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今月も、スタッフさんと行動探求(Action Inquiry)やってます!

今年の3月、前編と後編の2回にわけて、正社員さんに、行動探求(Action Inquiry)の入門講座を受講していただきました

松本さんの事例をロールプレイング中です

松本さんの事例をロールプレイング中です

その時の様子は、こちらのブログをご覧下さいね!
行動探求入門セミナー(前編)
行動探求入門セミナー(後編)

セミナーを受講すると、ちょっと、勉強して賢くなった気がします、、、
でも、それを普段の仕事の中で使っていかないと、身についていきません
それで、4月から、月1回は行動探求することになりました

今月も、スタッフさんと一緒に行動探求です!!

行動探求って、実際に何をやってるのかというと、、、

一緒に行動探求って、実際には、どんなことするかというと、、、

「会話のふりかえりシート」と「難しい会話のマトリックス」シート

「会話のふりかえりシート」と「難しい会話のマトリックス」シート

まず、うまく行かなかった相手との会話を「会話のふりかえりシート」に記入します
それをもとに、実際に、どんな結果があって、それはどんな行動からなのか、その後ろにはどんな前提やメンタルモデルなどの枠組みがあるのか、、、を紐解いていきます
そして、次ぎに、望ましい枠組みはなんだろう?そこから行動するとどういう行動を起こす事が可能となり、望ましい結果にたどりつくだろうか?と探求していきます

と、簡単そうですが、実際には、どんな枠組み(意識・無意識の前提やメンタルモデル、意図など)があるのを見つけるのが、なかなかに大変です
特に、本人さんにとっては、その枠組みは、自分にとっては、たいがい意識すらしていな当たり前!当然すぎるものばかり、、、
ですので、はめているコンタクトレンズを見ろ!くらい難しいんです

それで、たいがいは、だれかと二人一組になって、相手のサポートを得ながら見つけていきます

7月も行動探求やってます!

さて、今月、7月も、月が変わると同時に、正社員さん、おひとりずつ、順番に行動探求をやってます
昨日も、何人か、この行動探求をやりました

おひとりは、お店のスタッフさんとのうまく行かない状況の会話だったんですが、どんな枠組み(意識・無意識の前提、メンタルモデル、意図など)があるのか?がなかなかみつからない
正確には、見つからないと言うより、だいたい「それらしい」ものは見つかってはいるんですが、当たらずといえど遠からず、、、状態で、モヤモヤしていました

そんな中、突然、ひらめいて、「これじゃないか!」っていうある『無意識の前提』が、出てきたんですが、その瞬間、そのスタッフさんからは、「あーーーーーーっ、、、、」という(声というより)音が漏れます

その『無意識の前提』が見つかってみると、その時の会話で、そう話したり!そのように思ったり!するのが、そうなって当然というのが見えてきました
それだけでなく、今回見つかった無意識の前提は、そのスタッフさんにとって、相当に強力で、普段、「なんで、そうすんねん!!!」って思ってた事も、その前提から出てきているものが多かったのです

こういう強力な無意識の前提が見つかると、普段の行動に及ぼす影響が大きく、完全に2次ループ学習が効いてきます
いや、見つかってよかったです!(^o^)

道頓堀 たこ梅本店の和田店長と行動探求です

道頓堀 たこ梅本店の和田店長と行動探求です

昨日の最後は、道頓堀にある たこ梅本店の和田店長とでした
和田店長とも行動探求する中で、相手の人との間で、何を大事にするとうまくいくのか?というものが見つかりました

見つかったからと言って、すぐそうできるかどうかはわかない、、、というか難しい面もあります
というのも、長年、自分がそれこそ長年『普通』にやってきた事を変えていこう!というのですから、ついつい、これまで通りにやっぱり『無意識』でやってしまう!ということも、よく起こります

ただ、その時にも、結局、うまくいかないので、「そっか、あれか、、、」って、ふりかえることができるし、そのうちに、「しまった、、、」と出来事の途中で気づいて、行動を修正したり変化させる事もできるようになります

最終的には、未然に、そういう出来事は防がれて、違う行動を取る事ができるようになります
というか、それを目指しているんですけどね!(^o^)

「難しい会話のマトリックス」のフォーマットは強力です

毎回、スタッフさんが持ってきてくれる「会話のふりかえりシート」を元に、「難しい会話のマトリックス」を一緒につくっていって、現在の枠組み(意識・無意識の前提やメンタルモデル、意図など)を見つけ、そこから、望ましい枠組み、行動、結果につなげていく中で思うのは、この行動探求で使用する「難しい会話のマトリックス」というフォーマットが『強力』だということです

この「難しい会話のマトリックス」というフォーマットを使う事で、通常では見つからない、、、どころか、まったく意識できるはずもない自分の枠組み、意識・無意識の前提、メンタルモデルや意図などが、明確に見つかっていくんですから、、、

やっぱり、ビル・トルバート博士が企業で行動探求(Action Inquiry)する実践の場で培われて来た知恵がつまっているんでしょうね
たった6つの四角に切られた表なんですが、これが、魔法の表なんです(笑)

「行動探求(Action Inquiry)」(ビル・トルバート著)

「行動探求(Action Inquiry)」(ビル・トルバート著)

行動探求(Action Inquiry)のことが気になったら、そのものずばり「行動探求(Action Inquiry / ビル・トルバート著)」という書籍が発売になっているので、ぜひ、読んでみて下さい

それから、日本では、この本を翻訳された小田理一郎さんの会社であるチェンジ・エージェント社さんが、行動探求(Action Inquiry)のセミナーを東京と大阪で開催されているので、こちらに参加されるのもいいと思います

行動探求ワークシートと格闘中!

行動探求ワークシートと格闘中!

私も、今年の2月に、そのセミナーに参加して、脳みそ振り絞ってきました(笑)

4つの体験領域と1次、2次、3次ループの学習

4つの体験領域と1次、2次、3次ループの学習

そのセミナーの様子については、以前書いたブログに詳しいので、よかったらご覧くださいね
「学習する組織」を導くリーダーシップ~行動探求~に行ってきました!

行動探求のセミナースケジュールは、チェンジ・エージェント社さんのサイトをご覧下さいね!
→ チェンジ・エージェント社さんの公式サイト

これからも、スタッフさんと一緒に、行動探求(Action Inquiry)を続けながら、2次ループの学習をすすめていきます!
これが繰り返される事で、スタッフさんおひとりおひとりの発達がうながされ、当然、2次ループ以上の学習がどんどん増え、気づいたら、学習する組織になってるかもね!!

楽しく、スタッフさんと一緒にがんばりまーーーーーーーす!!(^o^)v

 

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