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コロナの今、目先の収益を上げながら、先々の顧客収益基盤を強化出来る!ことがループ図を描いてて理解できました

新型コロナの影響で、多くの会社、お店が大変です

新型コロナによる緊急事態宣言で休業中の たこ梅本店(道頓堀)

新型コロナによる緊急事態宣言で休業中の たこ梅本店(道頓堀)

4月7日から1ヶ月半ほどコロナで休業し、5月19日からお店を再開しましたが、たこ梅もご多分にもれずたいへん
簡単に言えば、危機的状況です

売上70-80%ダウンが続くと数ヶ月で倒産します

昨年同期比で、売上70-80%ダウンしています
このままの売上状況だと、数ヶ月で、お店は倒産です

こういう危機的状況になると、とにかく、目先なんとか生き延びようとします
現状だと、借り入れを起こして資金ショートするのを延ばすとか、とにかく安売りでもなんでもして売上をつくるとか、、、

商いの本質はお客さんに選ばれることと考えています

いろんな考え方があるので、どれが正解なんて私にはわかりませんが、私は、商いの本質はお客さんという人にフォーカスして選ばれることだと考えています

選ばれるためには、お客さんとの絆・関係性をベースにして、お客さんが気づいていない人生を豊かにするニーズを教えてあげる、そんなニーズを満たす商品やサービスを提供することだと考えています

ただ、「はい、今日は半額ね!」「これ、おまけしとくよ!」という値引きやおまけ商法などに比べると時間がかかります
そして、いまは、新型コロナの影響で、来店客数が激減するという状況
商売の本質、、、といっていても、そもそも来店客数が少ないので、それを地道にやっていると資金ショートが先に来て倒産のリスクも高い

さて、どうしたものか、、、

システム原型を使ったシステム思考のトレーニング

新型コロナで先が見えない今、このブログでも書いたことがありますが、シナリオ・プランニングやシステム思考のシステム思考に取り組んでいます
今日、そのうちのシステム原型を使ったシステム思考のトレーニング講座をオンライン受講していました

システム原型については、チェンジ・エージェント社のサイトに詳しいので、興味のある方はこちらをご覧ください
チェンジ・エージェント社のシステム原型のサイトページ

システム原型といわれるものをつかって、世の中に出来事を観るトレーニングですが、システム原型のひとつである「問題のすり替わり」の演習が課題で出されたのです

「顧客との絆よりも目先の売上」を優先すると、、、

それで、短期的に安易に売上をつくるとどうなるかを因果関係ループ図(以下ループ図)に描いてみました

顧客との絆よりも目先の売上

顧客との絆よりも目先の売上

手書きのループ図をVensimというソフトで清書したので、こちらをごらん下さい
こちらの方が読みやすいと思います

顧客との絆よりも目先の売上(修正版)

顧客との絆よりも目先の売上(修正版)

収益の基盤は、顧客との絆・関係性(信頼や愛着など)に基づき、人生の豊かさを提供して売上が上がるというものがあるので、B2ループが回るようにしておくことが、コロナ禍の今も大切です
それは、よく、わかります

しかし、コロナで客数激減という「経営の危機」があるので、これを乗り越えるために、つい、安易に客数が増やせそうなことをやってしまいそうです

たこ梅も、お店は休業のときもお取り寄せ(通販)はやっていたので(今もやってますよ!)、「買って!買って!」ってダイレクトメールおくっちゃいそうです(実際にはそういうことはやりませんでしたけど)

そして、安売りや買って買ってDMを送ると、R3ループがまわって、お客さんのロイヤルティーは低下し「顧客との絆・関係性」も低下します

目先の売上を顧客との絆につなげる

たこ梅では、会社として小阪裕司先生が提唱されるワクワク系マーケティングに取り組んでいます
このコロナ禍のとき、小阪裕司先生が、「今は目先のことも大切で、そして、その目先のことが先々につながるようにする」という趣旨のことを何度もおっしゃっていました

このループ図を描いているとき、小阪裕司先生がおっしゃっていた「目先のことを先々につなげる」という言葉が浮かんできました

ひょっとしたら、「安易な売上施策」が、短期的に効果の出る別の売上施策をとって、それが、顧客との絆・関係性に貢献するとしたら、、、それが「目先のことを先々につなげる」ということのひとつの答えになるのではないだろうか?と思ったのです

そうして、このループ図を眺め直していたら、、、

目先の売上を顧客との絆につなげる介入を書き加える

目先の売上を顧客との絆につなげる介入を書き加える

「顧客の築いていないニーズをみつけて動機付けする」という売上施策であれば、お客さんは「そうそう!そういうのがほしかったのよね!」って喜んでくれて、お店へのロイヤルティーが上がり、顧客との絆・関係性に貢献できるのではないか?と思ったのです

この手書きのループ図を清書しておきましたので、こちらの方が見やすいと思います

目先の売上を顧客との絆につなげる(修正版)

目先の売上を顧客との絆につなげる(修正版)

そして、これを眺めていたら、もっとできることが見えてきます

目先の売上を顧客との絆につなげる(「顧客フォロー」を加える)

目先の売上を顧客との絆につなげる(「顧客フォロー」を加える)

「顧客の絆に結びつく短期の売上施策」を実施すれば、先ほどのループ図のとおり、B3ループが回って「顧客との絆・関係性」に貢献しますが、当たり前に、「フォローすべき顧客数」(フォローできる顧客数)が増えるので、そこに感謝のハガキを出すなどの「顧客へのフォロー」という別の施策も展開可能となります

することこの施策も顧客のお店へのロイヤルティーを増加させ、顧客との絆・関係性に貢献します
こうやっていくと、確かに、目先の短期収益を上げながら、先々の顧客収益基盤を強化出来るんですよね

ループ図は対話のツール

ループ図に表現してみると、そこから、さらにいろいろな施策やアイデアが出てくると思います

今受講しているのは、チェンジ・エージェント社さんの講座ですが、その中で、ファシリテーターの小田さんが「ループ図はメンタルモデルに気づいて対話のツールになる」とおっしゃっていましたが、今回のループ図もうちのスタッフさんとの対話のツールになることを今実感しています
今度、このループ図もつかってスタッフさんと一緒に考えて、取り組んでいったらどうなるか?やってみようと思います

なんか、今日のブログは、私の頭の整理みたいになっててすいません、、、
ほとんど、私の覚書ですね

こんな日もありますが、また、よかったらブログ読んでください

おやすみなさい、、、、

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たこ梅 五代目店主 てっちゃん
大阪の道頓堀で創業170年の「関東煮(おでん)」と「たこ甘露煮」の上かん屋『たこ梅』の雑用係で五代目の てっちゃん(岡田哲生)です さらに百年後も店が続くために取り組んでいる日々の活動を綴ります ところで、ヨガと瞑想を始めました!! おかげさまで、心身ともにエエ感じです

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Comment

  1. タコ屋さん
    5月19日営業を再開された由、他しか大阪は最近は新たな感染者もなく、おめでとうございます。
    毎日メールいただいている作曲家のロクリアン正岡です。
    以前、ケン・ウイルバーのごつい著作のことで、「古今の様々な哲学、思想、科学的知見、そして現実を見晴らし綿密な思考の織物を編んでいるが、あまりにも完璧すぎて、「“個性”の価値」が排除され、芸術についての語りは不味い」
    といった趣旨のことをコメントさせていただき、その後、貴店から毎朝メールが送られてくるようになりました。いま、
    創業170年で、貴店の美しい店構えの写真など閲覧しましたが、この新型コロナウイルスで被害を被っている当方として、ロイヤルティ(≠ロイヤリティ)の重要性の指摘に大きな共感を持ちます。
     私はこの春先以来、「新型コロナウイルス禍」をテーマとする楽曲をいくつもユーチューブに投稿しております(いわゆるユーチューバーではありません)。
    以下、「ロクリアン正岡 コロナウイルス」で出てきますが 
    ロクリアン正岡/合唱曲「福岡伸一氏のウイルス論~」歌詞付、字幕付き
    ロクリアン正岡/「音楽によるウイルス鎮静術」-全人類に向けて 字幕付き
    など、お気が向けばどうぞ(URL入れようとしたのですがうまくゆきません)。
    なお、サムネイルでかのテレビで有名なモーリー・ロバートソンや福岡伸一ほか、各氏の写真など使わせてもらっていますが、モーリー氏は私の「猪のアイデンティティ」に注目ツィートされ、これも、創業以来営々と商いを続けてこられたタコ屋さまにはお聞きいただきたいところです(歌詞が大切)。

    なお、今頃になって「サピエンス全史」(著者ユヴァル・ノア・ハラリ)を読みふけっています。タコ屋さんだったらとっくの昔にお読みなのではと思いつつ。
    2020.6.6朝方 東京在住 ロクリアン正岡

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創業弘化元年。日本一古いおでん屋と言われるようになりました。 多くの作家や文化人にもご愛顧いただいたお店、鯨のサエズリなどの関東煮、たこの甘露煮、 そして錫の杯で、大切な方と粋な一献いかがですか?











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