「リーダーシップとは何か?」(ロナルド・A・ハイフェッツ 著)を読み始めました
この前、「なぜ人と組織は変われないのか」(ロバート・キーガン、リサ・ラスコウ・レイヒー著)を読みました
そのときの事は、コチラのブログを見て下さいね!
→「なぜ人と組織は変われないのか」(ロバート・キーガン、リサ・ラスコウ・レイヒー著)は、アカン、面白すぎる、、、
「技術的な課題」と「適応を要する課題」
この本の中で、出てくる問題・課題のとらえ方に「技術的な課題」と「適応を要する課題」というものがあります
【技術的な課題】
・解き方がすでにわかっている
・問題を解決するためにどのような技術を習得すべきかわかっている
・必ずしも簡単な問題とは限らない(が、複雑な数式がそうであるように既にある知識、技術を適切に使用すれば必ず解くことができる)
【適応を要する課題】
・既存の思考様式では解決することが出来ない(難しい)
・個人や組織として思考様式をあらため、それに基づいて行動の修正を繰り返す必要がある
技術的な課題は、努力はいるにせよ既知(世界に存在するという意味でその人が必ずしも知っているかどうかは別ですよ)の知識や技術を組み合わせる、あるいは、「習う」という学習で身につけることで、解くこと、解決することが可能になります
一方、適応を要する課題は、その人のものの見方、世界のとらえ方という普段は、自分が掛けている眼鏡のように意識していないことに気づいて、それを変化させ、あるいは、新たなメガネをかけ、何が起きるか予測不能の中で行動し、そこから学習し、また、次の(当然ながら)違った行動をとってみて、また、学習する、、、そんな繰り返しの中で、身につけ自分自身、組織自身がかわるという「適応」することで、対応が可能になります
そして、この「技術的な課題」と「適応を要する課題」があって、多くの個人、組織が、「適応を要する課題」であるにもかかわらず、それを「技術的な課題」を解決するやり方で取り組むことがほとんであり、よって、うまく解決できないというジレンマに陥っている、、、ということが書かれているのが、「リーダーシップとは何か?」(ロナルド・A・ハイフェッツ 著)ということを知りました
つーか、「なぜ人と組織は変われないのか」(ロバート・キーガン、リサ・ラスコウ・レイヒー著)の中に、ロナルド・A・ハイフェッツ博士が、そう言ってるんだ!って書かれてますから、、、
ね!
そうなると、読まないわけにいかない!!
ということで、、、
「リーダーシップとは何か?」(ロナルド・A・ハイフェッツ 著)を購入!
「リーダーシップとは何か?」(ロナルド・A・ハイフェッツ 著)を買ってきました
まだ、読み始めたところなのですが、いま、つかんでいる感じでお話しすると、この本の中では、リーダーとリーダーシップ、そして、オーソリティーというものをまず議論し、定義しています
そして、これからの複雑な社会におけるリーダーシップとは、グループや組織のメンバーに、適応を要する課題を「適応を要する課題なんだよ!」って投げかけ、自分たちでそれに取り組み、自分たち(の見方や在り方)が変わっていくことで、解決していくのをサポートするものであるという視点で書かれています
必ずしも、自ら旗を振り「ついてこい!」と先頭を切って飛び込む、闘うというヒーロー的なリーダーが発揮するリーダーシップのことを言っていません
これから、ますます、ダイナミックな複雑さが増す社会に生きていると感じていますが、そんな中では、これまでのやり方では通用しないことが、当然ながら増えていきます
そんな時、組織の長である役割上のリーダーが発揮するリーダーシップは、こういうものになるでしょうし、役割上のリーダーではないメンバーも、その時々で、リーダーシップを発揮することが、もっともっと必要になるんだろうと思います
おそらく、今から6年前に、そんなことを感じていたのかもしれませんね、、、
それで、たこ梅が百年後もあるためには「学習する組織」とならないと、、、なんて思ったんでしょう
学習する組織 - 成人の発達理論 - リーダーシップ と、私の中で、つながってきました!
いやーーー、ますます、面白くなってきた感じです
まずは、この「リーダーシップとは何か?」(ロナルド・A・ハイフェッツ 著)を読んで行きます!!(^o^)v


最新記事 by たこ梅 五代目店主 てっちゃん (全て見る)
- 桃侍くんの田んぼにハッピーヒル(稲)の苗を植えてみた - 2022年6月30日
- 3年ぶり!七月大歌舞伎、船乗り込み!! - 2022年6月29日
- あの人気の『枡アイス』が、今だけ進化!!急げっ!! - 2022年6月28日
関連記事
-
-
「自意識と創り出す思考/IDENTITY」(ロバート・フリッツ、ウェイン・S・アンダーセン 著)を再読です
昨年、ロバート・フリッツ夫妻が来日したとき、「創り出す思考」ワークショップを女神山(長野県)で受講し
-
-
「これからのリーダーシップ勉強会~チームの成長を促すためには?~」にスタッフさんと行って来ました!
道頓堀にある たこ梅 本店の和田さん、ホワイティうめだ地下街にある たこ梅 東店の岡店長と、毎月、1
-
-
価値創造の思考法、「お店」は変えずに「悦び」を変えろ!(小阪裕司 著)を安藤店長にプレゼント!
昨年、一昨年と、たこ梅のスタッフさんが、5月から翌年1月まで、何度か、新横浜まで通ってます ワクワ
-
-
「わかりあえない」を超える を読むことにします
日本一古いおでん屋「たこ梅」の 雑用係 兼 五代目店主 てっちゃんです 昨年、12月に出版にな
-
-
「何でたこ梅さんは、ワクワク系マーケティングをやってるんですか?」というお尋ねに対する理由は、、、
小阪裕司先生が提唱されるのが「ワクワク系マーケティング」です この名前を聞くと「ワクワク系?ふざけ
-
-
「慈悲の瞑想 人生を開花させる慈しみ(フルバージョン)」(アレボムッレ・スマナサーラ 著)を読んで知ったこと、わからないことなど、、、
先日、「自分を変える気づきの瞑想法」(アルボムッレ・スマナサーラ著)を読んで、その時、気になったこと
-
-
DO IT !「人生が輝く会社をつくりたい!」(西精工)のDVDが届きました!
第3回 ホワイト企業大賞の西精工さんは、すごい会社だ!っていうのは以前からあちこちで聞いてました
-
-
半年ぶりにスタッフさんと行動探求(Action Inquiry)を再開です
2008年9月15日のサブプライムローンショック、いわゆるリーマンショックで、順調だったお店が、その
-
-
面談で「パターン」や「構造」の話が出るたび、システム思考の氷山モデルが登場します
毎月1回、お店のスタッフさんと面談やコーチングをします 最近は、ちょくちょく、その中で、氷山が登場
-
-
8月からスタッフさんと毎月の行動探求を再開です!
たこ梅では、スタッフさんひとりひとりに本質的な変化を呼び起こし、成長、発達をサポートする仕組みがあり