*

春!「蕗(ふき)」の関東煮(かんとだき/おでん)始まります

公開日: 関東煮・おでん, 季節・旬

今年は暖冬でしたね
桜の開花も例年より一週間以上も早いそうです

そして、関東煮(かんとだき/おでん)も、春になってきました

「蕗(ふき)」の関東煮(かんとだき/おでん)始まります

この春の関東煮(かんとだき/おでん)も始まりましたよ

露地物の「蕗(ふき)」です

露地物の「蕗(ふき)」です

そう!今からが旬の蕗(ふき)です
蕗は水煮の缶詰がお安く売られているのですが、路地物の生のフキは香りが全く違します
だから、毎朝、露地物の蕗(ふき)をつかって仕込みます

スジもとり終わった旬のフキです

スジもとり終わった旬のフキです

ただ、蕗って、美味しいんですが、結構、手間がかかるのです
まず『生』の蕗をゆでてから水にさらします
そうして、あく抜き、、、
そのあと、表面の薄皮とスジを一本一本、手作業でとっていきます

串に刺せる大きさに切りそろえたら、ダシで下炊きします
下炊き後、しばらくダシにつけたままで冷ましていって味をしみこませます
そして、関東煮鍋で本だきしていきます

蕗(ふき)の関東煮(かんとだき/おでん)です

蕗(ふき)の関東煮(かんとだき/おでん)です

こうすることで、味もしみてるけど、フキの緑色もきれい!
そして、スジなどが歯に触らず、シャキッ!とした食感と鮮烈な蕗独特の香りが楽しめます
それで、やっと、このようにでお客さまにお出しできるのです

『生』の蕗(ふき)にこだわる理由(わけ)

ところで、手間がかかっても、水煮や缶詰でなく『生』の蕗(ふき)にこだわるのか?
それは、水煮や缶詰のほうが、手間がかからないし、時間や人件費を考えたら、そっちの方がずっと安い
ただ、蕗(ふき)のおいしさってなにか?と考えたとき、それは、フキを噛んだときに口の中に広がる独特の鮮烈な香りとさわやかな苦み、シャキッとした食感です
私、それが、好き!お客さまにも、このフキ本来の風合い、味わい、食感を楽しんでほしい

ところが、水煮や缶詰になると、長時間、水や保存液につけ込まれて、これらが抜けてしまいます
ボケた味わいといってもあながち間違いでは無いと思います

それで、「やっぱり、『生』のフキを出すしかない!」と思って、手間がかかろうとなんやろうと『生』のフキを使って関東煮(かんとだき/おでん)に仕込んでいるのです

ところで、この蕗(ふき)の関東煮(かんとだき/おでん)ですけど、めっちゃ、お酒とあうので試してね!!(^o^)

今日も、蕗(ふき)、がんばって、仕込みますよーーーーーーーーーーーーー!!

関連記事

たこ甘露煮を白身でつつんだ「たこ天」の関東煮(かんとだき/おでん)

隠れた人気者の「アレ」が、3ヵ月ぶりに復活しました!!

お店では、いろんな関東煮(かんとだき/おでん)があります 関東煮鍋はてんこ盛りでお客さまを迎

記事を読む

店主の知らない関東煮(かんとだき/おでん)「若ごぼう(葉ごぼう)」

店主の知らない関東煮・おでん「若ごぼう(葉ごぼう)」

世の中には、知らない世界、、、があるといいます、、、 でも、たこ梅には、五代目店主(てっちゃん)の

記事を読む

葉を取り除きズイキの部分だけにしていきます

緊急速報!山添村のズイキ、万願寺唐辛子とチンゲンサイが数量限定で登場です

今年の3月から奈良の山添村で自然農法の畑を始めました そして、毎月1回、野菜部のスタッフさんと山添

記事を読む

でっかいナガス鯨のヒレでつくった「尾羽毛(おばけ)」

夏といえば、ヒュードロ、、、のオバケですが、美味しい尾羽毛(おばけ)もありますよ!(笑)

ひゅー、どろどろどろ、、、 で、でたーーーーー!! っていうと、オバケ、、、ですよね! ち

記事を読む

「冬瓜(とうがん)」の関東煮(かんとだき/おでん)

冬の瓜でも夏が旬!「冬瓜(とうがん)」の関東煮(おでん)おいしいよ!

日本一古いおでん屋「たこ梅」の 雑用係 兼 五代目店主 てっちゃんです 冬の瓜でも夏が旬!「冬瓜(

記事を読む

子年の特製枡です

子年の特製枡を今年も作りました!さて、プレゼントどうやろうかな、、、休業してるし、、、

毎年、5月には、特製一合枡を製作して、たこ梅FUN倶楽部員さんにプレゼントしています でも、5

記事を読む

1人前用のお取り寄せ関東煮・おでんを試作

新しいお取り寄せ(通販)関東煮・おでんを試作しています

コロナでお取り寄せが増えています 関東煮(かんとだき/おでん)、たこ甘露煮のお取り寄せをやっていま

記事を読む

樽酒のお知らせ貼り紙

五月の月がわりの酒「樽酒」も、あとわずかになって来ました

日本一古いおでん屋「たこ梅」の 雑用係 兼 五代目店主 てっちゃんです たこ梅では、お酒は、基

記事を読む

ジャガイモ、掘ったどーーー!!

緊急速報!山添村でキャベツ、ジャガイモを収穫!そして、アレも、、、

今年の3月に、奈良県山添村で、自然農法の畑を始めました 自然農法とは、人間が過度にかかわらず、野菜

記事を読む

「しろ菜」の関東煮(かんとだき/おでん)

夏だけ!「しろ菜」の関東煮(おでん)はじまります

日本一古いおでん屋「たこ梅」の 雑用係 兼 五代目店主 てっちゃんです 今年も、いよいよはじま

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

23人の購読者に加わりましょう
follow us in feedly
創業弘化元年。日本一古いおでん屋と言われるようになりました。 多くの作家や文化人にもご愛顧いただいたお店、鯨のサエズリなどの関東煮、たこの甘露煮、 そして錫の杯で、大切な方と粋な一献いかがですか?










PAGE TOP ↑