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「やっぱ、このジャガイモやないとな、、、」と常連さまから言われる関東煮・おでんがあります

公開日: 関東煮・おでん, 季節・旬

関東煮(かんとだき/おでん)のタネのひとつに「ジャガイモ」があります
ジャガイモは季節で地域や品種がいろいろあるんですが、冬場のジャガイモが特に人気なんです
それも、たこ梅の味をよく知った常連さまに、、、

やっぱ、このジャガイモやないとな、、、

常連さまに「やっぱ、このジャガイモやないとな、、、」っていわれるのが、コレです!

関東煮・おでんに使うジャガイモ「黄爵」

関東煮・おでんに使うジャガイモ「黄爵」

主に北海道で生産されているジャガイモで、正式には認識番号というもので管理されていて「ばれいしょ農林31号」といいます
こんな認識番号「ばれいしょ農林31号」では、到底、一般の人、消費者には覚えられら内ので、親しみやすい品種名もつけられていて、これは北海道の洞爺湖にちなんで「とうや」です
写真は、その「とうや」の中でも、JAきたみらい の端野地区で栽培される「とうや」で「黄爵」というブランド名をつけてうられています
ちなみに「黄爵」の読み方ですが、以前、たこ梅では、「こうしゃく」と「おうしゃく」やろとスタッフさんの間で議論になったことがあります
別に、議論しなくてもいいと思うんですが、、、
私も、気になって、確認しました!
どうやったか?
JAきたみらいへ電話をかけて、
「あのーーー、私、大阪で、飲食店やってる岡田と言いますが、ちょっと教えていただきたいことがあるんです
JAきたみらいさんのジャガイモあるでしょ?黄色の『黄(き)』に侯爵とか男爵の『爵(しゃく)』っていうジャガイモです
実は、うちの店で、その読み方が『こうしゃく』と『おうしゃく』でもめてまして、、、
それで、どっちが正しいか教えて欲しいんです!」
とそのまんま尋ねました
そうしたら、あっさり「『こうしゃく』です」とのこと!
もっとも、せっかくなので、このジャガイモのことやお店で人気があることなどお話ししたら、JAきたみらいの職員さんも喜んでいらっしゃいました

さて、私も食べ比べてみましたが、この「とうや」、関東煮(かんとだき/おでん)にすると他のより旨い!!
それで、たこ梅の味を知った常連さまほど、「やっぱ、このジャガイモやないとな、、、」ってなるんですね
中には、こいつじゃないと「食べない!」という常連さまもいらっしゃいます ^^;;;

どうして「とうや」の関東煮(かんとだき/おでん)が旨いのか?

ところで、どうして、他のジャガイモじゃなくて、この「とうや」を関東煮(かんとだき/おでん)にすると、そんなに美味しいのか?

仕込みが終わって、出番を待つ「黄爵(とうや)」の関東煮(かんとだき/おでん)

仕込みが終わって、出番を待つ「黄爵(とうや)」の関東煮(かんとだき/おでん)

「黄爵(とうや)」の関東煮(かんとだき/おでん)

「黄爵(とうや)」の関東煮(かんとだき/おでん)

気にしいの てっちゃんとしては、ついつい、調べてしまいます
その結果、わかりました!
「とうや」というジャガイモの性質と関西人の食味傾向に、そのヒミツがありました
それは、、、

【黄爵(とうや)の関東煮が旨い理由】
1)肉質が粘質
2)舌触りがなめらか
3)カロテン豊富で黄色いため食欲がそそられる
4)関西では、たいたとき粘質のジャガイモの好まれる

そうなんですよね!
だから、関東煮(かんとだき/おでん)などの煮(た)きものには、「とうや」は最適なジャガイモなんです!!
そして、関西人は、ねっとりした食感をこのむという傾向があるので、大阪で170年以上やってる たこ梅の関東煮(かんとだき/おでん)にはピッタリなんです!!

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創業弘化元年。日本一古いおでん屋と言われるようになりました。 多くの作家や文化人にもご愛顧いただいたお店、鯨のサエズリなどの関東煮、たこの甘露煮、 そして錫の杯で、大切な方と粋な一献いかがですか?










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