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3月の月がわりの酒「ゆうほのしろ」純米 無濾過 生原酒 おりがらみ

公開日: 酒・ビール・飲み物, 季節・旬

日本一古いおでん屋「たこ梅」の 雑用係 兼 五代目店主 てっちゃんです

たこ梅は元来「上燗屋」

たこ梅は、江戸時代に数多く生まれ戦前くらいまで多数あった「上等のお酒を上々に燗して出す『上燗屋』」という業態のお店です

それで、今も、お店でお酒は「特別純米山田錦」一手で、これを燗をつけてお出ししています

特別純米山田錦と錫の上燗コップ、たんぽ

特別純米山田錦と錫の上燗コップ、たんぽ

ちなみに、その酒のアテ(肴)として、たこ梅の場合は、たこ甘露煮、関東煮(かんとだき/おでん)があるのです
今では、一般的には「おでん専門店」のように思われていますが、上燗屋に たこ甘露煮、関東煮(かんとだき/おでん)があるというのがホントのところなのです

お酒(日本酒)の色んな楽しみ方を知って欲しい

一方で、お酒(日本酒)は、本当にいろいろあって、それも知って欲しいし、その楽しみ方もさまざまです
いろんなお酒を飲むとか、いろんな飲み方を知る機会があると、それだけ、日本酒の奥深い世界に触れることができます

ただ、焼酎やウイスキーなどの蒸留酒と違い日本酒は蒸留酒なのでデリケート
お酒の封を切るとそこから酸化など、劣化が始まります
ですから、封をあけたら早く飲みきるのが一番美味しく飲めます

正確には言えませんが、封を開けたお酒を脱気や窒素充填して冷蔵庫保存するのではなく普通においておくのであれば、長くて1週間くらいが美味しい期間ではないでしょうか
それで、たこ梅では、お酒の種類を山田錦の純米酒一手にして、封を開けて酒がすぐに売切れるようにしています
(実際、1日に何本もでるので、その日のうちか翌日にはなくなります)

でも、色んなお酒を知って欲しいので、毎月、季節のお酒、特別なお酒などを月がわりで楽しんでいただくことにしています
これが「月がわりの酒」を始めた理由です

3月は「ゆうほのしろ」純米 無濾過 生原酒 おりがらみ

3月の「月がわりの酒」は、能登(石川県)の「ゆうほのしろ」純米 無濾過 生原酒 おりがらみ です

遊穂「ゆうほのしろ」純米 無濾過 生原酒 おりがらみ

遊穂「ゆうほのしろ」純米 無濾過 生原酒 おりがらみ

遊穂「ゆうほのしろ」純米 無濾過 生原酒 おりがらみ

このお酒は、御祖(みおや)酒造さんのお酒です

搾りたての生原酒ですから、米のうま味と調和のとれた酸味が絡み合い、フレッシュでジューシーなぜいたくな味わいです
脂ののった料理と合うお酒なので、たこ梅の名物であるアレとも、ものすごく相性がいいのです

アレってあれですよ!!

これが、「さえずり®」の関東煮(かんとだき/おでん)です

そう、ひげ鯨の舌を1週間かけて仕込む「さえずり(R)」です

開高健さんのエッセイ「鯨の舌」と小説「新しい天体」です

あの開高健さんに、なんと書いていいかわからないうま味と言わせた「さえずり」
ちなみに、開高健さんは、たこ梅の「さえずり」が大好物すぎて、「鯨の舌」というエッセイまで書かれています

小説「新しい天体」にも、たこ梅が登場し、滔々と「さえずり」について語ってはります
どんだけ好きやねん!

ありがたいことです

さて、この 遊穂「ゆうほのしろ」純米 無濾過 生原酒 おりがらみ ですが、季節限定酒なので、入荷分がなくなったら終わります

「飲みたい!」と思ったら、今夜にもお店の暖簾をくぐってくださいね

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たこ梅 五代目店主 てっちゃん
大阪の道頓堀で創業180年の「関東煮(おでん)」と「たこ甘露煮」の上かん屋『たこ梅』の雑用係で五代目の てっちゃん(岡田哲生)です さらに百年後も店が続くために取り組んでいる日々の活動を綴ります ところで、ヨガと瞑想を始めました!! おかげさまで、心身ともにエエ感じです

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創業弘化元年。日本一古いおでん屋と言われるようになりました。 多くの作家や文化人にもご愛顧いただいたお店、鯨のサエズリなどの関東煮、たこの甘露煮、 そして錫の杯で、大切な方と粋な一献いかがですか?










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