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新人オリエンテーションの「”商い”デザイン」っ何?実は、これは、、、

たこ梅に入社された正社員さん、パートスタッフさんには、かならず、1時間前後の時間をとって、新人オリエンテーションを行っています

新人パートスタッフさんに、お店のオリエンテーション

新人パートスタッフさんに、お店のオリエンテーション

最近も、順番に5名のパートスタッフさんに新人オリエンテーションをしました

たこ梅"商い"デザイン

たこ梅”商い”デザイン

そのときに使うのが、たこ梅の「”商い”デザイン」をまとめたブックレットです

経営戦略や経営計画は説明しないし、存在しません!

多くの会社やお店で、経営戦略や経営計画があったりします
たこ梅も、8年前まで、3カ年計画や5カ年計画を策定してました

でも、やめちゃったんです、、、8年前に、、、

経営計画を作るのが悪いとはおもっていません
でも、経営計画を立てても、そのとおり行かない!から、、、
私の中では、経営計画通りに行かないのには大きく2つの理由があると思っています

ひとつは、そのお店や会社の努力とか頑張りとかが、足りなかった場合
言い換えると、そのお店や会社が計画通りの行動をしっかりとれば達成できたのに、それを怠った、、、あるいは、足りなかった場合です

平成20年9月のリーマン・ショック

平成20年9月のリーマン・ショック

もうひとつ理由があって、私は、経営計画や経営戦略をやめちゃったのは、主としてこちらの理由なんです
それは、想定外の出来事が起こって、それによって影響をうけて、計画通りに行かない場合です
リーマンショック、新型インフルエンザの流行、地震、津波など、、、

そして、こういう突発的、予測ができないし、自分たちが原因でもないことが起きても、そこに向きあって、自律的に考えて、未来に向かって行動していけるような組織にしようと決めたんです
ちなみに、私の場合は、リーマン・ショックがきっかけでした

学習する組織入門、学習する組織、マンガでやさしくわかる学習する組織

学習する組織入門、学習する組織、マンガでやさしくわかる学習する組織

その後、学習する組織という考え方(というかほぼ哲学かもね)に出会って、これをベースに、ワクワク系マーケティングやや成人発達理論なども取り入れながら、そんな何が起こっても何とか自分たちでする人材を育成し、そういう組織となるために我々が大事と考える基本的な部分をまとめたのが「”商い”デザイン」です

「”商い”デザイン」の中身とは、、、

この「”商い”デザイン」に書かれているのは
・約束、信念、目指す処 ・・理念
・目的と活動 ・・・・・・・商売という活動について(たこ梅の存在目的じゃなくて)
・構造 ・・・・・・・・・・商売の目的を達成するための構造
・考え方とツール ・・・・・よく使う感が方やツール類
です

たこ梅の「約束、信念、目指す処」

いわゆる理念に相当する「約束」「信念」「目指す処」ですが、
約束は、たこ梅が果たす使命で、私で五代目になりますが、代々、言い伝えられてきたことを分かりやすく現代語訳してまとめたものです
言い換えると、たこ梅のDNAと言ってもいいかもしれません

信念とは、行動するときの指針で、これは、長年勤めている店長さん達に集まってもらって
「たこ梅で、長く働く中で、大切にしてきたものは何ですか?」
という問いかけをしました
その中から、店長さんたちも、これからたこ梅で働く人にも大切にして欲しいことをまとめたものです

そして、目指す処というのは、こんな店にしたい!という理想的なイメージで、入社歴の浅い社員さんに集まってもらって
「たこ梅が、どんな店だったら、10年後に働いていたいですか?」
という問いを投げかけて、そこから生まれてものです
ちなみに、飲食業界は、一般的に人の移り変わりが激しい業界といわれているのと、具体的にイメージできるだろうということで、「10年後に働いていたいですか?」という問いにしています

商売の「目的と活動」とは?

商売という活動とその目的について、たこ梅の考え方を知ってもらうための項目です
商売(あるいはビジネス)って、それこそ、いろんな目的でやっておられると思います
売上を上げるため、利益を出す、会社を大きくする、上場する、社会貢献だ、、、とかとか、、、

「たこ梅"商い"デザイン」の商売の目的と活動ページ

「たこ梅”商い”デザイン」の商売の目的と活動ページ

ただ、たこ梅の場合は、商売の目的は単純で「顧客を創造する」だけです
そのための実際の商売の活動としては、「顧客に選ばれる」「顧客の進化を促す」の2つだけ
ここで、顧客といってるのは、お客さまを8段階にわけてかんがえてるから、、、

どんな8段階かというと、世間の人々(世界人口なので74億人くらいかな?)、たこ梅を見聞きしたことのある人、見込み客、新規客(お試し客/トライアラー)、リピーター、ファン、サポーターという8段階です
そして、たこ梅で顧客と呼んでるのは、リピーター、ファン、サポーターのお客さまのことです
で、「顧客の進化を促す」の進化というのは、新規客さんがリピーターに、リピーターがファンやサポーターに、、、ってことなんです

「構造」とは?

構造というのは、先に述べた「顧客を創造する」という「顧客創造の構造」のことです
そのための活動「顧客に選ばれる」「顧客の進化を促す」をやっていくうえで、戦略ではなく、ある種の構造をとって、これを実現しようと考えています
この「顧客創造の構造」も、わりと単純で、「学習する組織」を土台にして、「顧客満足」を高め、「関係性と動機付け」をやっていきましょう!というものです

「たこ梅"商い"デザイン」の構造の概念図

「たこ梅”商い”デザイン」の構造の概念図

さすがに、これだけではアバウトすぎるので、各々の「関係性と動機付け」「顧客満足」「学習する組織」について、カンタンにまとめています

それが、このページなんですが、、、

「たこ梅"商い"デザイン」の構造を説明するページ

「たこ梅”商い”デザイン」の構造を説明するページ

このページの画像をクリックして拡大して読んで頂いたらいいのですが、ほんと、ざっくり!としか書いてません
あるいは、キーワードだけとか、、、
というのも、これは、私がその意味を説明したり、新人スタッフさんに問いかけながら紐解いてお伝えしていくためのものなので、こんなにザックリなんです、、、^^;;;

あとは、考え方とツールもありますが、これは、ここまでのメインパートを説明する中で補足的につかったり、実際に仕事をするなかで使ったりするので、全部は、説明してません

それと、この「”商い”デザイン」ですが、同じブックレットが各店に備え付けてありますし、入社時に渡す手帖にも同じものが(手帖なので小さいですが)入ってます
それに、しつこいようですが、支給されるタブレットを使うとクラウド上のアップしてあって、いつでも、見られるようになっています

新人オリエンテーションで「”商い”デザイン」について話すと、、、

まぁ、だいたい、1時間前後(といいながら、1時間半になったり2時間になることもありますが)で、「”商い”デザイン」のブックレットをつかって、新人さんにオリエンテーションをやってるわけなんです

そして、終わった後は、必ず、今日、話を聞いてみてどうだったか?と感想をうかがうことにしています
たいていは、全部は理解できないとかいわれますが、正直、こんなのわかんなくても大丈夫!普段の仕事はできます!!(笑)

ただ、先輩の社員さんが、飲食店らしからぬ(と見えるらしい)ことに取り組んでたり、不思議(に見えるらしい)仕組みに出会ったときに、「あーーー、あのときの、、、」って思い出してもらったりして、少しずつ、自分の血肉にしていっていただけたらいいと思ってるだけなのです

それと、感想でだいたい言われるのが、「(話はわからないところもあったけど)しっかり、お店のことを話してもらって嬉しかった!」ということです
私も、その言葉を聞くと、「あーーー、話してよかった!!」って思うんですよね

だから、これからも、話し方、話す内容をブラッシュアップしながら新人オリエンテーション続けていきます!!(^o^)v

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Comment

  1. 工藤友里 より:

    コト塾の忘年会でご一緒させていただきました。
    毎回、読み応えあります。
    メールで幹部にも共有させていただきたいです。
    よろしくお願いします。

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創業弘化元年。日本一古いおでん屋と言われるようになりました。 多くの作家や文化人にもご愛顧いただいたお店、鯨のサエズリなどの関東煮、たこの甘露煮、 そして錫の杯で、大切な方と粋な一献いかがですか?










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