緊急事態宣言で休業中も、1店舗だけ営業している理由。それは、、、(*゚д゚*)
新型コロナ陽性者数増加にの度に出される時短要請や緊急事態宣言で、創業以来の最大の赤字、経営的には崖っぷちの日本一古いおでん屋「たこ梅」です
緊急事態宣言中は休業を選択
1月14日からの2回目の緊急事態宣言中は、休業することを選択しました
そのことは、先日、産経新聞でも取り上げられました
そのときのことはコチラに書いています
→ コロナでの休業が産経新聞さんの記事になって掲載されたようです
紙面には取材の(紙面のスペースの都合上)一部しか掲載されないので、休業を決めた理由などはこちらのブログをご覧下さい
→ 2/7まで本店・北店・東店は休業、分店はテイクアウト&角打ちを昼2時~夜7時まで
昨日も、日経新聞さんから、休業のことで電話取材を受けました
ひょっとしたら、また、記事に載るかもしれません(わかりませんけど、、、:笑)
たこ梅分店(新梅田食道街)は営業しています
なんか、休業、休業で、取材を受けていますが、たこ梅には、本店(道頓堀)、北店(新梅田食道街)、分店(新梅田食道街)、東店(ホワイティうめだ)の4店舗があり、今回休業しているのは、本店、北店、東店の3店舗です
残る一店舗、新梅田食道街 たこ梅 分店はどうしてるかというと、、、
営業形態を変えて、お店を開けています
それは、、、
【たこ梅 分店(新梅田食道街)】
営業時間:昼2時~夜7時
営業形態:テイクアウト&立ち飲み
(テイクアウトは毎日14:00-19:00/立飲みは平日16:00-19:00・土日祝16:00-19:00に変更してます)
なのです
通常営業時は、営業時間は16:00-22:50(22:30LO)で、店内で注文があればお土産(テイクアウト)注文は受けますが、お店の前を通る方に「テイクアウトやってますよ!」とはやっていません
また、お店は立ち飲みではなく、椅子に座ってカウンターで食べて飲んでいただいています
休業を決断した理由
そもそも、全店舗を休業しようと思った理由は、、、
昨年4月の緊急事態宣言でも、全店舗を休業しました(ネット通販のお取り寄せは営業)
4月の緊急事態宣言のときは、新型コロナの情報が少なく、危ないウイルスかもしれないという認識だったので、お客さん、スタッフさんとそのご家族の命と健康を守るために休業をしました
今回は、新型コロナ事態は、適切に対応すればむやみに恐れるものでもないという認識になっています
ただ、今回の緊急事態宣言では、11月からの時短営業よりも実質2時間営業時間が短く(アルコール提供が9時→7時に)なり
・赤字がさらに拡大する
・スタッフさんの給与がさらに少なくなる
ということから、それを避けるため休業を決断しました
なぜ、休業すると赤字幅がへり、スタッフさんの給与が増えるのかを簡単に説明しておきます
営業時間が短くなると売上は低下します
しかし、営業時間が短くなると言っても、それにかかる仕込み時間はほとんどかわりません
そこにかかる人件費は、営業時間が短くなってもほぼ同じだけかかります
そして、営業時間が短いので売上は下がります
よって、赤字額が拡大します
このとき、休業すると、お店の人件費を休業前どころか時短営業前の通常営業時の給与を支給できます
※実際には深夜割増などが発生しないがありますが、時短によるカットに比べるとわずかです
これは、雇用調整助成金があって、これは、時短で労働時間が減っても支給されませんが、会社の指示で休む(休業)と全額助成(上限1万5千円/日)されるのです
お休みすると、赤字幅減り、スタッフさんの給与が増えるのです
例えば、5.5時間働く夜ホールのパートスタッフさんは、少なくとも@1200円x5.5h=6600円/日でした
これが、11月からの時短では2時間少なくなり、今回の緊急事態宣言だと4時間少なくなります
この場合、休憩時間もないので2時間労働としても2400円/日です
9時までの時短でも厳しかったですが、こういうコロナ禍のときにホッとできる、気分転換できる場であるお店はお客さんにとっても大切だと思いますし営業を続けていました
でも、ほとんどのスタッフさんは、パートさんもふくめ、生活のために働いておられますし、ひとつの例ですが6600円→2400円って、「これないんちゃうか、、、」と私は思ったのです
お店の赤字のこと、スタッフさんの生活や給与の両方を眺めてみて、「これは休業しよう」と決断したのです
たこ梅分店を開けている理由
実は、私は、全店、休業するつもりでした
そのとき、何人かのスタッフさんが、
「緊急事態宣言や時短要請は、パターンなのでこれからも繰り返します
そんな中でもお店を続けていくためには色んな事をやってみないといけないと思います
来店客さんだけでなく、通行している人へのテイクアウトをやってみたいのです
そうすると2時くらいから7時でやったらどうかと思います
お店(店内)も、おでんの品数も定番にしぼって、さらに立ち飲みにしたら、滞留時間も減って感染防止もできます
もともといろいろ(除菌、空間除菌機設置、換気、検温、パーティションなど)やってますけど
これで、お店開けてもいいですか?」
とプランをもって私のところに来たのです
ここまで考えてくれていたら、「ノー!」という理由はありません
いろいろ考えてくれてるのね!と嬉しく思いましたし、一部、気づいたことは伝えてOKを出しました
このとき、テイクアウトのしやすさなど、いくつかの要件から、新梅田食道街のたこ梅分店でやってみたいとのことで、本店、北店、東店は休業ですが、分店のみ営業を続けているのです
たこ梅分店(新梅田食道街)は、スタッフさんが、昼の2時から夜7時まで元気に楽しくお店をあけてます!
気軽にのぞいてね!!
おでん、たこ甘露煮のテイクアウトも大歓迎!!
家族の美味しい!楽しい!をお取り寄せで応援します
ところで、1月14日の再度の緊急事態宣言で、「またか、、、」「いつまで?」って気分も落ちがち、、、
自粛自粛でしんどいですしね
そんなときこそ、お家で美味しいものを家族いっしょに食べて、楽しくすごしましょう!!
たこ梅は、お取り寄せの関東煮(おでん)、たこ甘露煮で、お家の美味しい!楽しい!を応援します
お取り寄せはこちらからどうぞ!!
→ 日本一古いおでん屋の味をとどけるお取り寄せ(ネット通販)
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