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5年ぶりに「なぜ部下とうまくいかないのか」(加藤洋平 著)を読んでいます

公開日: 成長・発達, 気になる本

日本一古いおでん屋「たこ梅」の 雑用係 兼 五代目店主 てっちゃんです

今、五年ぶりに加藤洋平さんの「なぜ部下とうまくいかないのか」という成人発達理論の本を読んでいます
eumoACADEMYで学んでいて、その課題図書の一冊なのです
そのことはコチラをみてね
→ eumoACADEMYの参考図書が10冊も、、、、(@ ̄□ ̄@;)!!

ロバート・キーガンの発達理論モデルを上司と部下の物語仕立てで、読みやすく分かりやすく書かれています

キーガンの5つの発達段階

ロバート・キーガンの5つの発達段階をこの本より紹介しておきます

【成人の5つの発達段階】

発達段階1 具体的試行段階
・言葉を獲得したての子どもに見られる
・すべての成人はこの段階を超えているといえる
・具体的な事物を頭に思い浮かべて思考できる
・形のない抽象的な概念を扱うことはできない

発達段階2 道具主義的段階(利己的段階)
・成人の10%に見られる
・極めて自己中心的な認識の枠組みを持っている
・自分の関心事項や欲求を満たすことに焦点が当てられている
・他者の感情や思考を理解することが難しい
・自らの関心事項や欲求を満たすために、他者を道具のようにみなす
・他者の視点を考慮することが発達段階3への課題

発達段階3 他者依存段階(慣習的段階)
・成人の70%に見られる
・組織や集団に従属し、他者に依存する形で意志決定をする
・自らの意志決定基準をもっておらず「会社のきまりで」「上司がこういってるので」などという言葉を多用する傾向
・他者(組織や社会を含む)の基準によって自分の行動が規定される
・組織や社会のきまりごとに従順

発達段階4 自己主導段階
・成人の約20%に見られる
・自分なりの価値観や意志決定基準を設けることができる
・自立的に行動できるようになる
・自己成長に強い関心があったり、自分の意見を明確に主張したりする

発達段階5 自己変容・相互発達段階
・この段階に到達している成人は1%未満
・自分の価値観や意見にとらわれることなく、多様な価値観・意見などをを汲み取りながら的確に意志決定できる
・自らの成長に強い関心を示すことはなく、他者の成長に意識のベクトルが向かう
・部下を育てるのに適した段階
・他者が成長することによって、自らも成長するという認識(相互発達)がある
・他者と価値観や意見を共有し合いながら、コミュニケーションを図る

【留意点・備考】

主体・客体理論
人間の意識の成長・発達は「主体から客体へ移行する連続的なプロセスである」

ピアジェ効果
無理に成長・発達を促そうとすると、どこかで成長が止まってしまうことを示す概念

発達範囲
人は複数の発達段階またがる「発達範囲」を持っている
おかれている状況や文脈が変わると、発達段階が高くなったり、低くなったりする
役割が変化することによって、意識段階が変化する
体調や感情状態でも、意識段階が変化することがある

意識の重心
状況や感情状態が変わると、「重心」を中心としながら揺れ動くように意識段階が変化する
意識の重心を中心として、状況や文脈、感情状態や役割などの変化に応じて、発達範囲の中で意識段階は動く

感情客体化
自分がどんな感情状態にいるのか把握出来ない時は、自分が感情と一体化している(感情に支配されている)
感情と同一化するのではなく、感情と距離を置き、感情と「脱同一化」することをいう
そのための方法としては、他社から「二人称」の視点を養う問いかけをしてもらう、意識を別の場所(例えば足の裏)に持っていくなどがある

「なぜ部下とうまくいかないのか」(加藤洋平 著)

「なぜ部下とうまくいかないのか」(加藤洋平 著)

5年ぶりに読んでみて

本の中では上司が部下の指導に悩んでいるとき、メンター的な人物と出会いそのコーチングのもとで、自分の部下の発達段階に合わせて関わっていきます
そこで部下が成長し、部下の成長を促すことで本人にも成長が起こっていくというストーリー

5年ぶりにこの本を読みながら、自分の周りで起こっていることを当てはめて読んでいました

例えば、「自分がこっちがいいのに、なぜ、先輩は違うやり方をしているのか?」と悩んでいて、でもそれを先輩に指摘することも尋ねることも出来ない

これって、ちょうど似たような話が、第三章で「意見を言わない部下」として取り扱われています
決して、意見がないとか自分なりの考えがないわけじゃないけど、それを上司に言わないので(当然)上司には伝わらない
それどころか、指示待ちの人間だと上司は思い込んでいます

本の中の部下は、キーガンで言う発達段階3「慣習的段階・他者依存段階」に重心があります
この段階は、社会でも最も多く、成人人口の7割くらいいるだろうと統計上いわれているくらいです

この場合、上司が部下の意見を引き出す関わりや、同じような段階あるいは次の段階(発達段階4「自己主導段階」)の第三者を見て、どう感じるか、どう見えるかを対話するなどが必要となってきます

今回、あらためて読んでみて、実際に仕事の中で使えることが多いなぁ、、、と思いました

多少なりとも、この5年で、私も発達理論への理解が深まり観察力が高まっているのかもしれませんね

たこ梅のスタッフさんを支援できるようにがんばります!!

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