1月の山添村の野菜部 中編~雑草堆肥をつくってます~
公開日:
農業科・畑部
今年はじめての山添村です
スタッフさんと自然農法の畑に行ってきました
まずは、畑作業です
そのあたりの話は昨日のブログをご覧下さい
→ 1月の山添村の野菜部 前編~大根、ニンニク、玉葱、日本キヌサヤエンドウの状態は?~
雑草堆肥の手入れ
畑作業のあとは、7月から作り始めた雑草堆肥の手入れです
雑草堆肥とは、畑に生える雑草を積み上げて発酵させる有機堆肥です
雑草だけでは、なかなか堆肥化しづらいので、スターターに米糠をつかいます
あと、微生物が分解するときタンパク質が必要となるので、油かすも少しつかいます
この雑草堆肥を実際につくっている様子とやり方は、7月のブログを見てね
→ 7月の奈良山添村での野菜部活動~雑草堆肥づくり編~
雑草堆肥の切り返し
さて、この雑草堆肥ですが、発酵・熟成するために必須となる作業があります
雑草堆肥をつくっていると、下の方と上の方では発酵が違ってきます
下の方はどうしても酸素不足で嫌気性菌が多くなり発酵というより腐敗しがちです
健全に発酵させるには、ときどき、空気(=酸素)を十分にいれてやる必要があるのです
それで、雑草堆肥の上部と下部を入れ替える「切り返し」を行います
まず、上部と下部にわけて掘り起こします
毎月、刈った雑草を雑草堆肥に追加して行っています
先月追加した新しい部分は、まだ、薄茶色で雑草が枯れた状態です
7月、8月くらいの半年ほど経過した雑草は黒っぽくて発酵が進んでいます
こうして比べてみると、新しい雑草堆肥(にはまだなってませんが)と発酵が進んだ雑草堆肥の色の違いがよくわかります
さて、この新しい雑草堆肥と古い雑草堆肥を少しずつサンドイッチ状、ミルフィーユ状に交互に重ねながら埋め戻します
ときどき、米糠もまいておきます
雑草堆肥は、雨などで水分が多すぎるとうまく発酵が進まないので、最後に雨よけのシートをかぶせます
こうしておくと、春には、無農薬の有機肥料として雑草堆肥がつかえるようになりそうです
1月の山添村の野菜部前編と後編はこちら!
1月の山添村の野菜部 前編~大根、ニンニク、玉葱、日本キヌサヤエンドウの状態は?~
1月の山添村の野菜部 後編~畑作業の後は古民家の和室で会議です~
関連記事
-
-
緊急速報!山添村の野菜たちがお店に登場です!
もう1年半になりますが、奈良の山添村でスタッフさんと1アールに満たない小さな自然農法の畑をやってます
-
-
自然農法の裏庭菜園~虫の種類が増え小さな生態系ができつつあります~
3月に奈良の山添村で、たこ梅のスタッフさんと「野菜部」と称し、自然農法の畑を始めました 畑の
-
-
自然農「恵み循環農法」の天地返しで使う「山田錦の糠」が到着です
奈良に、たこ梅の研修施設があります そこにちょうどいい広さの土地があって、こじんまりとした畑ができ
-
-
恵み循環農法の畑作りため「土壌酸度(pH)計」を購入しました!
奈良の山添村というところに、たこ梅の研修施設があって、そこで、ちょこっと畑ができます いまは、草ぼ
-
-
山添村の古民家のスズメバチの巣!その巣を駆除したあとで、、、虫食!?(゚ロ゚屮)屮
日本一古いおでん屋「たこ梅」の 雑用係 兼 五代目店主 てっちゃんです 山添村(奈良)の自然農法畑
-
-
山添村にレモンの木と石油ストーブ登場しました!
奈良の山添村で、スタッフさんと今年の3月から自然農法の畑を始めました 天地返しという土作りから始め
-
-
裏庭の自然農法菜園で日本キヌサヤエンドウの花が咲いています
奈良の山添村で、たこ梅のスタッフさんと自然農法による野菜の栽培を1年ほど前から始めました 1
-
-
自然農法畑で刈った雑草を堆肥にします
8月も、たこ梅野菜部のメンバーさんと奈良の山添村に行ってきました 自然農法で、除草剤などは使いませ
-
-
ぼへーちゃん(鶏)の2個目の卵はどこだ?
日本一古いおでん屋「たこ梅」の 雑用係 兼 五代目店主 てっちゃんです うちの家には、昨年、桃
-
-
山添村の野菜が関東煮(かんとだき/おでん)や酒の肴になっています
毎月、奈良の山添村にある1アールに満たない小さな自然農法畑に、スタッフさんといっしょに行ってます