*

1対多の面談(店長面談と現場面談)は、中々にいいです!!

公開日: 農業科・畑部, 面談・コーチング

8月も、7月に引き続き、午前中に野菜部の活動を行った後、お昼から、店長面談、現場面談をします

畑作業の休憩時間、山添産のスイカをいただきます

畑作業の休憩時間、山添産のスイカをいただきます

野菜部の活動の方は、コチラをみてね!
→ 8月の野菜部は、草刈り、紫蘇収穫、キャベツの植え付けです
→ 自然農法畑で刈った雑草を堆肥にします

店でする面談との違い

もともと、月の下旬に各店長とは店長面談を各SA(スタッフアテンダント)さんとは現場面談を何年も続けています

本店の和田店長と店長面談

本店の和田店長と店長面談(通常喫茶店で)

お店の運営のことや現場の取り組みについて相談を受けたり一緒に考えたりしています
お店で面談のときは、仕込みで忙しくしているし材料などで場所もないため、たいてい近くの喫茶店に移動して、店長さん、SAさんと1対1で面談しています

山添村での店長面談・現場面談

ところが、山添村の自然農法畑で野菜部の活動(畑作業)をしたあとの面談は、お店でやるときとは大きく違うことがあります

それは、面談が「1対1」ではなく「1対多」となることです
例えば、本店の店長面談の場合、野菜部のあとだと、和田店長と私・北店と分店と東店の店長(又はSA)さんという具合です
基本は、(この例で言うと)和田店長と私で面談しているのですが、他の店の店長、SAさんもそこに自由に意見を言って、話に入ってくる感じです

「1対多」の面談はなかなかいい!

やってみると、これがなかなかいい!!
面談では、その店やその店長(SA)さんがかかえる問題や課題が取り扱われます
というか、店長(SA)さんが、自分が問題と考えることを持ってきます
でも、たいがい、それが本当の問題であることは少ないのです

システム思考の氷山モデル

システム思考の氷山モデル

多くは「出来事」が問題に思っています
ですが、その「出来事」を生み出した構造にこそ本当の問題が潜んでいます
これを見つけて取り組めばいいのですが、まずもって、見つけることが難しい
本人は、「出来事」(=起きたこと)が問題だと「思い込んでいる」のですから、、、

1対1の面談の時、「出来事」(=起きたこと)と構造について指摘するのはおおむね私の役割です
この山添村での野菜部のあとの面談でも基本それはかわりませんが、それを掘り下げるときに、別の店長さんやSAさんが意見や見えていることを話してくれるし、さらに深い構造を指摘してくれることもあります

一人のスタッフさんに残りのメンバーが自由に発言

一人のスタッフさんに残りのメンバーが自由に発言

さらに、私との1対1の面談だと、私もついつい構造の探求にいってしまい、その時の店長(SA)さんへの共感が薄くなることもあります
ですが、この1対多の面談の場合、だれかが、「それって○○だよね」って共感の言葉をポロッと漏らすことがよくあり、これで、一気に場が転換したり深まります

1対1の面談もいいですが、ときどき、こういう1対多の面談もおすすめです

1対多の面談の成立要因

ところで、なんでもかんでも1対多だったらいいのか?場が深まるのか?というと必ずしもそうではないと思います

まだ、仮説というか、「ひょっとしたら、こういうことがあるのかな、、、」くらいですが、いま、私が1対多の面談が上手く行くための要因として考えていることを覚え書きのつもりで書いておきます

【1対多の面談がうまく行く要因(仮)】

・安全な場がある(批判されない、責められないなど)
・何を言っても大丈夫(上下関係がないかゆるいなど)
・空間がやわらかい、ゆとりがある(自然がある、古民家スペースなど)
・くつろげる空間である(自然がある、古民家スペース、お茶、おやつなど)
・時間がゆったり流れる(時間に余裕があるなど)
・関係性がほぐれている(共同作業・農作業のあとなど)
・起きたことと解釈を分けられる
・前提にきづきやすい(枠組み、前提、メンタルモデルなど)
・etc…

これが、全てでもないし、合ってるかどうかもわかりませんが、いま、思いついたのを後日ふりかえるために書きました
これを見て、ご意見や他にもこんなのが大事では?ってあったら、ぜひ、教えて下さいね!!

関連記事

山添村のお隣さんが作った立派な玉葱(タマネギ)

緊急速報!山添村の玉葱、牛蒡が数量限定で登場です

もう1年近くになりますが、昨年3月から奈良の山添村で自然農法の畑をスタッフさんと始めました 毎月1

記事を読む

新梅田食道街 たこ梅 分店の森口さんと行動探求(Action Inquiry)

スタッフさんと、2018年、最初の行動探求(Action Inquiry)です!

1月4日は、2018年最初のスタッフさんとの行動探求(Action Inquiry)でした 201

記事を読む

10月の店長会議 その2

10月の店長会議~「行動探求」をお互いにできれば根本的に店が変わる!?~

この前、10月の店長会議でした 10月の店長会議 その1[/caption] 今回は、

記事を読む

4月の店長面談です

道頓堀 たこ梅本店の和田店長と4月の店長面談です

先週、道頓堀 たこ梅本店の和田店長と店長面談をやってました 毎月1回、各店の店長さんと30~6

記事を読む

あかボヘーちゃんの卵(左)、しろボヘーちゃんの卵(右)

キターーー!今年初の「双子卵(二黄卵)」!!

日本一古いおでん屋「たこ梅」の 雑用係 兼 五代目店主 てっちゃんです うちには、2羽の鶏(雌

記事を読む

「行動探求」のオリエンテーション

新人の山台さんに行動探求の第1回レクチャーです

2016年4月から、月1回、正社員さん、ホールのパートスタッフさんと自分の内面のクセに気づき、出来事

記事を読む

雑草と競うように陸稲の芽を出しています

山添村の陸稲、かわいい芽が出てます!野菜も植えたよ!!

日本一古いおでん屋「たこ梅」の 雑用係 兼 五代目店主 てっちゃんです この前、山添村の自然農

記事を読む

6月の畑部のメンバーです

6月の畑部~ヤーコン、サツマイモ、トマトなど育っています~

日本一古いおでん屋「たこ梅」の 雑用係 兼 てっちゃんです この前、山添村(奈良)の自然農法畑

記事を読む

森口さんと金田さんに新版「“商い”デザイン」を説明です

今日は、森口さんと金田さんに新版「“商い”デザイン」を説明させていただきました!

11月の月初から続く「“商い”デザイン」の説明ツアー(?)!! 今日も、お二人のスタッフさんに、説

記事を読む

なぜ部下とうまくいかないのか(加藤洋平 著) なぜ人と部下は変われないのか(ロバート・キーガン著)

成人の発達理論を知りたい!「なぜ部下とうまくいかないのか」(加藤洋平 著)を読みました!

やっと、ロバート・キーガン、リサ・ラスコー・レイヒー 著の「なぜ人と組織は変われないのか」を読み終え

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

25人の購読者に加わりましょう
follow us in feedly
創業弘化元年。日本一古いおでん屋と言われるようになりました。 多くの作家や文化人にもご愛顧いただいたお店、鯨のサエズリなどの関東煮、たこの甘露煮、 そして錫の杯で、大切な方と粋な一献いかがですか?










PAGE TOP ↑