「事故」と「事件」の違いとは?
公開日:
ワクワク系マーケティング, 学習・研修&セミナー
先週、たこ梅の若手スタッフさん中心の10月の現場会議でした
今年の5月から、会議の前に2時間、ワクワク勉強会というものをやっています
ワクワク勉強会とは?
ワクワク勉強会というのは、たこ梅が参加しているワクワク系マーケティング実践会の会員に毎月送られてくる情報誌をつかってやってる勉強会です
毎月の情報誌には、ワクワク系マーケティングを実践している会員さんが自分の成功事例や失敗事例を投稿していて、その中から、5-8件前後の事例が紹介されて掲載されています
この情報誌をテキストに、アクティブ・ブック・ダイアローグ®形式で勉強会をしています
勉強会のメンバーが、情報誌の実践事例をひとりひとつずつ担当し、それを簡潔にまとめて発表
そして、気になる箇所、わからないところ、もっと知りたい部分などについて対話しながら学びを深めていきます
ワクワク勉強会の詳しいやり方など、以前、ブログに書いているので、興味のある方はコチラをご覧下さい
→ ワクワク勉強会(仮称)をABDで初開催、続いて5月の現場会議に突入!!その結果、、、
「事故」と「事件」の違いとは?
10月の現場会議の時のワクワク勉強会の対話のテーマとして、
「事故」と「事件」の違いとは?
が、ありました
これは、ワクワク系マーケティング実践会の会員さんで、パンを販売されているお店があります
食パンが人気で、焼ける数を増やそうとワクを買いに行ったら、お店で使っている1斤半はなく1斤しか売ってなかった
まぁ、とりあえずこれでいいやと買って帰って焼いてみると、、、
これが、なぜが、ひっついてしまって食パンの一部がちぎれてしまう
このとき、ワクワク系の「事故」と「事件」というのを思い出して、事故ではなく事件として見てみたら、、、
と考えてみると、ここからヒット商品につながったという事例が紹介されていました
で、ワクワク勉強会のメンバーさんから、「事故」と「事件」の違いとは?という問いが出て、これについて対話していくことになったんです
「事故」と「事件」は、そのまま見るか、ひそんでいるものを見るか
ワクワク勉強会の対話のなかで、われわれが勉強会の中で、こうじゃないか?と理解した「事故」と「事件」の違いはこのような感じです
今回の実践事例でいうと、焼き上がった食パンを取り出すときにちぎれてしまう、、、
これ、一般的には、単なる失敗作です
世間の基準では失敗ですよね
でも、この世間でいう失敗に「ひそんでいる」何かを見いだせたら、、、
そこには、価値があったり、次ぎにつながるアイデアがあったり、その失敗を生み出す本質的構造を発見できたり、、、
事件って、なにかが「ひそんでいる」もので、それを刑事や探偵が、それを暴きだすんですよね!(^o^)
事故・・・「しょーがないな」で終わり/世間の基準で、失敗を失敗と見る、そして、失敗=ダメ
事件・・・「探求」する/失敗という出来事の中にひそむ、価値、アイデア、構造などを見いだす
事故では単なる失敗でダメで、「しょーがないな、、、」で終わりです
事件なら、そこに何があるのか?という「探求」が始まります
そこにひそむお客さんにとっての価値を暴きだし(見いだし)て、その価値をお客さんに提供して喜んでもらえるように転換することが可能になります
「やっちゃった、、、」と思っても、それを事故、つまり、単なる失敗(=ダメ)で片づけるのか、事件としてそこに潜む価値を見出すのか、、、
たこ梅は、スタッフさんと一緒に学びながら、事件からひそむ何かを見出していきたいと思います!(^o^)v
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