*

床下で1年熟成!自家製の梅酒はじめます

公開日: 酒・ビール・飲み物, 季節・旬

今年も、今日からはじめます!
もちろん、アレ!!
床下で1年寝かせて自家製の梅酒です

たっぷり梅つかった梅酒です

もう、50年近くまえになりますが、私、おばあちゃんの漬けた梅酒が大好きでした
今でも、おばあちゃんの梅酒が最高!って思ってます

梅酒名人の三代目女将「岡田ウメ」です

梅酒名人の三代目女将「岡田ウメ」です

そうそう、この人が、わたしのおばあちゃんで、明治生まれのたこ梅三代目女将「岡田ウメ」です
昔からハイカラなひとで、戦後、ハワイへの直行便ができると、その第一便でハワイにいっちゃったような人です
この写真もハワイで撮影しています

ところで、なんでおばあちゃんの梅酒があんなに旨かったのか?
それは、、、
「梅はケチケチしたらあかん!パーッといっぱいつかうんやで!!」
そうなんです
大粒の梅をたっぷり使う
そうすると梅のジュース、エキスがいっぱい梅酒にでてきて美味しくなるんです

床下で1年間寝かせた自家製梅酒が始めます

毎年、おばあちゃんの教え通りに、梅をいっぱいつかって梅酒をつけてます
今年梅酒も、和歌山で取れた古城(ごじろ)梅という大粒の梅をつかいました
和歌山というと南高梅が有名ですが、産毛がいっぱいの南高梅と違って古城梅は無毛なので、細かい毛が入ることも無く、カビや雑菌の心配も少ないし、雑味も出にくくなります
それで、今回も古城梅をつかっています

古城梅(ごじろうめ)の名前の由来

ちなみにこの古城梅ですが、大正時代後期に田辺市長野の那須政右ヱ門さんが譲り受けた穂木を接ぎ木した中から生まれたんだそうです
いわゆる枝変わりというタイプだと思います
そして、この那須さんの家の屋号が古城(ごじろ)だったので、古城梅(ごじろうめ)と名付けられたんだそうです

温度変化の少ない床下で1年寝かせる自家製梅酒

和歌山でとれた大粒の古城(ごじろ)梅をたっぷりつかい、あとは、焼酎(ホワイトリカー)と氷砂糖だけ
大粒の梅をつかうから、梅のエキスがたっぷりでて、さらに美味しくなります

おいしい梅酒をつけるために、もうひとつ大切なことがあります
それは、一年中、安定して涼しいところで熟成させること

それが、床下!!
夏は涼しく冬は凍てつく寒さから守られるからです
この床下で、梅酒を1年間、じっくりと寝かせて熟成させています

1年床下で寝かした自家製の梅酒です

1年床下で寝かした自家製の梅酒です

今年も、床下で1年間熟成した自家製の梅酒ができました
毎年、だいたい2ヶ月前後でなくなってしまいます

「梅酒、好き!!」「飲んでみたい!」って方は、今日、明日にもお店の暖簾をくぐって、「梅酒!」って注文してね

つけ梅もサービスしちゃいます!

子どもの頃から、私、おばあちゃんのつけてくれた梅酒の梅の実が大好き
梅酒より、梅酒の梅のみが好きなくらいです
それも、しわしわじゃなくて、プックリと丸くふくらんだ梅の実が、、、

よくシワクチャになってる梅酒の梅の実がありますよね
あれは、梅の実、ホワイトリカーと一緒に梅酒の氷砂糖を全量入れると、一気にとけて糖度が上がりすぎ、浸透圧の関係で、梅の実から水分が吸い出されてしまうからなんです
だから、梅の実もぷっくりと美味しくなるように、うちでは、ちょっと手間はかかっても、次の2つのことをやることに決めています

【梅酒の梅の実をプックリとさせるコツ】
・氷砂糖は出来るだけ大粒のものを使う(ゆっくり溶けてもらうため)
・氷砂糖は、2週間から1ヶ月あけて2回に分けて投入する(ホワイトリカーの糖度上昇をゆっくりにするため)

錫の焼酎コップにいれた自家製梅酒と梅の実

錫の焼酎コップにいれた自家製梅酒と梅の実(たこ梅東店お客さま撮影の画像を拝借)

そうやってつけると、この写真のようなプックリふくらんだ梅の実になります

うちは、多い目に梅の実を使うのと、当たり前ですが自家製なので、梅の実もたくさんあります
ご希望で、お店で梅酒をご注文の時、梅の実も入れさせていただいてます
もちろん、サービスなので追加料金なんてありませんから安心して下さいね

「梅の実、大好き!」「梅の実も食べたい!!」って方は、梅酒をご注文のときに
「梅酒、梅の実も入れて!!」
って言って下さいね!

ただ、梅の実にも、さすがに限りがあるので、出払っちゃったら、そんときはゴメンナサイ!!<(_ _)>

今年も美味しい自家製梅酒、お出ししよーーーーっと!

関連記事

樽酒と升

純米の樽酒を升で飲んでね!その香りにビックリしますよ!!っつーか、わたしゃビックリした(*゚д゚*)

何年かぶり、、、いや、二十年以上ぶりに味わいました この手のホンモノには、なかなか機会に恵まれ

記事を読む

「期限付酒類小売業免許」の追加書類を郵送

「期限付酒類小売業免許」の追加書類を税務署に郵送しました

新型コロナの影響で、酒類をそのまま(瓶や缶で未開封状態)販売することが、6カ月間の期間限定ですが飲食

記事を読む

農家さん、農協さん、白鹿さん、たこ梅スタッフの記念撮影

山田錦の稲刈りに行ってきました!これは、農家から酒蔵、飲食店、消費者までつながるためのファーストステップです!!

毎日、お店でお出ししているお酒、、、 北播磨の「山田錦」 辰馬本家酒造さんというより、一般的には

記事を読む

遊穂「ゆうほのしろ」純米 無濾過 生原酒 おりがらみ

3月の月がわりの酒「ゆうほのしろ」純米 無濾過 生原酒 おりがらみ

日本一古いおでん屋「たこ梅」の 雑用係 兼 五代目店主 てっちゃんです たこ梅は元来「上燗屋」

記事を読む

酒粕がバルクで入っ袋

試作用の酒粕、届きました!!

たこ梅は元来「上燗屋」 お店は、元来「上燗屋(じょうかんや)」という上等の清酒を上々に燗をつけて出

記事を読む

四季桜の特別純米酒生

特別純米、生酛純米、特別純米生の「四季桜」が、今だけ、たこ梅 東店に!

お酒って、いろいろありますよね 大吟醸酒、吟醸酒、純米酒、生酒、、、とか、、、 そして、たこ梅の

記事を読む

三人でがんばって稲刈りしました

酒米「山田錦」の稲刈りに行ってきました!!

日本一古いおでん屋「たこ梅」の 雑用係 兼 五代目店主 てっちゃんです 今年の6月、酒米「山田

記事を読む

3月10日の酒蔵見学者募集のお知らせ

3月10日の酒蔵見学、各店数名の空きあり!今日、明日にでもお店で応募してね!!

毎年、人気の酒蔵見学! 今年も、3月10日に、西宮の白鹿さん(正式名称は辰馬本家酒造)の酒蔵へ見学

記事を読む

酵母が生きていて、ピリリと微炭酸な「純米 活性にごり酒」楽しんでくださいね!

呼吸する酒「純米 活性にごり酒」が、2月の月がわりのお酒!!(2/10~)

日本一古いおでん屋「たこ梅」の 雑用係 兼 五代目店主 てっちゃんです 月がわりの酒をする理由

記事を読む

竈門炭治郎くんが見守る「ねぎま」の関東煮(かんとだき/おでん)

「ねぎま」の関東煮(かんとだき/おでん)が始めました!

例年ですが、9月も半ばを過ぎると常連さんに「そろそろ、ちゃうん?」「まだか?」って言われる関東煮(か

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

25人の購読者に加わりましょう
follow us in feedly
創業弘化元年。日本一古いおでん屋と言われるようになりました。 多くの作家や文化人にもご愛顧いただいたお店、鯨のサエズリなどの関東煮、たこの甘露煮、 そして錫の杯で、大切な方と粋な一献いかがですか?










PAGE TOP ↑