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これって、えこひいき!?錫の上燗コップお預かりサービスが始まった!!

お店自体は、170年くらい前からやってます
江戸時代の後期、坂本龍馬が小学2年生か、3年生あたりからやってる計算になります

お酒を錫のタンポと錫の上燗コップで

特別純米山田錦と錫の上燗コップ、たんぽ

特別純米山田錦と錫の上燗コップ、たんぽ

そして、お酒は、錫のタンポで燗をつけて、同じく錫製の「上燗コップ」という、たこ梅で発明され、大正15年に特許を取得した独特の酒器で召し上がって頂いています

錫の上燗コップ、タンポと酒札

錫の上燗コップ、タンポと酒札

この錫で燗をつけ、錫の酒器で飲むと、お酒の等級が上がる!といわれるくらいまろやかで美味しくなります
それに、手に持ったときのじんわりとしたぬくもり、風合いもいいものです
それで、この錫の上燗コップを売って欲しい!というお客さまがあらわれます

ただ、、、
わりと、ええお値段なんです
錫の上燗コップは、ひとつ13,500円(税別)です

錫貯金で錫の上燗コップが手に入る

もちろん、錫の上燗コップの値打ちをわかっていただいて、おもとめいただくお客さまもいらっしゃいますが、「欲しいけど、今すぐにはなぁ、、、」というお客さまが多いのも事実です

錫貯金の発案者である前保さん

錫貯金の発案者である前保さん

そんなお客さまの声を聞いて、新梅田食道街 たこ梅 北店の前保さんが、「錫貯金」なるものを考案、2年くらい前からやってます

何かというと、お客さまがお代金を支払われるときに、一円単位のお釣りが発生
これ、財布がふくれて困る!でも、お金やし、、、という、お客さまの声があります
だったら、このお釣りをお預かりして貯めていって、13,500円になったら、錫の上燗コップと交換したら、、、と始まったのが錫貯金です

錫貯金通帳です

錫貯金通帳です

細かいお釣りをこんな錫貯金通帳をこしらえて貯めていきます

そうすると、お店で楽しく食べて飲んでるうちに、しらずしらずお釣りがたまっていって、あれよあれよという間に、「はい、錫の上燗コップです!どうぞ!!」となるのです
このとき、「おめでとうございます!」の気持ちをこめて、お店からは、錫の上燗コップにお名前を彫るサービスをプレゼントしています
ところで、お釣りというお金をお預かりするので、お客さまの住所やお名前も存じ上げていないと行けませんので、たこ梅FUN倶楽部員さん限定のサービスとしています

ちなみに、3回以上ご来店の常連さまでしたら、たこ梅FUN倶楽部に入部いただけますし、費用などもかかりません(無料)
入部をご希望のお客さまは、お店でスタッフさんに「入部希望」とおっしゃって下さいね

錫の上燗コップを預かって欲しい!

これまで、たくさんのお客さまが、錫の上燗コップをおもとめて、ご自宅でお酒を飲むときに楽しまれています
もちろん、親御さん、お世話になった方、お友だちへのプレゼントの時もあります
いずれにせよ、ご自身が、おうちで飲まれるときにつかわれています

ただ、この錫貯金を始めてみると、コンプリートして錫の上燗コップを手にされたお客さまの中から、
「これ預かっといて!店で飲むときに出して!」
という声が出るようになってきました

で、お預かりするようになったのですが、高価なものだし、裏面を見ないと(そこの部分にお客さまの名前が彫られます)通常の上燗コップと区別がつかないので、しまっとく場所も大変だし、ご来店の度に出してくるのもわずかとは言え手間がかかって、混雑時には、ちょっと大変になってきました

そこは、錫貯金を編み出す たこ梅 北店のスタッフさんたち、安藤店長、前保さん、島田さん、深澤さんが、「どうしたらええやろ?」と額をつきあわせてアイデアをだして、また、おもろいことを考え出しました!

錫の上燗コップを預かる「えこひいき」始めよう!!

なんで、お客さまは、錫の上燗コップを預かって欲しいのか?
それは、家で燗をつけるのも手間で、なかなか利用機会がない
でも、たこ梅のお店なら、「お酒ちょーだい!」というと、お客さまにとって何の手間もなく、毎回、錫の上燗コップでお酒を楽しめる

なんで、お客さまは、わざわざ、錫の上燗コップをつかうのか?
お酒が美味しくなるのはもちろん、
「錫の上燗コップで飲んでる、、、」
それに、
「マイ上燗コップやぁ、、、」
という特別感とか情緒的なよろこびが味わえるから

だったら、こういう気持ちをもっと満足させてあげたい!ということで、、、

新梅田食道街 たこ梅 北店の錫の上燗コップ収納棚

新梅田食道街 たこ梅 北店の錫の上燗コップ収納棚

よし、お客さまを「ちょっと、えこひいきや!」と、こんなん、できました!!
「えこひいき」って世間では、おおむね悪い意味で使われていますが、たこ梅では、たこ梅を大事にしてくれるお客さま、応援して下さるお客さまに、明るい「えこひいき」、楽しい「えこひいき」、その気になったらどなたでも参加してもらえる「えこひいき」が、最近、流行ってます(笑)

あ、肝心の画像ですが、小さいくて、分かりづらいですか?
じゃあ、よって大きくしますね!

これです!!

お客さまが購入された錫の上燗コップをお預かり

お客さまが購入された錫の上燗コップをお預かり

もともと、季節の商品をお知らせするのとかにつかっていた黒板をとっぱらって、そこに錫の上燗コップを収納できる専用の飾り棚をこしらえました

そして、「預かって!」というお客さまの上燗コップを名前が彫られたそこ面が表になるように収納していきます
全部で40名さまほど、入居可能ですが、すでに、4,5名ほどさっさと入居されてます
入居されている錫の上燗コップには、名札も貼られています

こうやって、専用の飾り棚を設置してみると、お客さまは「わしのんアルアル!!(^o^)」「私のも並んでる!(^o^)」と、なんか楽しそうです

また、これをご覧になって「私のも、おいといて!!」と家に持って帰っておられた上燗コップをわざわざお店にもって来られたお客さまもいらっしゃいます

特別純米山田錦と錫の上燗コップ、たんぽ

特別純米山田錦と錫の上燗コップ、たんぽ

この飾り棚をおいてから、「あれ、なに?」ってお尋ね下さるお客さま、錫の上燗コップに興味を持って下さるお客さまが増えました
そうすると、錫貯金に参加頂くお客さまも増えて、錫で燗をつけて錫で飲む美味しさや楽しさを知って頂けるお客さまが増えていきます

こうやって、ちょっとずつでも、お酒を楽しむ文化が広まっていくと嬉しいです!!(^o^)

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たこ梅 五代目店主 てっちゃん
大阪の道頓堀で創業180年の「関東煮(おでん)」と「たこ甘露煮」の上かん屋『たこ梅』の雑用係で五代目の てっちゃん(岡田哲生)です さらに百年後も店が続くために取り組んでいる日々の活動を綴ります ところで、ヨガと瞑想を始めました!! おかげさまで、心身ともにエエ感じです

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創業弘化元年。日本一古いおでん屋と言われるようになりました。 多くの作家や文化人にもご愛顧いただいたお店、鯨のサエズリなどの関東煮、たこの甘露煮、 そして錫の杯で、大切な方と粋な一献いかがですか?










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