「奇跡の経営」だけでなく「セムラーイズム」も読んだ方がいい理由(わけ)
7月に、リカルド・セムラーの「奇跡の経営」を購入しました
わりとゆっくり読んでたんですが、その後、続いて、同じく、リカルド・セムラーの「セムラーイズム」も読みました
「奇跡の経営」を読んだ時に感じたこと
先に、「奇跡の経営 一週間が毎日週末発送のススメ」を読んだんですが、そのときは、「えらく、理論的に秩序立ててすすめてる会社だなぁ、、、」という印象でした
スキがないというか、緻密というか、、、
「セムラーイズム」を読んでから「奇跡の経営」についてわかったこと
そのあと、「セムラーイズム」の方を読んでやっとわかったことがあります
これ、わたしの読解力のなさなのですが、奇跡の経営は、書籍が書かれた時点、つまり、セムコ社がかなり進化した組織になった後の状態を前提に、何のためにやっているのか?何が大切なのか?何をどうしているのか?について書かれていたのです
一方、書かれた順番で言うとセムラーイズムの方が先で、リカルド・セムラーさんがセムコ社をついだときは、おもいっきりトップダウン、マーケティングオリエンテッドで、金儲けに邁進する中、いろいろ上手く行かなかったり、セムラーさん自身に疑問が浮かび、それをひとつずつなんとかしていくなかで、組織、会社が変容していったことが、時系列で(私の読んだ限りではかなり)細かくというか、おそらく、正直に書かれています
「奇跡の経営」だけでなく「セムラーイズム」も読むといい理由
私の場合ですが、もし、「奇跡の経営」だけ読んでいたら、「まぁ、いうことはわかるけど、そんなんホンマにできるんかな?」「どうやったら、そうなるんかな?」って「??????」だらけになったと思います
ちょうと、「学習する組織」(ピーター・センゲ 著)を読んで、「これは、スゴイ!これならいける!!」と思ったものの、あの本をいくら読んでも、どうやったら学習する組織になるかという具体的「やり方」は書いてなくて、悩んでいた当時と同じような状況になったかもしれません(笑)
でも、セムラーイズムをよんで、「だから、こうやったのか、、、」「そうなっていったのね!」って、「奇跡の経営」のありようへの道筋が少し見えてきました
「奇跡の経営」の方がよく読まれているようですが、「奇跡の経営」を読んだら、私は、その後で、「セムラーイズム」を読むことを強くおすすめしたという気持ちがあります
その理由(わけ)は、別段、セムラーイズムに「奇跡の経営」に至る答えがあるわけではありません
ですが、「奇跡の経営」でセムコ社の進化した経営の様子を垣間見て、「セムラーイズム」を読むことで、セムコ社が進化していったその変容過程を「なぞる」ことが可能だからです
「奇跡の経営」を読まれた方は、ぜひ、「セムラーイズム」も読んでみてね!!
そして、最後に、奇跡の経営の中で一番好きな言葉を紹介させてください
それは、「奇跡の経営」の309ページにあります
「状況に即したリーダーシップは、どんなに状況が変わろうとも普遍です。それはコントロールを放棄することなのです。」
関連記事
-
-
「発想する会社!」と「コトラーのマーケティング4.0」を読もうかと、、、
いま、気になっている本が2冊あります 「発想する会社!」と「コトラーのマーケティング4.0」
-
-
顧客の旅をストック&フローでスタッフさんに説明する紙芝居を作成しました!
お客さまの進化っていうのか、見込み客さんが、新規客さんに、そして、常連さんに、、、ってありますよね
-
-
シナリオ・プランニングの次に「社会変革のためのシステム思考実践ガイド」を読んでいます
新型コロナで緊急事態宣言下の日本、そして、大阪、、、 1ヶ月間の休業に入ったお店[/capt
-
-
榎本英剛さんの『本当の自分を生きる』出版記念イベント in 大阪 に行ってきました!
先週、榎本英剛さんの『本当の自分を生きる』出版記念イベント in 大阪 に行ってきました 『
-
-
英治出版さん「自主経営組織のはじめ方」をありがとうございます!読みます!
東京の恵比寿に英治出版さんという良書を出し続ける出版社があります たこ梅文庫の書架にも英治出版さん
-
-
「自分を変える気づきの瞑想法」(アルボムッレ・スマナサーラ著)を読んで知ったこと、わからないことなど、、、
2008年9月のリーマンショックから、それまで順調だった売上が下がり始めました それも、ずっと、下
-
-
業績急上昇!建物の防水・塗装の専門会社マツミ 宮脇専務が、学習する組織のことでおいで下さいました!
建物の防水・塗装工事を専門とされ、業績が近年急上昇!うなぎ登りに絶好調の株式会社マツミの宮脇専務が、
-
-
9月の現場会議~その2・行動探求をもっと現場で使うためには?~
おはようございます 昨日は、9月の現場会議で話された「研修が継続的でもっと使うためには?」どうして
-
-
スタッフさんと1月の「これからのリーダーシップ勉強会」に行ってきました!
たこ梅は、ご存じの通り、たこ甘露煮、関東煮(かんとだき/おでん)とお酒をお出しする上かん屋®という飲
-
-
3月の現場会議~成長が垣間見え、行動探求入門セミナーに向けての取り組みも決まりました!~
昨日は、たこ梅の若手スタッフさん中心に毎月1回開催している現場会議の日でした この日は、ひさびさに



















