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加藤洋平さんの「成人発達理論と人材育成」講座に行ってきました!

この前、アントレプレナーファクトリーさんのEBA講座で、成人発達理論の研究者である加藤洋平さんが登壇されました
そして、そこでのテーマは、「成人発達理論と人材育成」でした

学習する組織を構築する中で、お店でスタッフさんの成長発達、そして、組織の成長発達に成人発達理論の考えを組み入れていますし、加藤洋平さんの著書も拝読しているてっちゃんとしては、いかないわけにはいかない、、、
その上、会場が、大阪富国生命ビルなので、たこ梅の梅田のお店から徒歩1,2分ですから、これは、行くしかない!!ってことで行ってきました

成人発達理論に興味をもって加藤洋平さんを知りました

2008年のリーマンショックで、順調だったお店の売上がだだ下がり、、、

「学習する組織」(ピーター・M・センゲ著)

「学習する組織」(ピーター・M・センゲ著)

どうしたらいいのか?と悩む中で出会ったのが、ピーター・センゲの提唱する「学習する組織」です

お店が「学習する組織」になれば、リーマンショックや地震、新型インフルエンザなど、とんでもないことがあってもお店は百年後もある!と考えて、2010年4月から「学習する組織」の構築を目指しています

ビル・トルバート氏とツーショットで記念撮影です

ビル・トルバート氏とツーショットで記念撮影です

その中で、成人発達理論の大家、ビル・トルバート博士の「行動探求」(アクション・インクワイアリー)を導入するのが、学習する組織をつくる早道だと聞かされ、4年前、ビル・トルバート博士が来日されたとき、成人発達理論も全く知らないままワークショップを受講しました

その後、すでにお店に導入していたコーチングでおきる「本質的変化」と呼ばれるものは、成人の発達と関係がある気がして、成人発達理論に興味を持ち、それから自分なりに成人発達理論の本を読んだり勉強を始めたのです

なぜ部下とうまくいかないのか、能力の成長(加藤洋平 著)

なぜ部下とうまくいかないのか、能力の成長(加藤洋平 著)

その時であった本の中に「ぜ部下とうまくいかないのか」「成人発達理論による 能力の成長」(加藤洋平 著)があって、加藤洋平さんのことを知りました

『成人発達理論による能力の成長』オンラインゼミナール始まりました!

『成人発達理論による能力の成長』オンラインゼミナール始まりました!

そして、この「成人発達理論による 能力の成長」が発売になったタイミングで、加藤洋平さんが『成人発達理論による能力の成長』オンラインゼミナールをされることを知って受講したのです

そのオンラインゼミナール受講時の話はこちら!
→ 『成人発達理論による能力の成長』オンラインゼミナール始まりました!

加藤洋平さんの「成人発達理論と人材育成」講座

オンラインゼミナールでは、何度も加藤さんとお話をしましたが、対面でお会いしたことはありませんでした
それが、今回、大阪、それもたこ梅のお店から徒歩2,3分のところで講座をされるとあって行ってきたのです

加藤洋平さんの「成人発達理論と人材育成」講座

加藤洋平さんの「成人発達理論と人材育成」講座

2時間ほどの講座でしたが、大変興味深い時間を過ごすことが出来ました
限られた時間のため、講座の初めに、参加者がスマホでアンケートのウェブサービスを通じて質問したいことを投げかけます
それらの問いの中から、時間の許す限り、加藤洋平さんがその問いをもとに回答されたり意見を述べられながら講座は進みました

講座で、てっちゃんの質問も取り上げていただきました

講座で、てっちゃんの質問も取り上げていただきました

講座の中のてっちゃんの質問

私が投げかけた問いも取り上げていただきました
その質問とは、次の問いです

発達段階とティール組織などで活用されるアドバイザリープロセスやNVCなどの慣行の関係
また、これは、ティア1の発達段階でも有効でしょうか?
有効な場合、それがどのように働きかけているのでしょうか!

売上推移とテクノロジーの関係

質問の背景

この質問をした背景ですが、たこ梅では、社内で活用されるテクノロジーを次の3つ(OS、ベーステクノロジー、アプリケーションテクノロジー)に分けています

・OS(オペレーティングシステム/基盤)
- 行動探求(Action Inquiry/成人の発達理論)
- NVC(非暴力的コミュニケーション)

・ベーステクノロジー
- 会議ファシリテーション
- 人事評価制度
- コーチング
- MQ会計

・アプリケーションテクノロジー
- 価値を伝えるPOP(コトマーケティング)
- ランチェスター戦略
- ワクワク系マーケティング

このOS、ベーステクノロジー、アプリケーションテクノロジーのことは以前のブログに書いたのでコチラをどうぞ!
学習する組織に向けて活用する3種類のテクノロジーと成人発達理論の勉強

この中のOSにあたる「行動探求」と「NVC」ですが、行動探求は主として出来事を認知するときの自分の中にある意識、無意識の前提(メンタルモデル)を紐解き、NVCではその時の根源的なNeeds、源(Source)を取り扱います
これらが、たこ梅の慣行(Groove)なのですが、スタッフさんの発達段階は、様々です
その様々な発達段階のスタッフさん誰にとっても、これらの慣行~行動探求、NVC~は有効なのだろうか?ひょっとしたら、ある種の発達段階では、阻害的に作用することはないのだろうか?と思って尋ねてみたのです

回答を受けて

加藤さんの回答をきく中で、しっかりどのように受け取られているか観察しながら、つかっていけばいいように理解しました
実践する中で、その結果を丁寧に観察し、その結果が行動へのフィードバックであると捉えるなら、実践、観察、内省のプロセスをサポートする側(この場合は私)が回していくことなのだろうと受け取っています

加藤さんと記念撮影

講座では、いくつもの質問が取り上げられましたが、質問されている方の状況や意図があたりまえですがさまざまです
それについての加藤さんの回答、意見を聞くことで、普段、自分が思いもしない問いかけからの気づきもあったし、そういう視点で観るのか、、、ということもありました

そして、加藤さんの著書を持って行っていたので、そこにサインもいただきました

「成人発達理論による 能力の成長」(加藤洋平 著)に書いてもらった加藤さんのサイン

「成人発達理論による 能力の成長」(加藤洋平 著)に書いてもらった加藤さんのサイン

もちろん、記念撮影も、、、

成人発達理論の研究者 加藤洋平さんと

成人発達理論の研究者 加藤洋平さんと

本当に興味深く楽しい2時間でした

加藤さん、そして、この講座を企画して下さったアントレプレナーファクトリーさん、ありがとうございました!!

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