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山田錦の稲刈りに行ってきました!これは、農家から酒蔵、飲食店、消費者までつながるためのファーストステップです!!

目次

毎日、お店でお出ししているお酒、、、

北播磨の「山田錦」

辰馬本家酒造さんというより、一般的には「白鹿」さんという方が通りがいいと思いますが、この白鹿さんの「黒松白鹿 特別純米 山田錦」です

特別純米山田錦と錫の上燗コップ、たんぽ

特別純米山田錦と錫の上燗コップ、たんぽ

この「黒松白鹿 特別純米 山田錦」というお酒は、そのまんまですが、お酒を造るためのお米である酒米「山田錦」から造られます
山田錦という酒米は、兵庫の試験場で昭和11年に開発され、三木市など北播磨で造られてきました
今では、日本各地で造られていますが、この地域は山間で一日でも気温差の大きく、さらに、土壌がモンモリロナイト含量が高い粘土質が深くまであるため、根が1m以上も伸びられなどの好条件が重なって、心白という酒づくりに欠かせないお米の部位が特に大きい、最高の品質の山田錦が生産できます

農家、酒蔵、飲食店、お客さまがつながる

白鹿さんとは、毎年、2月頃にたこ梅のお客さま(たこ梅FUN倶楽部員さん)と酒蔵見学に行かせてもらったりしています
その中で、米農家の大変さ、酒蔵の大変さもいろいろうかがいました
世間では、「安い方が良い」と思っておられる業者さんやお客さんも、まだまだ、たくさんいらっしゃいます
なんで、そんなことになるのかな?と考えたとき、まず、大変さや苦労、こだわりなど、相手のことをお互いに知らない、、、ことが、こういう状況を生み出す大きな要因になっているように思ったのです

白鹿さんと謎の打合せ

白鹿さんと謎の打合せ

もし、お互いのことがわかったら、きっと、違う関係性が生まれるんじゃないか!って思いました

それで、なんども白鹿さんのいろんな部署の方を交えて、農家、酒蔵(白鹿さん)、飲食店(たこ梅)、消費者(たこ梅のお客さん)が、お互いにわかりあって、つながれる関係をつくっていくために、われわれに何ができるだろうか?と言うことを話あってきています

やっぱり、そこででてきたのは、まず、お互いに知ってもらうこと、、、
例えば、米作りや醸造過程をたこ梅のお客さんに観てもらい、一緒に取り組んでもらえたら、、、ってことがでてきました

そのためには、まず、たこ梅のスタッフさんが、農家さんや醸造のことを知ることから始めよう!ということになり、先週末、白鹿さんの計らいで、山田錦の稲刈り体験に参加させていただくことになりました

で、新梅田食道街 たこ梅北店の安藤店長、ホワイティうめだ たこ梅東店の多比羅店長とともに、兵庫県三木市の方まで、山田錦の稲刈りに行ってきました!

山田錦の稲刈り体験

白鹿さんでお使いの山田錦は、全量、兵庫県三木市を初めとする北播磨地区の契約農家さんで栽培されています
そして、この山田錦の稲刈り体験は、白鹿さんが新入社員さんの研修の一環で、毎年実施されていて、そこに、特別にわれわれ3人も参加させていただきました

白鹿さんの契約農家さんの田んぼに到着

三木市から吉川にかけては、山田錦の田んぼが道路沿い一面に並んでいて、白鹿さんの契約農家さんもいっぱい
いたるところに「白鹿 山田錦 栽培田」のノボリがはためいていました

鎌を持って手刈りでの稲刈り

まずは、鎌をもって、手刈りでの稲刈りです

山田錦を刈る多比羅店長

山田錦を刈る多比羅店長

多比羅店長、がんばって稲を刈っています

山田錦を刈る安藤店長

山田錦を刈る安藤店長

もちろん、安藤店長も、、、

山田錦、いっぱり刈れました!

山田錦、いっぱり刈れました!

私も、がんばって刈りました!!

山田錦を刈り取りました!

山田錦を刈り取りました!

天気にも恵まれ、順調に稲刈りがすすみます

コンバインでの稲刈り体験

全部、鎌で稲を刈るのかと思っていたら、コンバインが登場!!
なんと、順番に操縦席に乗せてもらって、コンバインでの稲刈りも体験させてもらいました

コンバインでの稲刈り体験

コンバインでの稲刈り体験

話をうかがうと、山田錦栽培農家さんの9割は兼業農家
山田錦一本では、生活が成り立たないのが現状なのです
そして、兼業となると、平日は、普通に会社で仕事ですから、稲刈りは、土日に限られます
それで、地区ごとに共同でコンバインなどの農業機械を購入し、土日にもちまわりで稲刈りなどをしているとのこと
ちなみにこの4条タイプのコンバイン、ベンツが買えてしまいます
これが、6条や8条になるとフェラーリやアストンマーチンクラス、、、

確かに、共同で購入しないと、とてもじゃないと減価償却ができないんですよね
農協の方、農家の方も、ものすごくフレンドリーで、そんな生々しい話、内輪の話も、いろいろして下さいました
そうやって造られた酒米でできたお酒、われわれも大事にお客さまに提供していこう!って思ってしまいます

こうやって、関係性、つながりってできていくんだろうと思います

手刈りした稲をコンバインで脱穀&収穫

刈り取り、脱穀した山田錦の籾を袋に移します

刈り取り、脱穀した山田錦の籾を袋に移します

さて、コンバインは、刈り取りから一気に脱穀までしてくれますが、先に手刈りした稲はどうするのか?
コンバインに横から差し込むとと、、、

コンバインに手刈りした稲穂を通して脱穀

コンバインに手刈りした稲穂を通して脱穀

はい、すぐに脱穀できてしまうのです
コンバイン、すごいわ!!

そして、コンバインの中には、刈り取り、脱穀した山田錦の籾(もみ)がいっぱい!
これを規定の袋に移します

刈り取り、脱穀した山田錦の籾を袋に移します

刈り取り、脱穀した山田錦の籾を袋に移します

脱穀された山田錦の籾(もみ)

脱穀された山田錦の籾(もみ)

これで、稲刈りは完了!!
なんですが、ここで、コンバインの中も見せてもらいました

コンバインの中を見せていただいています

コンバインの中を見せていただいています

農協の方が、コンバインを開けて中を説明して下さっています

これが回転して高速で脱穀

これが回転して高速で脱穀

コンバインの中なんて見ることもない!
話をきくと、突起のある円筒の筒が高速で回転して稲穂から籾をたたき落として脱穀するとか、ワラと籾を分ける金属板があったり、見ていて飽きません

みんなで記念撮影

収穫もおわったので、農家さん、農協の職員さん、白鹿さん、われわれとで、一緒に記念撮影です!

農家さん、農協さん、白鹿さん、たこ梅スタッフの記念撮影

農家さん、農協さん、白鹿さん、たこ梅スタッフの記念撮影

本当に貴重な体験、稲刈りだけでなく、生の農家さんの話を聞けて、「そうだったのかぁ、、、」と知ることがたくさんありました

また、農協の稲見さんには、職員さんとしての立場、また、ご自身が農協職員と農家という兼業農家からの立場でのお話をいろいろ聞かせていただきました
白鹿の営業の小西さんには、この日、丸一日アテンドしていただきました
そして、白鹿の醸造責任者である登米さんは、蔵見学の時からお世話になっていて、今回の山田錦のことでも、いろいろ醸造面を中心としてお話をうかがうことができました

みなさん、本当にありがとうございました!!
感謝です!!

農協の稲見さん、私、白鹿の小西さん、登米さん

農協の稲見さん、私、白鹿の小西さん、登米さん

今回、山田錦の稲刈り体験に参加させていただいて、正直、びっくりしたことがあります
実は、私、農家の方も農協の方も、白鹿さんに酒米をおさめていることもあって、こういう稲刈り体験に協力してはるものの、ただでさえ忙しいのに、めんどうや、、、とか、しゃーないから、、、っていう部分があるだろうと思っていました
だから、稲刈り体験といっても、ちょっと、よそよそしい雰囲気が強いだろうなぁ、、、とある種、覚悟してたんです

ところが、、、
すいませーーーーーーん
ぜんぜん、ちがいましたーーーーーーーーーーー!!
めっちゃ、フレンドリーで、どんどん話しかけてくれたり、「やってみましょうか?」って声をかけてもらったり、それも、笑顔で、、、

それで感じたんですが、農協の方、農家の方、自分たちのつくっている酒米のこと、話したいし、知って欲しい、わかって欲しいんだな!って
本当に、お酒やお米のことに関心をもって、知りたい!わかりたい!っていう、うちのお客さん(たこ梅FUN倶楽部員さん)が、酒米づくりや農家さんの現状、思っていることを知ることができたら、わかることができたら、、、
また、消費者(お客さん)が本当は何を思って何を望んでいるのかを農家さんや農協さんがわかったら、、、

きっと、ちがう関係性でのつながりが生まれていくように強く思いました
そのために、われわれができることを白鹿さんとともに生み出し、創っていこうと思います!!

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大阪の道頓堀で創業180年の「関東煮(おでん)」と「たこ甘露煮」の上かん屋『たこ梅』の雑用係で五代目の てっちゃん(岡田哲生)です さらに百年後も店が続くために取り組んでいる日々の活動を綴ります ところで、ヨガと瞑想を始めました!! おかげさまで、心身ともにエエ感じです

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創業弘化元年。日本一古いおでん屋と言われるようになりました。 多くの作家や文化人にもご愛顧いただいたお店、鯨のサエズリなどの関東煮、たこの甘露煮、 そして錫の杯で、大切な方と粋な一献いかがですか?










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