんばってます

「恵み循環農法」ワークショップ第2回です~野菜からの人間関係、人のシステム教えられました~

山添村で自然農法の畑をスタート

その後、3月から、たこ梅のスタッフさんと山添村で自然農法の畑をスタートしました
やるのは自然農法なので、無農薬、無化学肥料、水やりなし(夏場2週間以上日照りの時は根元に少し水を与えます)という農法です
こんな状態で育つためには、野菜が本来持っている「野生」の力を引き出すことが必要なのです

実際には、野菜のもつ野生の力を引き出すための「土壌」づくりが基本となります
そのために「天地返し」という作業をします

畝になる場所をまず掘ります

畝になる場所をまず掘ります

天地返しとは、土壌の地面から約15-20cmくらいの上層部とさらにその下15-20cmの下層部を入れ換える作業です
上層部は好気性細菌が多く、下層部は嫌気性細菌が多いのですが、これをひっくり返すことで、いい具合に土壌細菌がいりまじります
そして、下層部の下、つまり、底の部分には、腐葉土、米ぬか、油かす、くん炭などを敷き込みます
また、空気も土壌に入ります
このため、保水力があり土壌細菌が活発に活動し、植物にとっては、がんばりさえすれば、根を伸ばし栄養と水を吸収できるこのうえないベッドになるといえるのです

奈良県山添村で自然農はじめます!で、天地返しです!

防虫ネットを張っています

防虫ネットを張っています

→ 春の奈良山添村で自然農を始めます!第2回の天地返しです(前編)
→ 春の奈良山添村で自然農を始めます!第2回の天地返しです(中編)
→ 春の奈良山添村で自然農を始めます!第2回の天地返しです(後編)

そして、天地返しが終わった畝に、種を蒔いたり苗を植えます

防虫シート内の野菜も育ってます

防虫シート内の野菜も育ってます

種まき、苗植えから2ヶ月たった5月下旬には、葉もの野菜はかなり成長しています

菊菜(春菊)です

菊菜(春菊)です

レタスや春菊、オカジヒジキなどの葉もの野菜ができていて、持って帰ってお店でもお出ししました

→ 自然農法の野菜を初収穫!山添村に野菜部のメンバーで行ってきました!(前編)
→ 自然農法の野菜を初収穫!山添村に野菜部のメンバーで行ってきました!(後編)

こんな山添村での畑をやってる たこ梅野菜部の活動は、ブログやフェイスブック、ニューズレターなどで発信しています
われわれに自然農法「恵み循環農法」をレクチャーしてくれた吉原優子さんも、ブログをちょくちょく読んでくれていたようです

自然農法の知恵をシェア

それで、先日、自然農法の知恵のシェアについて話をしたい!とたこ梅に来てくれました

自然農法からの知恵とは

吉原優子さんは、あちこちで、自然農法「恵み循環農法」のワークショップや指導、伴走をされていて、そこでは、自然農法からの知恵が集まってきます
ここでいう自然農法からの知恵とは、栽培方法やノウハウにとどまらず、土壌や野菜の成長や変化から気づくこと、植物同士、植物と微生物の関係から気づくことを言います

その気づきの中には、畑にとどまらず、そこから見出される人間関係や組織の構築、成長や発達も含まれます
実際、自然農法で畑をするようになり、その野菜の成長をみていると、それが、まるでお店(組織)の中で起こっていることを示唆してくれるように感じことがしばしばあります

環境がこれだけエゴマの成長に影響する

環境がこれだけエゴマの成長に影響する

この前、畑に行ったときも、エゴマの成長とジャガイモの関係から人の関係性の気づきを得ました
詳しいことはコチラのブログを見て下さいね
→ 自然農法の野菜から気づかされること、、、いや、いろいろあり過ぎます!

自然農法の知恵をシェアについて

さて、吉原優子さんが来てくれて、これまで自分(吉原優子さん)が、どういう意図でこの活動を行ってきたか
そして、ワークショップや指導、伴走する中で、どういうところから知恵が集まってきたのか
その知恵をどのように多くの人に還元していきたいのか、、、などをいろいろ話してくれました

「恵み循環農法」を提唱する吉原優子さん

「恵み循環農法」を提唱する吉原優子さん

そんな話をたこ梅の事務所近く(徒歩2,3分くらいかな?)にある和菓子の浪芳庵さんの茶寮でうかがいました

浪芳庵の「炙りみたらし団子」

浪芳庵の「炙りみたらし団子」

ちなみにおやつに、浪芳庵さんの「炙りみたらし団子」をいただきながら、、、(^o^)

吉原優子さんがたこ梅に来てくれました

吉原優子さんがたこ梅に来てくれました

たこ梅の場合は、吉原優子さんのワークショップに2回参加して、その後は、自分たちでやっています
吉原さんは「自走」って言ってましたが、、、

自走している人たちで、実際にどうやっているのかわかるのは少ないらしく、もっと話をききたいとのことで、また、別の日にあらためてインタビューしたいとのこと
まぁ、うちのわりとエイ!ヤー!式(ざっぱーともいう ^^;;;)の自然農法の実態やそこからの気づきが何か誰かの役に立つのならいいんじゃないの?くらいに思ってインタビューをお受けすることにしました

われわれは、我々で、この自然農法の取り組みを活用して考えていることもあるので、そういうことも相談しながら一緒に新たなこと、面白いことを出現させられたらいいなぁ、、、なんて思っています

さぁ、今日も、楽しくがんばりまーーーーーーーーす!!

The following two tabs change content below.
たこ梅 五代目店主 てっちゃん
大阪の道頓堀で創業180年の「関東煮(おでん)」と「たこ甘露煮」の上かん屋『たこ梅』の雑用係で五代目の てっちゃん(岡田哲生)です さらに百年後も店が続くために取り組んでいる日々の活動を綴ります ところで、ヨガと瞑想を始めました!! おかげさまで、心身ともにエエ感じです

関連記事

キャベツの収穫中

緊急速報!山添村のゴボウ、キャベツ、大根が数量限定で登場です

今年の春、奈良の山添村で自然農法の畑をスタッフさんと始めました 毎月1回は、野菜部のスタッフさんと

記事を読む

和本店長との店長面談です

月1回の店長面談!最近「顧客の旅デザインマップ」が活躍してます!!

毎月1回、店長さんやお店のスタッフのリーダー格の方と面談をしています 毎月、毎月、何をしてるのかっ

記事を読む

アサヒビール吹田工場にお邪魔してます

夏の部活、ビール工場見学の打合せにアサヒビール吹田工場へ行ってきました!

今年は、9月9日に、恒例の夏の部活「ビール工場見学」をやります!! たこ梅FUN倶楽部員さんと一緒

記事を読む

「いい会社、社員、上司、経営者、出来事」についてのアンケート結果

「いい会社、社員、上司、経営者、出来事」についてのアンケートを今年もやりました!

4月から8月まで、毎月、1ヶ月に1つ、5種類の社員アンケートを実施するようになって3年目を迎えます

記事を読む

「リーダーシップに出会う瞬間」(有冬典子 著)と「U理論の基本と実践がよ~くわかる本」(中土井 僚 著)

「リーダーシップに出会う瞬間」(有冬典子 著)と「U理論の基本と実践がよ~くわかる本」(中土井僚 著)を合わせて読みます

以前、アルボムッレ・スマナサーラ長老の「無常の見方」「無我の見方」「苦の見方」という3冊の本を購入し

記事を読む

山添村の「花わさび」と「ふきのとう」

緊急速報!山添村の「花わさび」「ふきのとう」がお店に登場です!

日本一古いおでん屋「たこ梅」の 雑用係 兼 五代目店主 てっちゃんです 2年ほど前から、奈良県

記事を読む

PCからの映像も観られるし、スピーカーから音もバッチリです!

42.5インチのモニターを道頓堀 たこ梅本店の2階に設置完了!!

道頓堀に、たこ梅の本店があります 道頓堀のたこ梅本店[/caption] この道頓堀

記事を読む

10月の店長会議

10月の店長会議~GoTo、売上激減、崖っぷち、いろいろあります~

この前、10月の店長会議をやってました まぁ、いろいろあります(笑) 10月の店長会議のテー

記事を読む

たこ梅 分店の上原さんと行動探求

行動探求(Action Inquiry)、今月もスタッフさんとやってますよ!

平成20年9月のリーマンショック、、、 それまで順調だった経営が、右肩下がりに、、、 そんな中で

記事を読む

行動のデザインを検討中

4月の現場会議~原価が2倍以上もするお酒の価値をどう伝えるか?~

先日、お店の現場のスタッフさんが集まってお客さま企画や課題に取り組む4月の現場会議をやってました

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

follow us in feedly
創業弘化元年。日本一古いおでん屋と言われるようになりました。 多くの作家や文化人にもご愛顧いただいたお店、鯨のサエズリなどの関東煮、たこの甘露煮、 そして錫の杯で、大切な方と粋な一献いかがですか?










PAGE TOP ↑