取り組みの「構造」を共有すると作業を分担してもブレない
今年の9月に、ロバート・フリッツの「創り出す思考」というワークショップに行ってきました
その時の詳しい話はコチラ!
→「創り出す思考」ワークショップは、すごかった!どうすごかったのかというと、、、
このとき学んだ、緊張構造をつかったスキル、、というよりテクノロジーを最近、よく仕事で使います
ロバート・フリッツの緊張構造
私もそうですが、多くの人は、何かよくするためには問題を解決せねばならない!と思っています
それで、問題や課題をみつけて、これをなんとか解決しようとする
私も、ずっとそうやってきました
ただ、これをやっていても、また、同じような、あるは、別の処に問題が生じてしまう
そういうことが繰り返されます
これをロバート・フリッツは、そういう構造があるので、そういう問題がまた起こるのだ!と喝破します
問題を解決するのが悪いわけではないし、役に立つこともあるだろうが、本当は、「何かしらこの世に生み出したいもの(状態)を創りだしたいだけだろう!それが創り出されたらそれでいいんだろう!」と問いかけます
確かに、その通り、、、
そのために、ロバート・フリッツが提唱する緊張構造をつかった創り出す思考というものがあります
緊張構造チャートというチャートを使って創りだしたいものを創りだしていきます
緊張構造チャートでは、「本当に創りだしたいビジョン」を設定し、次ぎに「そのままの現実」を洗い出します
すると、そこに創りだしたい!というテンション(緊張)が生まれます
(もしテンションが生まれなかったら、おそらく創りだしたいものでないのか曖昧すぎるか、細かすぎるという設定上の誤りが考えられます)
そうして、その後で、現実からビジョンに至るためにアクション(行動)を列挙し、どの順番でいつ、誰が取り組むかを決めていくという非常にシンプルなスキルです
詳しく知りたい方は、ロバート・フリッツのワークショップ(来年の9月に来日予定があってワークショップが開催される荘です)に参加されるか、偉大な組織の最小抵抗経路(ロバート・フリッツ 著)に詳しく書かれているのでこちらをご覧下さいね
「構造」を共有すると作業を分担してもブレない
2月に全店でお客さま向けのイベントを企画しています
制作物等がいくつもあるので、店ごと、担当者ごとに分担して進めることになりました
ただ、最初に出てきた各々のラフ案を見ると、確かにその企画向けの制作物なんだけど、なんかしっくりきません
何人かの担当者と話をすると、だいたい、あるいは、なんとなくわかっているが、それを制作物に落とし込む段階となると「うーーーん、、、」となるようなのです
目的と現状を共有する
それで、今一度集まって、その企画の目的と現状を共有することにしました
緊張構造チャートに「目的」と「現状」を書き出し、まず、その部分を共有します
ひとつひとつ確認しながら、きづいたことはその場で書き加えたり、修正したりしながら、目的、現状をメンバーで原に落としました
作業(行動)が構造から生まれる
そのうえで、あらためて、どういう作業(行動)が必要かを一緒に考えながら書き出していきます
目的と現状を共有して、どういう作業(行動)をとるかを書き出していくと面白いことが起きました
このミーティング前まで、具体的に何をどうしていいかわからないと行っていたメンバーさんが、「あー、じゃあ、ここは○○ってすればいいんじゃないかな」とかと具体的に何をするかをどんどん言い始めます
そして、その意見が、聞いていてしっくりくるのです
そのとき私は、目的と現状を把握し、ぜひ目的を達せしたい!というテンション(緊張)が働くと、勝手にどうすればいいかわかるし、アイデアが湧いてくる
そして、それが、「うん?」「それでいいのか?」なんてことはなく、ちゃんと、しっくりくるものが出てくる
前進する構造を構築してその状態に入れば、ちゃんとやるべき作業(行動)が出てきます
目的達成に近づくための必要な作業(行動)は、ちゃんと、構造から生まれるのです
こうなると、あとは、各々が作業を分担しても、基本は、目的と現状がつくる緊張構造の中にいると、そこからいつ出したものは出てきません
もし、ズレていたら、自分でヘンな感じがするのです
その時は、他のメンバーに助けを求めて、一緒に考えるなりするとちゃんとまた前進する緊張構造の中で進んでいくことができます
つまり、作業分担してもブレないのです
ブレるまえに自分で気づいて、(他のメンバーに助けて貰うのも含めて)修正できるからです
ロバート・フリッツの提唱する緊張構造をつかって、2月のお客さまイベントを進めていきます
ワークショップで学んだことを実践で使っていくことで、だんだん、身につくのと、たこ梅のスタッフさんにその考え方やり方を同時に広めていこうと思います
さて、今日も、楽しくがんばります!!
関連記事
-
-
今日から「自意識と創り出す思考/IDENTITY」(ロバート・フリッツ、ウェイン・S・アンダーセン 著)を読み始めます!
平成20年に起きたリーマンショックをきっかけとして、たこ梅は、外的環境が変化しようとレジリエンスをも
-
-
9月の現場会議~その2・行動探求をもっと現場で使うためには?~
おはようございます 昨日は、9月の現場会議で話された「研修が継続的でもっと使うためには?」どうして
-
-
8月の現場会議~お店に来られないお客さんに、お客さんになってもらうには?~
昨日は、8月の現場会議でした いろんなことを持ち寄って話をします 今、経営的に崖っぷち たこ梅
-
-
10月の現場会議~突然、スマホで電話会議!?~
昨日は、10月の現場会議でした たこ梅の定例会議は2つあって、ひとつは、店長さん、お店のSA(スタ
-
-
2月の店長会議です~店長さんたち、あっち向いてホイ!の場合じゃありません(笑)~
一昨日は、2月の店長会議でした いつも、まじめな会議!のはずなんですが、、、 この二人何をしてん
-
-
新しいお客さまイベントの打ち合わせ(らしい)です
この前、ホールのパートスタッフさんの人事評価者会議でした たこ梅では、スタッフさんの成長を目的とし
-
-
白鹿さんと秘密の会合、、、酒を造りたいんじゃない!お米を作る人、お酒を造る人、売る人、飲む人がつながって、わかりあえる世界を出現させたい!
昨日、昼過ぎ、梅田の某所で、西宮の酒蔵 辰馬本家酒造さん、、、っていうより白鹿さんという方がわかりや
-
-
「新しい社会の『新しい商売のカタチ』を創り出す」の中間報告&今後の取り組みを考える
新型コロナの影響で、飲食店の売上は激減しただけで無く、テレワークや社会的距離(ソーシャルディスタンス
-
-
4月の現場会議~原価が2倍以上もするお酒の価値をどう伝えるか?~
先日、お店の現場のスタッフさんが集まってお客さま企画や課題に取り組む4月の現場会議をやってました
-
-
10月の現場会議~質のよい顧客名簿づくり~
GoToトラベルやGoToイートもはじまり、世間も、少しずつ人が戻りつつあるようです とはいえ、お