「自分を変える気づきの瞑想法」(アルボムッレ・スマナサーラ著)を読んで知ったこと、わからないことなど、、、
2008年9月のリーマンショックから、それまで順調だった売上が下がり始めました
それも、ずっと、下がり続けました
「どうしたらええねん、、、」と途方に暮れる中で出会ったのが、ピーター・センゲ博士が提唱する「学習する組織」という考え方(というか、今では、哲学に近いんちゃう?って思いますけど)です
たこ梅が学習する組織となったら、リーマンショックや地震、新型インフルエンザなんていう、想定外、とんでもない外的要因に見舞われたとしても、たこ梅は、百年後も、スタッフさん、お客さんとともにある!!ってわかって、それ以来、学習する組織に取り組んでいます
瞑想を始めたきっかけ
この学習する組織に関連する書籍を読む中で、そこに登場するスゴイ!って私が思う人たちが、例外なくやってることが3つあるのに気づきました
【スゴイ!人たちがやってる3つのこと】
1.瞑想
2.ヨガ、太極拳、合気道など
3.リトリート
まぁ、スゴイ人は例外なくやってますが、この3つをやったからといってスゴイ人かどうかは定かじゃない(^^;;;)んですが、「よし、私もやろう!!」ってやることに決めました
不思議なもので、そう思ったら、ヨガの教室に誘われて週1回、もう、通い始めて4年になります
リトリートは、それなりに機会があったら行きますが、ビジョンクエスト的なハード(?)なソロリトリートはやったことありません
で、瞑想なんですが、これは、一人でもできそう!!と思ったものの、やっぱり、最初は、教えてもらった方がいいかなぁ、、、と思ってたら、ちょうど、3年前に「SIYコアプログラム・セミナー」っていう2日間のマインドフルネスのセミナーを見つけて行ってきました
その時の話は、こちらのブログを見てね!
→ マインドフルネスのセミナーで気づいた簡単にできるけどスゴイこと!
これをきっかけに、毎日、5分瞑想を始めたんです
そこから、10分、15分、20分、30分、、、、と時間を延ばしていきました
今は、毎日、、、ってわけではありませんが、週に3日くらい60分瞑想しています
「自分を変える気づきの瞑想法」を読んで知ったこと、わからないこと、大切だと思った事
瞑想って、私、静かに座るものだ!ってずっと思ってました
それって、禅宗の座禅のイメージから来てたって後でしりました
瞑想には、歩く瞑想や食べる瞑想、踊る瞑想に歌う瞑想など、瞑想もいろいろあることを知りました
さて、私は、どんな瞑想がいいんだろうか?
そもそも、瞑想のこともうちょっと知ろう!!って思ったとき、フェイスブックで、友人が「自分を変える気づきの瞑想法」(アルボムッレ・スマナサーラ著)を紹介していて、「あ、これ、スタンダードっぽい!!」と思ってスグに購入
ぼちぼち読んでました
で、やっと、このゴールデンウィークで読了!!
といっても、読んで知識を得ただけでは、瞑想をちゃんとできるわけじゃありません
あたりまえですよね!(笑)
それで、ちょっとずつ取り組んでいこうと思っているのですが、その前に、この本を読んでみて、瞑想に関して
・知ったこと
・わからないこと
・大切だと思うこと
などを覚え書き的に、書き綴っておこうと思います
ここからは、瞑想に関して、私が、この「自分を変える気づきの瞑想法」を読んで、知ったことやいまいちわかってないこと、大切だと思った事などを書いていくだけですので、参考になんない!と思ったら読み飛ばしてね(^o^)
では、では、まいります、、、
「自分を変える気づきの瞑想法」を読んで知ったこと
・一般的に「瞑想」と呼ばれているのは「サマタ瞑想」
わたしも、瞑想としてイメージしていた瞑想は「サマタ瞑想」というものでした
ヴィパッサナー瞑想は、ときどき、名前くらいは聞いてましたが「サマタ瞑想」という呼称(?)は知りませんでした
で、サマタ瞑想の「サマタ」とは「落ち着く」という意味で、落ち着いた静かな心、集中力のある心、仏教の言葉でサマーディ(禅定)を作る瞑想法のこと
・「ヴィパッサナー瞑想」は自分に起こっていることをありのままに観察する瞑想法
落ち着いた状態であるサマーディ(禅定)を整えたうえで、「ヴィッパサナー瞑想」に入る
「ヴィッパサナー」とは「明確に見る」という意m知恵、今自分におこっていることをありのままに観察する瞑想法
・自分にやさしく、人にやさしく
やさしい心を育てる「慈悲の瞑想(悲しみの瞑想)」は、心の中で願いを込めるサマタ瞑想
自分より人が大事なんて、偽善的な言葉、嘘の言葉は言わない
自分自身が大事だということは、否定できない確固たる事実であることを認めることから「慈悲の瞑想」は始まる
自分自身に対する慈しみを育てる
・・・NVC(非暴力的コミュニケーション)に自己共感、自己理解に近いように思う(by てっちゃん)
・瞑想の目的は、脳を開発すること
瞑想実践というのは、わかりやすく言えば脳を開発すること
瞑想実践で脳が開発されると、悩まない、落ち込まない、怒り・嫉妬・憎しみなどの感情に左右されない、振り回されない落ち着いている、すごく安穏を感じられる、興奮しない、恐怖感がない、心配がない、いつだって正しい判断ができる、何か突然予測しなかった問題がおきてもすぐ対応できる、という状態で生きられるようになる
・瞑想の進め方、大まかな流れ
ヴィッパサナー瞑想を行ううえでは、「サマタ」といわれる心の落ち着きが必要
・仏教でいう「精進」
仏教でいう「精進」は、一般的な精進とは少し意味合いが違う
八正道の「正精進」のこと
心を清らかにしようと、一生懸命頑張る、正しい努力のこと
「自分を変える気づきの瞑想法」を読んでも、イマイチ、わからないこと
・「智慧」を得ると苦しみの原因である「渇愛」を完全に取り除ける
「苦しみ」の原因は、仏教では「渇愛」、つまり、現状を不足に思い、不満を感じ、まだまだ欲しいと思う状態
仏教で言う「智慧」は「ありのままを知る能力」を指す
・人間の心は「すべての命」という概念を理解できない
人間の心は「すべての命」という概念を理解できない
だから、生きとし生けるものへの瞑想時の言葉(マントラ)を念じても、集中できなくて心が浮いてしまう可能性がある
・「観察」ことが「智慧」の入り口
「ヴィパッサナー」とは「明確に観ること」
ヴィパッサナー瞑想は、観察する能力を育てる瞑想法
「観察」こそが「瞑想」の入り口
・心を汚す唯一の原因は「思考」
心を汚す唯一の原因は「思考」
私たちの考えていることのほとんどすべては、生きるうえで必要な「思考」ではない
私たちはいつでもどこでも終始「思考」している
「妄想」「雑念」「主観」「感情」と言い換えてもいい
これら「思考」の渦によって目はくもり、ありのままに事実を見ることができなくなってしまう
何か事実があっても、「感情」が割り込んでくると、心は事実を否定する
・心はどこにあるか
心というのは、この肉体のなかにずーっと働いている「感覚」のこと
何かを思う前に必ず感覚がある
その思う前の「感覚が心」
感覚が生まれてから、その感覚を判断したり概念にしたり、それについて考えたりする
心という巨大な働きの始点は感覚
感覚が心というのはアビダルマ(仏教心理学)の説明に合わないが、実線を行ううえでは感覚が心だとしたほうがよい
・心の汚れ
生きるものには感覚がある
感覚は善でも悪でもない
感覚が生まれてすぐ、それを判断したり、考えたりするところから心が汚れだす
見えたり、聞こえたり、触れたりするだけでは心は汚れないが、見えた、聞こえた、触れた、感じたものは何でしょうかと、考え出した瞬間から心が汚れる
思考を止めることができたならば、論理的には心が汚れることをストップしたことになる
・考えること、思うことはすべて汚れ
心の汚れとは「考え」
「心が汚れた」=「考えた」
どんなによいことを思っても心は汚れる
水に例えてみると、清らかな水は無色透明であって、そこに茶葉の成分が入ったらお茶になるが、精密にいえば茶葉の成分がはいっただけでも、水としては汚れていることになる
心によい思考が入っても心理の立場からは「汚れた」という
清らかな心とは水のように無色透明でなければならない
本物の清らかな心は無色透明
「自分を変える気づきの瞑想法」を読んで、大切だと思うこと
・仏教では、すべての命はひとつのネットワークの中で、互いに関係し合って生きている
これは、他人(他者:人間に限らない)の協力がないと一瞬たりとも生きていられない
協力を受けて生きているのだから、自分も協力しなければならない
協力をやめた時点で、ネットワークからはじき出されてしまう
ゴキブリを見ても、ああ一生懸命生きている、仲間だなあと思えるようになる
・・・これ、ティール組織にも通じるように思う(by てっちゃん)
・自分にとって何が幸せかということは自分にわからないもの
お金持ちになりたいとかこういう人にありたいとか余計なことを考えると、欲が働いて幸せがどこかへ行ってしまう
意味を無制限に広くして、単純に「幸せでありますように」と願う
・・・・・・・・・・・ってなことで、今日のブログは、いつもとちょっと違います
ほとんど、「自分を変える気づきの瞑想法」(アルボムッレ・スマナサーラ著)を読んで、瞑想に関して、私の今後への参考、指針を覚え書きがてら抜き書きしたようなものです
もし、最後まで、今日のブログを読んでいただいて、気になることがあったら、ご自身で「自分を変える気づきの瞑想法」(アルボムッレ・スマナサーラ著)を読まれることをおすすめします
そして、瞑想を実践されることを、、、(^o^)v
さて、今日からは、もう1冊の瞑想本である「慈悲の瞑想 人生を開花させる慈しみ」(アルボムッレ・スマナサーラ著)を読んでいきます
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幅広く瞑想を探求されていらっしゃいますね。関係性の話も興味深いです。自他に区別なんて本当はないんですよね。東京へお越しの際はぜひ瞑想していってください