*

7月の店長面談~「クリーンな問い」で何が起きているかが明確に~

毎月、上旬に店長さんたちが集まる店長会議、お店の現場のSA(スタッフアテンダント)さんが集まる現場会議があります
その事前準備のため、前月の下旬に、各店長さん、各SAさんと個別に面談をすることにしていて、7月も店長面談、現場面談を行っています

本当は何が起きているの?

道頓堀 たこ梅 本店の和田店長と7月も店長面談でした

7月から「タイムスリップ企画」というのを本店ではやっています

昭和平成令和を「タイムスリップ」してみる?

昭和平成令和を「タイムスリップ」してみる?

昭和、平成、令和といろいろ取材を受けてきました
その時のタレントさんのコメントや召し上がったものなどを思い出しながらお客さんと一緒に遊ぼう!という企画です

そのことはこの前ブログに書いたのでコチラを見て下さいね
「あの?!イベントやってます!」道頓堀 たこ梅本店で、、、

週替わりで、第1弾から第5弾くらいまである(もっとあるのかな?)そうで、第1弾を終わったときに、お客さんの反応はよかったもののこれが今後にどうつながる実感が乏しい、、、という話でした

それで、まず、何が起きているのかを明らかにするため、
・どういうことなのが具体的にする
・それについての他の情報を探る
・それをやる前になにがあるのか
・それをやったあと何がおきたのか
などを尋ねていきます

クリーンランゲージのクリーンな問い

その時に使うのが、クリーンランゲージのクリーンな問いです

店配布用にクリーンな問いシートをパウチ

店配布用にクリーンな問いシート

起こったことを面談の場にだすために使ったのは、12ある(シートではよく使う10個に絞っています)問いのうち5つです

<特徴>
・そのXは、どんな種類のXですか?
・そのXについて、他に何かありますか?

<前の時間軸>
Xのすぐ前に、何が起きますか?

<後ろの時間軸>
次に、何がおきますか?
すると、何がおきますか?

実際の面談では、このまま使うことがあれば、多少、口語的に崩して例えば「それは、どんな○○?」「他に何があるの?」「で、何が起きる?」のように使うことも多いです
※厳格にクリーンではない問いは「クリーニッシュな問い」といわれ、たこ梅の現場では、クリーンな問い、クリーニッシュな問いを両方つかっています

このクリーンな問いを使うことで、起きていることが起きたまま取り出されます
クリーンな問いのいいところは、尋ねる側の恣意的な思い込みや憶測が排除されること
おおむね質問する時って、「きっとこうに違いない!」「こうじゃないかな?」などと思いながら尋ねるので、その質問者の枠組みが問いかけに入り、回答する方もその枠組みに知らず知らずに縛られてしまいがちです
クリーンな問いで、こういったことから解放されるのです

クリーンな問いと顧客の旅デザインマップ

7月の和田店長との店長面談でも、和田店長が「お客さんの反応はよかったもののこれが今後にどうつながる実感が乏しい」と感じているのは何が起きているからなのか?そして、何があるといいのかを探求するためクリーンな問いで対話をすすめます

本店の和田店長と店長面談

本店の和田店長と店長面談

そうする中で、今やっていること、起きていることは何なんのか?そして、ホントはなにが欲しいのか?が明確になり、そうなってほしいこととやってることのギャップも見えてきます

顧客の旅デザインマップ

顧客の旅デザインマップ(たこ梅用に改編)

そうなると次は、ワクワク系マーケティングのツール「顧客の旅デザインマップ」に、取り組んでいることを付箋で貼り込んでいきます
そうして、やっていることがどこに位置づけられるのか?やっていること同志が上手く機能しないのは何が(どこが)ヌケているのか?がマップ上に現れてきます

それについて話す中でも、また、クリーンな問いを使いながらその目的や意味合いを深掘りしていきます
それをまたマップに貼り込む、、、

そうすると、何をやればいいのかが明確になり、あとは、やるだけ、、、
また、お店に帰っても、この顧客のデザインマップを使ってスタッフさんに説明したり一緒に考えたり出来るので、ともに取り組むことが可能となります

顧客の旅デザインマップとクリーンな問いの組合わせ、なかなか強力だと思います
これからも、ブラッシュアップしながらスタッフさんともども使っていこうと思います

The following two tabs change content below.
たこ梅 五代目店主 てっちゃん
大阪の道頓堀で創業180年の「関東煮(おでん)」と「たこ甘露煮」の上かん屋『たこ梅』の雑用係で五代目の てっちゃん(岡田哲生)です さらに百年後も店が続くために取り組んでいる日々の活動を綴ります ところで、ヨガと瞑想を始めました!! おかげさまで、心身ともにエエ感じです

関連記事

たこ梅 北店の前保さんと行動探究セッション

令和2年の初行動探究セッションはスタッフさん8人と

今年の4月で丸三年続けたことになります そう、たこ梅のスタッフさんとの行動探求セッションです

記事を読む

8月の店長会議です

8月の店長会議~顧客の旅デザインマップも活躍するようになってきました~

おはようございます 昨日(8/3)は、8月の店長会議の日でした 各店から、7月の状況、そして

記事を読む

分店の深澤さんと行動探求

行動探求(アクション・インクワイアリー)セッションの目的とは?

2年半前からスタッフさんと始めたのが行動探求(アクション・インクワイアリー)のセッションです 毎月

記事を読む

多比羅さんと前回のフォローコーチングです

多比羅さんと前回のフォローコーチングです

2週間ほど前に、多比羅さんの課題について一緒に考えました その時の話は、コチラのブログをみてね!

記事を読む

松本さんが自分のパートをプレゼンテーション

11月のワクワク勉強会、新人 深澤さんも参加してくれました!

先日、11月のワクワク勉強会でしたが、今年入社の新人 深澤さんも飛び入り参加してくれました 定例の

記事を読む

会議メモは壁に貼っていきます

7月の現場会議~会議はこんな風に、こんな流れでやってます~

昨日は、7月の現場会議でした たこ梅では、月に2回、定例の会議があります ひとつは店長会議で、も

記事を読む

1月の現場会議です

1月の現場会議~ポストイットを活用すると情報が整理されます~

今年、最初の若手スタッフさん中心の現場会議をやりました 新年一発目の会議から、意見が活発にでます

記事を読む

8月の現場会議

8月の現場会議~お店に来られないお客さんに、お客さんになってもらうには?~

昨日は、8月の現場会議でした いろんなことを持ち寄って話をします 今、経営的に崖っぷち たこ梅

記事を読む

たこ梅 北店の北川さんと現場面談です

そうだ!現場面談やろう!!3月から始まりましたぁ~

毎月やってるいわゆる定例の会議っていうのが、たこ梅には2つあります ひとつは店長会議で、もうひとつ

記事を読む

安藤店長と初の店舗面談です

安藤新店長と初の店長面談です!!

毎月、一回、各店の店長さんと面談しています 昨日は、4月に新梅田食道街 たこ梅 北店の店長となった

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

follow us in feedly
創業弘化元年。日本一古いおでん屋と言われるようになりました。 多くの作家や文化人にもご愛顧いただいたお店、鯨のサエズリなどの関東煮、たこの甘露煮、 そして錫の杯で、大切な方と粋な一献いかがですか?










PAGE TOP ↑