行動探求(Action Inquiry)、今月もスタッフさんとやってますよ!
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行動探求・メンタルモデル, 成長・発達, 学習する組織
平成20年9月のリーマンショック、、、
それまで順調だった経営が、右肩下がりに、、、
そんな中でであったのが「学習する組織」という考え方です
「これやったら、リーマンショックみたいなのが来ても、地震が起きても、新型インフルエンザがはやっても、私が、死んじゃっても、店は、百年後もある!!」って思って、平成22年4月から、学習する組織を目指し始めます
でも、なかなか上手く行かない、、、
そんな時、コレを知りました!!
行動探求(Action Inquiry)との出会い
学習する組織を構築する最も近道(らしいです)に、成人の発達理論をベースとした行動探求(Action Inquiry)があります
昨年、英治出版さんから「行動探求(Action Inquiry)」(ビル・トルバート著)の翻訳書が発行されました
それを記念して、著者のビル・トルバート博士が来日され、3日間のワークショップも開催
このワークショップのときの話はこちら!
→ ビル・トルバート博士の行動探求(Action Inquiry)ワークショップに行って来ました!
わたしも参加したのですが、「これ、いける気がする!」と思ったものの実際にどうやってお店に導入していいかわからず、翻訳者でもあるチェンジ・エージェント社の小田理一郎さんに直接連絡を取って相談しました
その結果、行動探求の入門編(当時一般コースは始まっていましたが入門編は存在しませんでした)をつくってやってみよう!ということに、、、
その時のことはコチラを読んでね!
→ 行動探求の現場での活用についてチェンジエージェントの小田理一郎さんに相談に行ってきました!
で、今年の3月に、道頓堀にある たこ梅本店に2階で、行動探求入門セミナーを開催しました!!
前編、後編の2部構成で、、、
この入門セミナーは、こんなでしたよ!
→「行動探求入門セミナー(前編)」を たこ梅 本店で開催!学習する組織にスタッフ全員で一歩ずつ踏み出します!
→「行動探求入門セミナー(後編)」~講座そのものが行動探求だった、、、~
そして、この後編が終わったとき、ふと思いました
今回の入門セミナー、参加してくれたスタッフさんは、楽しそうにやってくれたし、学びもあった
ただ、これ、なんらかの形で継続していかないと、身につかないし、現場に定着しない、、、
それで、その懸念をその場で素直に伝えました
そうしたら、あるスタッフさんが、
「それやったら、(毎月のひとりひとりのスタッフさんとの)コーチングの時間があるから、その時に、行動探求やったらええんとちがいます?」
って、、、
なるほど!!
他のスタッフさんも、賛同してくれて、早速、その月から、各々のスタッフさん(対象は当面正社員さんです)と月1回の行動探求がスタートしました
8月も行動探求やってます!
3月に始まって、今月(8月)で、各々のスタッフさんにとっては、6回目の行動探求です
実際には、入門編の中で教えてもらった「会話のふりかえりシート」と「難しい会話のマトリックス」というフォーマットをつかって進めます
昨日は、7人のスタッフさんと各自が書いてきた会話のふりかえりシートを元に、一緒に難しい会話のマトリックスシートを埋めていって、行動を探求します
この行動探求でのポイントは2つであると私は理解しています
ひとつ目は、自分の取った行動の枠組み(意識・無意識の前提やメンタルモデル)が何かを発見すること
これがわかると、なぜ、そんな行動をとり続けるのかが見えてきます
ふたつ目は、望ましい枠組みを設定してこうどうするとどうなるか?という「2次ループ学習」をすすめること
ひとつ目、ふたつ目と書きましたが、これは、不可分です
そもそも、自分の行動に潜む前提が見つからない限り、新たな前提に立って2次ループ学習をすすめ、望ましい行動をとって、望ましい結果にたどりつくことは不可能ですから、、、
そして、この行動探求をつづけるなかで、垂直方向の成長と言われる発達が促進されていきます
発達段階が上がると、一つの出来事を異なる捉え方、見方で観ることができるようになり、当然、その出来事との関わりや対処方法もかわってきます
おそらく、そのひとつの事例が、最近あった、コレです
興味があったら、コチラのブログ記事を見て下さいね
→ 滋賀ダイハツ販売さんの視察研修に行って、物置場の整理でマネる!と語ったスタッフさんの理由に驚きました!
まぁ、そんなこんなで、今日も、3人のスタッフさんと行動探求やってきまーーーーす!!(^o^)v
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