KAIKA Awards 2018「KAIKA賞」をいただきました!
2月20日、「ちょっと、おいで!」と呼ばれたので東京に行ってました
KAIKA Awards 2018 に行ってきました!
東京のどこに行ってきたのかというと、、、
赤坂インターシティっていうでっかいビルに行くんですが、霞ヶ関前駅から徒歩5分くらい、初めて首相官邸前を通過してやっと到着!
ところで、何のために行ったかのかというと、、、
日本能率協会(JMA)さんが、毎年、表彰されている「社会価値を生み出す持続的な経営・組織・人づくりを行っている取り組みを称え、紹介するための表彰制度『KAIKA Awards』」に出席するためです
今回は、道頓堀 たこ梅本店のコナン君(和田店長)、新梅田食道街 たこ梅北店のジョン・トラボルタ(安藤店長)の3人で行ってきたのです
KAIKA Awards 2018 「KAIKA賞」受賞
今回、たこ梅は、「スタッフさんの内的・外的の両面の成長をサポートし、組織として成長する」というテーマでエントリーして「KAIKA賞」をいただきました!
この賞は、たこ梅のスタッフさんが、足かけ10年にわたって一緒に取り組んでくれたひとつの結果です
スタッフさん、ひとりひとりに心から感謝しています!
ありがとうございます!!
ただ、これがゴールでもなんでもありません
これからも、百年後も、われわれがいなくなっても、お客さまが集う場であり、お客さまに喜びを提供することを喜びとなすスタッフさんがいて、環境はいろいろ変わっても、そのたびに向き合っていくスタッフさんがい続ける、学習する組織の構築を続けていきます
KAIKA Awards へのエントリー骨子
ところで、今回のエントリー「スタッフさんの内的・外的の両面の成長をサポートし、組織としても成長する」ってどういうものなのか?
簡単にですが、説明させて下さいね
これは、スタッフさんの内的成長、いいかえると主として垂直方向の成長である発達を促すことで、組織としての発達もしていく
これは、相互に影響し合いながら起こることなので、そんなことに取り組んでいます!というエントリーなのです
学習する組織を構築することを平成22年4月に決めてから、これに取り組んでいますが、学習する組織を目指すと言うことを別の側面から見ると、組織の発達と捉えられます(と私は理解しています)
よって、学習する組織を促進するには、成人発達理論からのアプローチ、手法も取り入れることがとっても有効
たこ梅では、成人発達理論の大家ビル・トルバート博士の開発された「行動探求(Action Inquiry)」を取り入れています
実際には、行動探求だけではなく、いくつものテクノロジーを組み合わせてつかっていて、そのあたりのこともエントリーでは詳しく書かせていただきました
どんなテクノロジーをつかっているかというと、、、
たこ梅では、学習する組織を構築する、、、それも、現場の実践を通じて創ることを大切にしています
それで、コトマーケティング、ワクワク系マーケティング、ランチェスター戦略、会議ファシリテーション、人事評価制度、コーチング、MQ会計、行動探求、NVCなどを組み合わせて活用しいるのです
これらは、学習する組織の構築におけるOS(オペレーティングシステム/基盤)に当たるもの、ベーステクノロジーにあたるもの、アプリケーションテクノロジーにあたるものとして、3種類(3段階)に分けられます
(この分類は、われわれが活用する上で理解しやすいので、便宜的にわけているものです。各々のテクノロジーは、OS的な機能やベース的機能、アプリケーション的機能をさまざまな深さで保有していることをお断りしておきます)
・OS(オペレーティングシステム/基盤)に当たるもの
- 行動探求(Action Inquiry/成人の発達理論)
- NVC(非暴力的コミュニケーション)
・ベーステクノロジーにあたるもの
- 会議ファシリテーション
- 人事評価制度
- コーチング
- MQ会計
・アプリケーションテクノロジーにあたるもの
- 価値を伝えるPOP(コトマーケティング)
- ランチェスター戦略
- ワクワク系マーケティング
受賞内容と講評について
受賞内容、講評につきましては、KAIKA Awards さんのサイトに掲載されていますが、ちょっと、そこから引用させていただきます
受賞テーマ:「スタッフさんの内的・外的の両面の成長をサポートし、組織として成長する」
概要:
・170年以上続く「おでん屋」の同社は、「お客さんが親から子、先輩から後輩、友から友へ、つながる!そんな場として百年後も、存在しているようにすること」を目指し、2010年に組織テーマを「学習する組織」と定め本格的に活動をスタート。「学習する組織」構築の構造と手法を、3つの枠組みに整理し、研修が実践されるシステムにより個の成長を促進。自律的に稼働する組織に成長することで、社会の変化や事業継承にも対応しうる組織へと変化を遂げている。
・9年に及ぶ取り組みの成果は、店舗運営の考え方・理解が共通認識され、共通言語で意見が述べられるようになったことや、社員の自主性が向上することとして現れており、業績はもとより多種イベントの実行と顧客との繋がりの強化や広がりなどへと展開している。
評価:
縦・横・斜めにつながるネットワーキング型の仕組みは、特別なリーダーシップがいなくても、なぜか動くような仕掛けであるが、本事例は、価値観をシェアして自ら動けるような仕組みを店主がつくり、従業員が活かしている。飲食業はホスピタリティ産業であり、サードプレイスである。食品を提供するだけではなくコミュニティをつくっている場所である。「(商品・サービスや顧客との関係性における)伝統を守るために創造的である」ということを目指しているように思われる。経営管理上の種々の着想を現実のものとするため,綿密な対話の文化が構築されている。また本活動に関する資源投資は非常に大きいものと考えられるが、人の流動が激しい飲食業界の小規模事業所においては能動的で進んだ取り組みといえる。
他業界と比べて離職や長時間労働が多いといわれる飲食業界において、たこ梅の従業員たちは、「毎日出勤するのが楽しみでしょうがない」と語っている。こうした取組みからくる従業員のやりがいや、仕事への意識改革が他の飲食業界へも波及させる必要があろう。
帰りは新幹線で「ふりかえり」です
授賞式のあと、午後からは、併設の KAIKA Awards 2018 併設シンポジウム を3人で聞いて、終わると17時過ぎ、、、
急いで東京駅へ戻り、たこ梅の各店への Wada’s choice お土産と新幹線のなかでのふりかえりの友もゲットします
うーーーん、ちょっと、choice し過ぎ?(笑)
そして、新幹線の中では、たっぷり2時間以上、「KAIKA Awards 2018」のふりかえりを3人でやってました
ふりかえりといって、単に、どう思った、何が良かっただけでなく、それを今の店に活かしたら?置き換えたら?ということを対話します
そうすると、自然と、話が展開していって、「あーーー、そういうの出来るよね!」っていうのが出てきたりします
この日も、いろいろ面白いネタが生まれましたよ!
さぁ、また、次のステップにむかって、スタッフさんと一緒に進んでいきます!!
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