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評価者会議2018年春~人事評価制度の目的はスタッフさんの成長~

昨日は、正社員さんの人事評価を決定する評価者会議の日でした
評価が決まると、昇給や賞与も、この評価をもとに算定されます
といっても、もともと、給与や賞与を決めるために、人事評価制度をつくったわけじゃないんです

人事評価制度の目的は「スタッフさんの成長」

もともと、たこ梅には、人事評価制度はなく、店主(つまりオーナー)が、いわゆる鉛筆なめなめ、(店主の目から見た)働き具合や勤怠、家族構成などで決めていました
よくある中小企業の給与や賞与の決め方、、、っていえば、そうですね

そんなたこ梅だったんですが、ある社員さんから、「入って2年になりますけど、次、何を身につけたらいいんでしょう?」と問われたことがきっかけで、
・今、自分が仕事をする中での成長において何段目にいるのか?
・次の段階に行くには、何を身につければいいのか?
が明確にわかる人事制度をつくろう!って決めたんです

要は、スタッフさんが、自分の成長が実感できて、次の段階に進めるのをサポートするための人事制度です

2011年にスタッフさんが、自分たちで、どんな評価項目にするかを探しながら作り上げました
もちろん、人事制度を創るって大変な作業です
社労士の中村先生の指導の下で行ったんですが、評価項目は、すべてスタッフさん自身が現場の体験のなかから大切なものを選りすぐってくれました

資格等級表と評価シート

資格等級表と評価シート

私も、スタッフさんが項目を選定するに当たり、ひとつだけ、お願いを出しました
それは、評価項目でスタッフさんが高い評価を取れば取るほど、お客さんが喜んでリピートしたくなる!項目にしてくれ!!と、、、
こうしておくことで、スタッフさんは、お客さまの喜びを生み出す活動をし、それによって、お客さまは、喜びを原動力として、また、リピートして下さいますから!!(少なくとも、理論的には、、、^^;;;)

人事評価者会議の目的は公正な評価と成長をサポートするフィードバック

人事評価は、半年に1回、着眼点表という評価項目(←スタッフさんが全部つくってくれました!)にもとづいて評価されます
そして、評価者会議で全店長が集まって、ひとりひとりの評価について検討してきます

実際の正社員さんの評価は、1次評価を店長さんがつけ、2次評価を私がつけ、それを元に評価者会議で最終決定します

評価者会議2018春

評価者会議2018春

どうして、店長さん全員が集まって評価者会議をするのかというと、それには2つの目的があります

【評価者会議の目的】
1)だれがつけても同じ(公正な)評価となるようにするため
2)各々の評価項目で、成長をサポートするフィードバックをできるようにするため

昨日も、評価者会議の冒頭に、この2つの目的を確認してスタートしました

今回も、評価者による認識のズレ(評価の違いに現れます)を率直に意見を交換しながらすすめることができました
フィードバックが難しいとある店長がさんが感じるときは、メンバー全員で対話しながら考え、そのスタッフさんの成長につながるフィードバックを生み出していきます

今回の評価者会議の結果をもとに、個別面談でフィードバックされ、スタッフさんが成長していってくれることを期待しています
どうなるかなぁ、、、今回も楽しみやなぁ、、、、

って思ってたら、来週は、パートスタッフさんを対象とした評価者会議がやってきます!
こっちも、パートスタッフさんの成長をサポート出来るように、楽しく、がんばりまーーーーーーーーーーーーーーーす!

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創業弘化元年。日本一古いおでん屋と言われるようになりました。 多くの作家や文化人にもご愛顧いただいたお店、鯨のサエズリなどの関東煮、たこの甘露煮、 そして錫の杯で、大切な方と粋な一献いかがですか?










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