*

春だけの味わい!「飯蛸(いいだこ)の甘露煮」を始めました!!

公開日: たこ甘露煮, 季節・旬

170年以上前から、毎日、毎日、瀬戸内のマダコを大釜で甘露煮にたいています
今朝も、もちろん、タコたいてますよ

でも、大釜の様子が、いつもと、ちょっと違ったんですよ

飯蛸(いいだこ)っていうかわいいタコがいます

美味しいタコといえば、まず、上がるのが真蛸(マダコ)ですよね
大きくなると4kgくらいにもなるんだとか、、、
たこ梅で使うのは、1~2kgくらいのしっかり身の締まってうま味がつまった瀬戸内のマダコです

同じマダコの仲間でも、もっと小さくてかわいらしいタコがいます
それが、イイダコちゃんです
大きくなっても、15cmくらいのちっちゃなタコ!!

飯蛸(いいだこ)

飯蛸(いいだこ)

この飯蛸、メスが、この春時分だけアタマに卵をいっぱいもちます!
その卵がちょうど米粒サイズで形も大きさもソックリです
これをたくと、透明な卵が白っぽくなって、たきたてご飯と間違えるくらい、、、

そうなんです!
ご飯(のような卵)をもってるタコなので、メシのタコと書いて飯蛸(いいだこ)っていいます
昔は、ご飯のことを飯(イイ)と言ってましたからね

弥生人も飯蛸を蛸壺漁でとっていたグルメだった!?

ところ、大きなマダコと違ってイイダコは、海の浅いところに住んでいます
だから、マダコよりも、飯蛸の方がとりやすいといえば、とりやすいです、、、
実は、素焼きの土器ができた弥生時代には、すでに飯蛸の蛸壺漁が行われていました

飯蛸の蛸壺漁(天下茶屋遺跡)

飯蛸の蛸壺漁(天下茶屋遺跡)

大阪の天下茶屋から、2010年に弥生人がイイダコを蛸壺漁でとっていた遺跡が発掘されています
結構、弥生時代、古墳時代の人も、グルメだったんですね!(笑)

春限定「飯蛸(いいだこ)の甘露煮」を始めました!!

さて、この飯(イイ)とよばれる卵をいっぱいにもったメスのイイダコだけを厳選!!
毎年、春の1ヶ月から1ヶ月半くらいだけの限定ですが、これを甘露煮に仕上げた「飯蛸の甘露煮」をお出ししています
今年も、今週から始めましたよ

飯蛸(いいだこ)の甘露煮i

飯蛸(いいだこ)の甘露煮

この「飯蛸の甘露煮」、お酒が特によく会うので、お酒が好きな方におすすめです!!
てっちゃんも、普段はビールですが、「飯蛸の甘露煮」の時は燗酒でやってます(^o^)v

 

関連記事

今年の梅酒を漬けています

今年も、古城梅と焼酎、氷砂糖だけの自家製梅酒をつけました!来年用です!!

6月というと梅の季節ですね 今年も、綺麗な梅の実が出始めています だから、早速、来年に向けて

記事を読む

マダコを初釜でたいています

たこ梅の1月2日の初釜は、大釜でたく「たこ甘露煮」です

1月2日は、書き初めやお茶、お花など、芸事の始まりの日です 日本一古いおでん屋「たこ梅」も、初釜で

記事を読む

あまから手帖「酒場遺産(レガシー)」2017年3月号

あまから手帖「100年続いてほしい酒場遺産特集」2017年3月号で、道頓堀 たこ梅本店を取り上げていただきました!

今、発売中の関西の食文化を発信する月刊誌「あまから手帖」2017年3月号は、「100年続いてほしい酒

記事を読む

たこ甘露煮の出来上がりに近づいてきました

今年も徹夜で、年末年始用「たこ甘露煮」をたきあげました

日本一古いおでん屋「たこ梅」の 雑用係 兼 五代目店主 てっちゃんです たこ梅は、毎年、12月

記事を読む

牡丹牡蠣(ぼたんかき)の関東煮(かんとだき/おでん)

「牡丹牡蠣」の関東煮(かんとだき/おでん)はじめます

日本一古いおでん屋「たこ梅」の 雑用係 兼 五代目店主 てっちゃんです 冬の人気者といえば、聖

記事を読む

1年床下で寝かした自家製の梅酒です

果汁たっぷり大粒梅でつけた自家製梅酒はじめます

日本一古いおでん屋「たこ梅」の 雑用係 兼 五代目店主 てっちゃんです 最近は、日差しも強くな

記事を読む

新酒の酒粕

「新酒の酒粕」が蔵元から届きました!そして、プレゼントです!!

今年も、アレがとどきました たこ梅は、日本一古いおでん屋であるより先に、創業の江戸時代から上等

記事を読む

牡丹牡蠣(ぼたんかき)の関東煮(かんとだき/おでん)

お待たせ!牡丹牡蠣の関東煮(かんとだき/おでん)始まりました!

お待たせしました!! 常連のお客さまに「そろそろやろ?」「まだ?」って言われてきましたが、今シーズ

記事を読む

熟成古酒の杜氏 小川さんと たこ梅北店の安藤店長

月がわりの酒「熟成古酒」について小川杜氏が語ります

清酒を10年もの間、長期熟成した「熟成古酒」 搾りたてのころとは異なるまろやかでふくらみがあり、す

記事を読む

聖護院大根とシンちゃん(上原さん)

これが冬の一番人気の関東煮(かんとだき/おでん)「聖護院大根」の実物です!

冬と言えば、おでん、関東煮、、、の季節です たこ梅でも、やっぱり、冬は夏よりも、ずっとたくさんのお

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

24人の購読者に加わりましょう
follow us in feedly
創業弘化元年。日本一古いおでん屋と言われるようになりました。 多くの作家や文化人にもご愛顧いただいたお店、鯨のサエズリなどの関東煮、たこの甘露煮、 そして錫の杯で、大切な方と粋な一献いかがですか?










PAGE TOP ↑