*

緊急事態宣言で休業中も、1店舗だけ営業している理由。それは、、、(*゚д゚*)

新型コロナ陽性者数増加にの度に出される時短要請や緊急事態宣言で、創業以来の最大の赤字、経営的には崖っぷちの日本一古いおでん屋「たこ梅」です

緊急事態宣言中は休業を選択

1月14日からの2回目の緊急事態宣言中は、休業することを選択しました

産経新聞 2021年1月16日 朝刊「時短より休業 苦渋の飲食店」

産経新聞 2021年1月16日 朝刊「時短より休業 苦渋の飲食店」

そのことは、先日、産経新聞でも取り上げられました
そのときのことはコチラに書いています
→ コロナでの休業が産経新聞さんの記事になって掲載されたようです

紙面には取材の(紙面のスペースの都合上)一部しか掲載されないので、休業を決めた理由などはこちらのブログをご覧下さい
→ 2/7まで本店・北店・東店は休業、分店はテイクアウト&角打ちを昼2時~夜7時まで

昨日も、日経新聞さんから、休業のことで電話取材を受けました
ひょっとしたら、また、記事に載るかもしれません(わかりませんけど、、、:笑)

たこ梅分店(新梅田食道街)は営業しています

なんか、休業、休業で、取材を受けていますが、たこ梅には、本店(道頓堀)、北店(新梅田食道街)、分店(新梅田食道街)、東店(ホワイティうめだ)の4店舗があり、今回休業しているのは、本店、北店、東店の3店舗です

緊急事態宣言中は休業するお知らせ

緊急事態宣言中は休業するお知らせ

残る一店舗、新梅田食道街 たこ梅 分店はどうしてるかというと、、、

緊急事態宣言中は立ち飲みです(2-7時)

緊急事態宣言中は立ち飲みです(2-7時)

営業形態を変えて、お店を開けています

それは、、、

おでん、たこ甘露煮のテイクアウトやってます(2-7時)

おでん、たこ甘露煮のテイクアウトやってます(2-7時)

【たこ梅 分店(新梅田食道街)】
営業時間:昼2時~夜7時
営業形態:テイクアウト&立ち飲み
(テイクアウトは毎日14:00-19:00/立飲みは平日16:00-19:00・土日祝16:00-19:00に変更してます)

お店の中は立ち飲み仕様(椅子なし/パーティションあり)

お店の中は立ち飲み仕様(椅子なし/パーティションあり)

なのです

通常営業時は、営業時間は16:00-22:50(22:30LO)で、店内で注文があればお土産(テイクアウト)注文は受けますが、お店の前を通る方に「テイクアウトやってますよ!」とはやっていません
また、お店は立ち飲みではなく、椅子に座ってカウンターで食べて飲んでいただいています

休業を決断した理由

そもそも、全店舗を休業しようと思った理由は、、、

昨年4月の緊急事態宣言でも、全店舗を休業しました(ネット通販のお取り寄せは営業)
4月の緊急事態宣言のときは、新型コロナの情報が少なく、危ないウイルスかもしれないという認識だったので、お客さん、スタッフさんとそのご家族の命と健康を守るために休業をしました

今回は、新型コロナ事態は、適切に対応すればむやみに恐れるものでもないという認識になっています
ただ、今回の緊急事態宣言では、11月からの時短営業よりも実質2時間営業時間が短く(アルコール提供が9時→7時に)なり
・赤字がさらに拡大する
・スタッフさんの給与がさらに少なくなる
ということから、それを避けるため休業を決断しました

なぜ、休業すると赤字幅がへり、スタッフさんの給与が増えるのかを簡単に説明しておきます

営業時間が短くなると売上は低下します
しかし、営業時間が短くなると言っても、それにかかる仕込み時間はほとんどかわりません
そこにかかる人件費は、営業時間が短くなってもほぼ同じだけかかります
そして、営業時間が短いので売上は下がります
よって、赤字額が拡大します
このとき、休業すると、お店の人件費を休業前どころか時短営業前の通常営業時の給与を支給できます
※実際には深夜割増などが発生しないがありますが、時短によるカットに比べるとわずかです

これは、雇用調整助成金があって、これは、時短で労働時間が減っても支給されませんが、会社の指示で休む(休業)と全額助成(上限1万5千円/日)されるのです

お休みすると、赤字幅減り、スタッフさんの給与が増えるのです
例えば、5.5時間働く夜ホールのパートスタッフさんは、少なくとも@1200円x5.5h=6600円/日でした
これが、11月からの時短では2時間少なくなり、今回の緊急事態宣言だと4時間少なくなります
この場合、休憩時間もないので2時間労働としても2400円/日です

9時までの時短でも厳しかったですが、こういうコロナ禍のときにホッとできる、気分転換できる場であるお店はお客さんにとっても大切だと思いますし営業を続けていました

でも、ほとんどのスタッフさんは、パートさんもふくめ、生活のために働いておられますし、ひとつの例ですが6600円→2400円って、「これないんちゃうか、、、」と私は思ったのです
お店の赤字のこと、スタッフさんの生活や給与の両方を眺めてみて、「これは休業しよう」と決断したのです

たこ梅分店を開けている理由

実は、私は、全店、休業するつもりでした

そのとき、何人かのスタッフさんが、
「緊急事態宣言や時短要請は、パターンなのでこれからも繰り返します
そんな中でもお店を続けていくためには色んな事をやってみないといけないと思います
来店客さんだけでなく、通行している人へのテイクアウトをやってみたいのです
そうすると2時くらいから7時でやったらどうかと思います
お店(店内)も、おでんの品数も定番にしぼって、さらに立ち飲みにしたら、滞留時間も減って感染防止もできます
もともといろいろ(除菌、空間除菌機設置、換気、検温、パーティションなど)やってますけど
これで、お店開けてもいいですか?」
とプランをもって私のところに来たのです

ここまで考えてくれていたら、「ノー!」という理由はありません
いろいろ考えてくれてるのね!と嬉しく思いましたし、一部、気づいたことは伝えてOKを出しました

昼2時から夜7時で立ち飲み営業中

昼2時から夜7時で立ち飲み営業中

このとき、テイクアウトのしやすさなど、いくつかの要件から、新梅田食道街のたこ梅分店でやってみたいとのことで、本店、北店、東店は休業ですが、分店のみ営業を続けているのです

たこ梅分店(新梅田食道街)は、スタッフさんが、昼の2時から夜7時まで元気に楽しくお店をあけてます!
気軽にのぞいてね!!

おでん、たこ甘露煮のテイクアウトも大歓迎!!

家族の美味しい!楽しい!をお取り寄せで応援します

ところで、1月14日の再度の緊急事態宣言で、「またか、、、」「いつまで?」って気分も落ちがち、、、
自粛自粛でしんどいですしね

関東煮(かんとだき/おでん)12品&サエズリとコロが2串ずつはいった5670(コロナゼロ)セット

関東煮(かんとだき/おでん)12品&サエズリとコロが2串ずつはいった5670(コロナゼロ)セット

そんなときこそ、お家で美味しいものを家族いっしょに食べて、楽しくすごしましょう!!

通販用の関東煮(おでん)荷姿

通販用の関東煮(おでん)荷姿

たこ梅は、お取り寄せの関東煮(おでん)、たこ甘露煮で、お家の美味しい!楽しい!を応援します

お取り寄せはこちらからどうぞ!!
日本一古いおでん屋の味をとどけるお取り寄せ(ネット通販)

The following two tabs change content below.
たこ梅 五代目店主 てっちゃん
大阪の道頓堀で創業180年の「関東煮(おでん)」と「たこ甘露煮」の上かん屋『たこ梅』の雑用係で五代目の てっちゃん(岡田哲生)です さらに百年後も店が続くために取り組んでいる日々の活動を綴ります ところで、ヨガと瞑想を始めました!! おかげさまで、心身ともにエエ感じです

関連記事

4月2日のMBSニュース

今日から「まん防」!協力しても、いつまでも時短は続きます _| ̄|○

日本一古いおでん屋「たこ梅」の 雑用係 兼 五代目店主 てっちゃんです 今日から「まん防」です

記事を読む

ソーシャルディスタンス(社会的距離)

安全に楽しく食べましょう!飲みましょう!!

5月21日に、大阪府も新型コロナによる緊急事態宣言が解除されました 大阪府の緊急時対戦源解除

記事を読む

お店の取り組みを「顧客の旅デザインマップ」の視点で観ていきます

6月の店舗面談、お店の取り組みを「顧客の旅デザインマップ」の枠組みで捉え直します

月に1回、下旬に、その月と翌月のお店の運営や取り組みについての面談を店長さん、店長さんが指名するスタ

記事を読む

たこ梅FUN倶楽部員さんへのビデオレターを制作

たこ梅FUN倶楽部員さんへのビデオレター制作中

日本一古いおでん屋「たこ梅」の雑業係 兼 五代目店主 てっちゃんです 緊急時他制限で休業、時短営業

記事を読む

見ても何なのかわからない関東煮(かんとだき/おでん)

店主どころか、何なのか?見てもわからない関東煮(かんとだき/おでん)登場、、、

世の中には、知らない世界があると言います たこ梅には、店主の知らない関東煮(かんとだき/おでん)が

記事を読む

土を洗ってヘタを切り落とした里芋

小学生のときから大好きな関東煮(かんとだき/おでん)があります!

冬の人気の関東煮(かんとだき/おでん)のトップ2というと、聖護院大根(しょうごいんだいこん)、牡丹牡

記事を読む

「これが美味い!抜群に美味い!」と林修先生

2月6日「林修のニッポンドリル」に 道頓堀 たこ梅本店が登場です

2月6日のオンエアされた「林修のニッポンドリル」の特集はお鍋です 林修のニッポンドリル(フジ

記事を読む

クレジットカード精算機が故障中です

新梅田食道街 たこ梅 分店のクレジットカード精算機が故障中で、ご迷惑をおかけします

ご迷惑をおかけして、もうしわけありません、、、 新梅田食道街 1Fにある たこ梅 分店のクレジット

記事を読む

淡竹(はちく)の関東煮(おでん)

「淡竹(はちく)」の関東煮(かんとだき/おでん)はじめます

日本一古いおでん屋「たこ梅」の 雑用係 兼 五代目店主 てっちゃんです 春というと「竹の子」の

記事を読む

たこ梅スタッフさんのツイート

休業で休みより、お客さんに会える方が楽しい!

日本一古いおでん屋「たこ梅」の 雑用係 兼 五代目店主 てっちゃんです 働くのは楽しい♪ 緊急事

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

follow us in feedly
創業弘化元年。日本一古いおでん屋と言われるようになりました。 多くの作家や文化人にもご愛顧いただいたお店、鯨のサエズリなどの関東煮、たこの甘露煮、 そして錫の杯で、大切な方と粋な一献いかがですか?










PAGE TOP ↑