アナザーストーリーズ「CD開発“不良社員”たちが起こしたデジタル革命」を見て思ったこと
8月21日にBSプレミアムで、アナザーストーリーズ「CD開発“不良社員”たちが起こしたデジタル革命」がオンエアされました
気になっていたので、録画して、やっと、数日前に見ました
アナザーストーリーズ「CD開発“不良社員”たちが起こしたデジタル革命」
今回のアナザーストーリーズは、CD開発に携わったSONYの技術者たちの話
当時のソニーでは、テレビが花形部署でオーディオもアナログで十分音質が高いとされていて、その精度の高いアナログ機器をきちんと再生させるより優れたスピーカーがあればいい!とされていたそうです
そんな中でのCDというよりもデジタルオーディオ開発、、、
当初(どころか、おそらくCDが馬鹿売れするまでだったんじゃないのかなぁ?)、金食い虫と社内では冷たい目で見られ、いつ解散させられるかわからないようなプロジェクトだったらしい
そのメンバーは、各部署から、才能はあるだろうけど、上司のいうことはきかない不良社員のレッテルを貼られたはみ出し者ばかり、、、
でも、番組を見ていると、開発のためには徹夜も普通だし、残業がひどすぎて、会社からゴールデンウィークは社内立ち入り禁止の沙汰をもらってしまう始末、、、
それでも、その時に会社に行かないと開発が間に合わない
そんなとき、上司が、それをなんとかする
決して、開発を間に合わせるために会社に入れるようにしたんじゃないと思います
開発を成し遂げたい!という社員の気持ち、熱に応えて、その社員と熱を守るために、外圧をすべて受けとめシャットアウトしたんだろうと思います
この場面だったかどうかうろ覚えですが、プロジェクトリーダーの土井利忠さんが、その上司のあり方を見て、こういう「守る」あり方、「無条件の受容」が大切なんだとおっしゃっていたのが印象的でした
また、今の時代からすると異常な残業になるけど、そうやって働けたことに感謝している社員、、、
それが、ほんと、幸せそうなんです
とすると、単に、有休取得や残業時間をカットしようとする今の「働き方改革」って何なの?って思ってしまう
この番組を見ていて、「働き方改革」が必要なんじゃなくて、幸せに生きる中で、働くことの意味を問うことが大切なんじゃないかという気がしてきました
そんなメンバーのひとり、大槻正さんが、「就職はするけど就社はしない」と話されています
ご自身、ソニーを含め、4,5回転職されているようで、70歳を越えた今も現役で技術者としてロボット開発をされています
「就職はするけど就社はしない」という言葉を聞いたとき、何かが、ひっかかりました
「就職はするけど就社はしない」って「そうだよな!」と思う自分がいて、どこが「そう」なのかが、言語化できていないことにひっかかっていました
数日、もやもやしてたんですが、ふと、「これ、自分が役割を果たし続けること」なんじゃないかと思い当たりました
そのとき、その役割を果たす場として会社なりがある
その会社での役割を果たしたら、あるいは、さらに大きな、また、別の役割を果たすことになったら、それにふさわしい場である会社へ移るのかも、、、そんなように思います
実際、これから、仕事をするのではなく、役割を果たす中で、タスクとして仕事が存在するのではないか?という気がしてきています
新しい価値を生み出す要件とは?
この番組を見て、デジタルオーディオという新しい価値が生み出されたんだ!と思います
ただ、どうして、このとき、ソニーはできたのに、他はできなかったのか?
そんなことを考えていました
守られた安全な場で、おもいきり没頭できる仕事、、、というより、やり遂げるものがある状態
それが、まったく新しいものを生み出す要件なのでは?
この番組を見て、そんな気がしています
たこ梅では、新しい価値を生み出し提供していくとき、同じように、こういう状態が必要なんではないかと思います
これ、自分への宿題にしておきたいと思います!!
さぁ、今日も、楽しくがんばります!!(^o^)
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