「子会社を本当に良くしたいと願うあなたに知ってほしいこと」(中土井僚 著)を読みます
U理論の翻訳者、つまり、U理論を日本に紹介したお二人の中のひとりである中土井僚さん
先日、その中土井僚さんから最新刊である「子会社を本当に良くしたいと願うあなたに知ってほしいこと」をいただきました
成人の発達理論と発達指向型組織
ロバート・キーガン教授は成人の発達理論の大家ですが、その成人の発達理論に基づく発達指向型組織(Deliberately Developmental Organization / DDO)を最新刊「なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか」で紹介しています
U理論を日本に紹介された中土井さんですが、昨今は、そこに加えて、この発達指向型組織(Deliberately Developmental Organization / DDO)の研究と組織開発への実践に取り組まれています
中土井さんの会社であるオーセンティック・ワークスさんのサイトで、このDDOについて簡潔にまとめられているので紹介しておきます
発達指向型組織(Deliberately Developmental Organization。略して、DDO)とは、ロバート・キーガン教授(ハーバード大学教育大学院)、リサ・ラスコウレイヒーが提唱する成人発達理論に根差した組織文化を持つ企業形態です。
高収益と超成長文化の両立を果たしている企業を研究対象とし、それらの企業が成人発達理論の原則に適合した形で組織運営がなされていたことから、その特徴を学術的な見地から捉えなおし、体系化しています。
研究対象となった企業はいずれも、企業の業績か、個人の成長かという二者択一で捉える。もしくは、どちらかが優先であるという考えがなく、両社は一体のものとして捉える等の際立った特徴を備えていたことから、その必要性と本質的な意味が紐解かれています。
さらに詳しいことは、オーセンティックワークスさんのサイトをご覧下さい
→ 成人発達理論に根差し、自己変革と成果創出の高度な両立を可能にする発達指向型組織とは?
「子会社を本当に良くしたいと願うあなたに知ってほしいこと」
中土井さんから届いたのが、「子会社を本当に良くしたいと願うあなたに知ってほしいこと」という本です
これから読む本ですが、ザッとページをめくってみると、上手く行かない子会社の運営、状況について、その構造を成人の発達理論、DDOの側面からも紐解かれているようです
「構造」ときくと、私は、システム思考の氷山モデルを思い浮かべます
この氷山モデルをみるとわかりますが(現実の)出来事は、かなり構造に支配されています
ですから、中土井さんの最新刊ですが、子会社が抱える構造、親会社との関係における構造がどのようになっていて、その構造をシフトするためにどう向き合っていくかに興味を持って読み進めたいと思います
どんな風に取り組み、どんな風に現場(子会社)で実践していくのか、、、その辺りも注目しながら読んでいきます!
関連記事
-
-
商業界2018年12月号「顧客と継続的な関係を築くサブスクリプションの考え方」が載ってまして、、、
商業界2018年12月号が、11月1日に発売になりました そのなかに、たこ梅がお世話になっているワ
-
-
ワクワク系マーケティング実践講座2018に参加する髙羽さんに参考図書をプレゼント!
一昨年から、年に2人ずつ、ワクワク系マーケティング実践講座に行ってもらってます ワクワク系マ
-
-
「U理論の基本と実践がよ~くわかる本」(中土井 僚 著)をいただきました!
2008年のリーマンショックを機にそれまで順調であって売上が下がり続けるようになりました そのとき
-
-
そうだ!現場面談やろう!!3月から始まりましたぁ~
毎月やってるいわゆる定例の会議っていうのが、たこ梅には2つあります ひとつは店長会議で、もうひとつ
-
-
最近読んでるのは「疲労社会」と「透明社会」(ビョンチョル・ハン 著)です
日本一古いおでん屋「たこ梅」の 雑用係 兼 五代目店主 てっちゃんです 最近、ときどき哲学関係
-
-
新人の深澤さん、休憩時間に勉強!!、、、してるの?
昨日の夕方、道頓堀の たこ梅本店に寄りました ちょうど、4時過ぎで、休憩の時間です ん?休憩
-
-
働く大人のための「学び」の教科書(中原淳 著)を買っちゃいました!
私、最近では、お店の経営のベースに「学習する組織」と「成人発達理論」をおいています 学習する
-
-
「知識創造経営のプリンシプル」(野中郁次郎・今野登 著)は、すごく面白い!!
2,3週間まえから、「知識創造経営のプリンシプル」(野中郁次郎 今野登 著)を読んでいます わりと
-
-
システム思考の氷山モデル図を描きかえました!その理由は、、、
よくスタッフさんとの面談や会議で、システム思考の氷山モデルが登場します 例えば、普通にスタッフさん
-
-
「行動探求(Action Inquiry)」(ビル・トルバート 著)を再読している理由(わけ)は、、、
以前読んだ本をまた読んでいます ザーッ!と流し読みに近いんですが、読んでいます 私、同じ本を