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開始から1ヶ月、裏庭の自然農法菜園の防虫ネットを外すと、、、

公開日: 農業科・畑部, つれづれに

3月にたこ梅のスタッフさんと奈良県山添村で自然農法による畑を始めました

山添村の自然農法の畑

山添村の自然農法の畑

家の裏庭に自然農法の菜園をつくる

そして、私、家の裏庭にも、自然農法の畑というか畝1本、まぁ、菜園をつくったんです

腐葉土、米ぬか、油かす、籾殻くん炭を底の部分に敷き詰めます

腐葉土、米ぬか、油かす、籾殻くん炭を底の部分に敷き詰めます

土壌を整える「天地返し」

自然農法なので、農薬や化学肥料はもちろん、基本水もまきません
ただ、そんな状態でも野菜が育つためには、土壌がそれだけの「器」でなくてはならないので、最初に「天地返し」という作業を行います

土壌の上層(地表から15cm)と下層(地表から15-30cm)の土をひっくり返して入れ換えるのです
こうすることで、地表付近の好気性細菌と下層の嫌気性細菌が入り交じり、土壌が活性化するのだそうです
そのとき、一番底(地表から30cmくらい)には、腐葉土、米ぬか、油かす、籾殻くん炭などを敷き詰めておきます
これも、土壌の活性化や保水力を高めるのに効果があるのだそうです

裏庭の自然農法菜園をつくる様子はこちらを見てね!
→ 家の裏庭にテスト&育苗用に自然農法実験圃場をつくるぞ!(前編)
→ 家の裏庭にテスト&育苗用に自然農法実験圃場をつくるぞ!(後編)

ひとつの畝に数種類のコンパニオンプランツを植える混栽

そういう作業をやって、5月中旬頃にいろんな野菜を植えました
自然農法の特徴は、ひとつの畝に多数の野菜を混栽することです
これは、野菜というか植物同士がお互い助け合って虫や病気を防ぐのだそうです
病気を予防するネギ、虫を防ぐキク科やシソ科などを組み合わせて植えます

組合わせ方でお互いを助け合う植物をコンパニオンプランツと呼ばれています

10種類以上の野菜の種を蒔きます

10種類以上の野菜の種を蒔きます

わたし、正直、どういう組合わせがいいのかわからないので、でたらめですがとにかく多種の野菜の種を蒔きました
結局20種類以上、、、

裏庭実験畑の植栽設計図

裏庭実験畑の植栽設計図

こんな感じで植えています

そのときのことはこちらのブログで!
→ 裏庭の自然農法実験畑に野菜20種類以上のタネと苗を植えました!(前編)
→ 裏庭の自然農法実験畑に野菜20種類以上のタネと苗を植えました!(後編)

自然農法スタートから1ヶ月後の裏庭家庭菜園

家の裏庭に自然農法の家庭菜園をつくって約1ヶ月がたちました
いま、どうなっているのかというと、、、

ちなみに、5月下旬ころの家庭菜園の様子です

裏庭の自然農法菜園(5月26日)

裏庭の自然農法菜園(5月26日)

かわいらしい状態で防虫ネットの中も外も育っています

そして、それから2週間経過した現在(昨日6月10日)は、、、

裏庭の自然農法菜園(6月10日)

裏庭の自然農法菜園(6月10日)

外に植えてあるトマト、ナス、ピーマンも大きく育っています
防虫ネットの中は、トウモロコシの苗は育って頭を打つ状態

それで、防虫ネットをとっぱらいました!

自然農法菜園の防虫ネットを外しました

自然農法菜園の防虫ネットを外しました

いろいろ元気に育っています
ただ、植えたものが全部育っているわけではありません

大きめなのはルッコラ、手前横一列はオタフク春菊

大きめなのはルッコラ、手前横一列はオタフク春菊

オタフク春菊はきれいに芽が出て育っていますが、同時に植えた大葉春菊はほとんど芽が出ず育っていません
時期の問題なのか、土壌との相性の問題なのか、、、
「何があるのか?」「何がその違いをつくるのか?」という問いを野菜たちがくれます

トウモロコシの根元で育つ赤シソ

トウモロコシの根元で育つ赤シソ

赤シソは、どんどん背丈を伸ばすトウモロコシの根元でしっかりと葉を広げてきています

花が咲いたブロッコリー

花が咲いたブロッコリー

ブロッコリーは、防虫ネットのおかげで元気に育ちましたが、、、
あら、まぁ、、、
花が咲いてしまいました、、、^^;;;
食べるには時期遅れのようです、、、

うまく行ったり失敗したり、、、
うまく行くのも楽しいですが、失敗するのもさっき書いたように「何があるのか?」「何がその違いをつくるのか?」という探求ができるので、これもまた面白い!!

日々、観察しながら、自然農法の畑というより菜園ですが、楽しみます!!

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創業弘化元年。日本一古いおでん屋と言われるようになりました。 多くの作家や文化人にもご愛顧いただいたお店、鯨のサエズリなどの関東煮、たこの甘露煮、 そして錫の杯で、大切な方と粋な一献いかがですか?










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