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新人のパートスタッフさんに行動探求の入門レクチャーです

毎月1回、正社員さん、ホールパートスタッフさんと、行動探求(Action Inquiry / アクション・インウワイアリー)のセッションをやっています

行動探求セッションをする理由

何をやるのかというと、そのスタッフさんにとって不愉快や不都合な出来事を持ってきてもらって、その不愉快や不都合と感じるのには「何があるのか?」を紐解いていきます
そうすることで、自分自身の中にあって、でも、無意識で気づいていなかった枠組み(前提やメンタルモデル)に気づくことができ、さらに新たな枠組みを構築して、そこにシフトできると、同じ出来事に対して全く異なる行動をとるようになり、望ましい結果が訪れます

「行動探求(Action Inquiry)」(ビル・トルバート著)

「行動探求(Action Inquiry)」(ビル・トルバート著)

そうすると、出来事の見え方が変わっていって、実際には、だんだん、物事を広く見えるようになるとか、見えなかった出来事同士の関係を理解できるようになるなどの変容が起きます
そういうスタッフさんが増えると、自然と仕事もうまくいくし、楽しくなっていきます
それで、行動探求のセッションを行っているのです

行動探求の入門レクチャー

先日、新人パートスタッフさんに、行動探求の入門レクチャー、つまり、基本的な部分をお伝えする時間をとりました
これ、私と一対一でおこなります

3年前、行動探求のセミナーをされているチェンジ・エージェント社さんに、たこ梅の正社員さん用にカスタマイズした入門編をつくってもらって、正社員さんには受講してもらっています

行動論理の探求は、相互のサポートが重要!!

行動論理の探求は、相互のサポートが重要!!

そのときの行動探求入門セミナーのことは、こちらのブログをご覧下さいね!
行動探求入門セミナー(前編)
行動探求入門セミナー(後編)

パートスタッフさんやその後に入社された正社員さんには、私が、その時の資料も使いながら(社内で使う許可はもらってますよ)行動探求入門のレクチャーを行っているのです

まず行動探求セッションを体験してもらう

さて、いつもは、行動探求入門編の資料を開きながら、レクチャーをスタートします
そして、レクチャーを終わった後、つまり、その翌月から、実際に起こった不愉快、不都合な出来事を持ってきてもらって、それを「難しい会話のマトリックス」(学習経路の6グリッド)シートを使って紐解いていくことをやっています

難しい会話のマトリックスと1次ループ、2次ループの学習

難しい会話のマトリックスと1次ループ、2次ループの学習

 

ただ、毎回感じていたことがあって、それは、最初のレクチャーではなんとなくしか伝わっていないということです
そりゃまぁそうで、初めて聞くような考え方で、実体験と結びついていないので無理ないと思います

でも、今回、ちょっとやり方を変えてみました
初めに、一回、行動探求のセッションをやって、どういうものなのか?何が起こるのか?を体験してもらってから説明、レクチャーをしたらどうだろうかと思ったのです

東店のホールパートさんに行動探求のレクチャー

東店のホールパートさんに行動探求のレクチャー

で、実際にあった不愉快だったり不都合だった出来事を話してもらって、難しい会話のマトリックスを作成しました
やってみると、3つの枠組みがその時みつかりました
そして、3つ目の枠組みを紐解いたとき、いきなり、笑いだしたのです

2月13日のあるスタッフさんとの行動探求セッションで、そのスタッフさんも自分の枠組みが見つかった瞬間笑いだされましたが、これ、ちょくちょくあることで、なぜか、笑いだす人(場合)があるのです
2月13日のブログはこちらです
→ 行動探究(アクション・インワクワイアリー)で起こる「ある事」とは?

さて、ホールのパートスタッフさんですが、笑い終わったあと、「そういうことだったんですね!これまで、ずっとこれだったんですね」と腹に落ちたようです

体験後に入門編をレクチャーしました

そのあと、いつも通り入門編をレクチャーです

各発達段階の行動論理と特徴、分布

各発達段階の行動論理と特徴、分布
チェンジ・エージェント社さんのサイトと本の掲載データより作成

行動探求は成人発達理論がベースにあるので、発達段階のことや行動論理(Action Logic / アクション・ロジック)のことなどもお話しします

行動論理ボックス ※画像はチェンジ・エージェント社のサイトから拝借

行動論理ボックス
※画像はチェンジ・エージェント社のサイトから拝借

そして、1次、2次、3次ループ学習のことも簡単にですがお話ししました

1次、2次、3次ループの学習

1次、2次、3次ループの学習

こういうのって、実際にやりながら、体験しながら、そこでふりかえって学習することで体験と理論がつながって理解が深まり、次の行動に活用できるようになるものですから、レクチャーでの説明は、用語に親しんでもらうくらいのつもりでやっています

最後は宿題の映画鑑賞

今回は、まず、実際に行動探求セッションを体験してもらい、そして、入門編をレクチャーしました
次回からすぐに行動探求セッションをするのではなく、その前に、もう少し、成人発達理論、行動論理について理解を深めてもらうことにしています

それで、宿題を出しました!

それは、、、

映画「県庁の星」のDVD

映画「県庁の星」のDVD

県庁の星という織田裕二さん、柴咲コウさん主演の映画DVDを観ておくこと

いや、普通のレンタルビデオと同じように楽しく見てもらうだけどいいのです
それで十分

映画のDVDを見ることで何があるのか?
まぁ、それは、次回の行動探求の時間にわかります

ここで詳しく書くと、新人パートスタッフさんの楽しみが半減するので、まだ、ナイショです(笑)
なんにせよ、楽しく、行動探求セッションをすすめていきます

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創業弘化元年。日本一古いおでん屋と言われるようになりました。 多くの作家や文化人にもご愛顧いただいたお店、鯨のサエズリなどの関東煮、たこの甘露煮、 そして錫の杯で、大切な方と粋な一献いかがですか?










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