9月もスタッフさんと行動探求スタート!来月からはステップアップか!?
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行動探求・メンタルモデル, 成長・発達, 学習・研修&セミナー, 面談・コーチング, 求人・採用・教育
毎月、だいたい月の上旬に、正社員さんとはコーチング、ホールのパートさんとは面談をやってます
9月も1日から始まりました!
早速、6名のスタッフさんとコーチングや面談でした
4月からコーチングでは行動探求やってます!
3月に、正社員さんを対象に成人の発達理論をベースとしたビル・トルバート博士の行動探求(Action Inquiry)の入稿講座を前編、後編に分けて開催し、受講していただきました
その行動探求入門講座の様子はコチラのブログで!
→ 行動探求入門講座(前編)
→ 行動探求入門講座(後編)
この3月の入門講座後、毎月、1回コーチングの時間に行動探求(Action Inquiry)の「難しい会話のマトリックス」っていうのをやってます
正社員さんとのコーチングの時間では、「会話のふりかえりシート」に実際にあった上手く行かなかったときの会話を書き出し、これを持ってきます
これを元に、次は、わたし(コーチ役)と一緒に「難しい会話のマトリックス」を順番に埋めていきます
枠組み(前提・メンタルモデル)を見つけるには?
実際の結果→行動→枠組みとマスを埋めていきますが、実際の「枠組み」を見つけるのが、なかなかにタイヘンです
この枠組みには、意識している前提もあれば無意識のうちにつかって前提もあるし、メンタルモデルなんぞもふくまれます
実際には、自分がそんな枠組みを使ってるとは気づかずに自動運転で、判断や行動しているため、どんな前提が実は働いていたのかを見つけるのが至難の業です
本人が自分自身で見つけるのは、ほぼ、不可能と言っていいと思います
なぜなら、無意識のうちに、当たり前のこととしてやってしまっていることを見つけないといけないから、、、
ただ、本人には当たり前過ぎて見えない枠組み(前提・メンタルモデル)ですが、他人からは、結構、見えやすい、、、という特徴があります(絶対じゃないですけどね)
それで、だれかがコーチ役になって一緒に、難しい会話のマトリックスをするのが効果的なんです
そして、その枠組みをみつけたら、望ましい結果にいたるために、あらたな望ましい枠組みを見つけ、そこから行動していくようにしていきます
そうすることで、実際の行動をみつめる「探求(Inquiry)」と新たな枠組みに基づく「行動(Action)」につながっていきます
ここで初めて、行動だけを変化させる1次ループ学習から、枠組みから変化させる2次ループ学習に進む事が出来ます
この1次ループ学習と2次ループ学習については、実例を踏まえて、この前ブログにも書いていますので、興味がある方は、コチラをご覧下さいね!
→ 滋賀ダイハツ販売さんの視察研修に行って、物置場の整理でマネる!と語ったスタッフさんの理由に驚きました!
3月の行動探求入門講座が終わってから、毎月、私がコーチ役となって、スタッフさんと難しい会話のマトリックスシートを使った行動探求をやってきました
で実は、私が、7月頃に気づいたことがあります、、、
それは、私が、相手の前提を見つけることが上手くなってきた!ってこと
実際には、普段、前提なんぞ意識するわけもないのですが、なにかのとき、たまーーーにですが、「あれ、いま、○○な前提をつかってた?」って気づくことが起こりました
ホント、まれになんですが、これってスゴいことで、それまでは、一切、そんなことに気づかなかった、、、つまり「0(ゼロ)」だったのが、気づくことが起こるようになったんですから、、、
なんで、自分の前提に、稀(まれ)とはいえ、気づくことができたのか?
そんなことを考えていて、わかりました!!
単純ですけど、うちのスタッフさんが、行動探求をするのは、ほぼ月1回ですよね
ところが、私は、正社員さんの人数分だけ、毎月、行動探求をするわけです
そりゃ、回数が多い方が上手になって当たり前、、、
スタッフさんが、行動探求を相互サポートできる仕組みに移行していきます
このままのやり方で行動探求を続ける方法もあります
別に、悪いわけではありません
ただ、そうすると、私がいないと行動探求できないシステムになっていきます
行動探求に関しては、たこ梅において、私が、ハブの中心になってしまいます
それでは、私が病気になったり、いないと行動探求できないし、今の体制では、各々のスタッフさんと月1回やるのが精一杯、、、
で、決めました「ハブからウェブ」へ移行します!!
行動探求を私が中心となっているハブ構造から、スタッフさんがお互いに相互サポートしながら行動探求できるウェブ構造に移行します
9月の行動探求の時間の時に、すでにスタッフさんには伝え始めていますが、次のようなステップで、相互サポート出来るようにしてこうと考えています
【行動探求の相互サポートへのステップ】
Step 1)私がコーチ役となって行動探求する
・スタッフさんは、上手くいかなかった出来事の「会話のふりかえりシート」を作成して持参
・スタッフさんと一緒に難しい会話のマトリックスに取り組む
Step 2)まず、自分で行動探求し、コーチングの時間にサポートする
・スタッフさんは、上手くいかなかった出来事の「会話のふりかえりシート」を作成
・店の別のスタッフさんがコーチ役となって難しい会話のマトリックスに取り組む
(全部がうまらなかったり、マトリックスを埋めたもののしっくりいかない場合が多いと想定される)
・コーチングの時間に、会話のふりかえりシート、難しい会話のマトリックスを持参に、さらに深める
Step 3)お店のスタッフ同士で相互サポートしながら行動探求をする
・そして、上手く行かない、しっくりこないと感じたときは、私がサポートする
現在までは、ここでいう Step 1 の状態です
これを来月からは、まず、自分で上手く行かなかった出来事の会話のふりかえりシートを書き(ここはこれまでと一緒)、そして、他のスタッフさんにコーチ役になってもらって、難しい会話のマトリックスに取り組みます
こうすることで、コーチ役のスタッフさんが、相手の枠組みを見つける、捉える力が、だんだんと醸成されていくと考えています
さて、これをやったばあい、当分は、うまく枠組みがみつけられなかったり、なんとか、マトリックスは完成したものの、イマイチ、しっくりこない、、、腹落ちしない、、、なんてことが起こる場合が多いと思われます
それで、そこはコーチングの時間に、私と一緒にさらにブラッシュアップしていきます
言い換えると予習をしておいて、講義を受けると課題部分がすでに明確になっているので、そこを中心に学ぶことが出来て、学びが深くなるのと同じ効果が得られる事を期待しているのです
この段階をしばらく続けるうちに、スタッフさん同士の行動探求のレベルが上がっていきます
そして、最終的には、スタッフさん同士が相互サポートで行動探求できるようになっていく未来を創造していこうと思っています
これが、行動探求のハブ構造からウェブ構造への進化です
行動探求の狙い
ところで、なんで、行動探求(Action Inquiry)をするのかというと、それは、これを積み重ねることで、時間はかかりますが、発達段階が上がっていくからです(って、ビル・トルバート博士の「行動探求」の本に書いてありました)
発達段階が上がると何がいいか?
それは、同じ出来事に遭遇しても捉え方が、より俯瞰にみられるとか、起きている出来事をもたらしている構造に目が向くとかします
そうなることで、より根本的な対応が可能になっていきます
別のいい方をすると、より、影響力が大きい行動を取ることができるとも言えると思います
まぁ、そんなこんなで、行動探求(Action Inquiry)を地道に続けていきます!!(^o^)v
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