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3月の現場会議は、クリーンセットアップのチェックインからスタート!!

公開日: 会議・ミーティング

先週、3月の現場会議でした
たこ梅の会議では、最初に、参加者が今の状態や気持ちを会議メンバーの前で伝えたり、最近合った出来事を話すなどの時間を取る「チェックイン」をします
このチェックインをすることで、体や気持ちがほぐれ、いきなり会議にはいるよりも、安心して参加できたり、意識を会議に向けたり出来るようになります

現場会議のチェックインでグッド&ニューです

現場会議のチェックインでグッド&ニューです

これまでは、このチェックインで24時間以内にあった善かったこと、楽しかったことなどをひとりずつ話す「グッド&ニュー」を毎回やっていました

クリーンセットアップとは?

ただ、前回の2月の現場会議から、このグッド&ニューにかえて、クリーンランゲージのひとつのスキルである「クリーンセットアップ」なるものをやってみることにしました
※クリーンランゲージの詳しいことは、クリーンランゲージジャパンさんのサイトをご覧下さいね

これがなかなかよかった、、、
会議のチェックインで使うクリーンセットアップでは、「この会議が上手く行くとしたら、その会議は何のようであればいいか?」「その時、自分は何のようか?」という問いでイメージを膨らませ、「そうであるためには、どんなサポートや資源(リソース)が必要か?」という問いで実際に必要なもの、ことを具体化します

こうすることで、会議に意識が向き、メンバー全員で、お互いをサポートする場が出現しやすくなります

で、今回、3月の会議でも、クリーンセットアップから始めました

会議のクリーンセットアップ

これが、実際に会議のチェックインとしてのクリーンセットアップで使ったシートです

クリーンセットアップの手順

クリーンセットアップの手順

【会議でのクリーンセットアップ】

①この会議が、あなたにとって、本当に思い通りにいくとき、それは、何のようでしょう?
 ・・・・(2,3回程度のやりとりを経て)応答A 

②(応答A)のとき、あなたは、何のようでしょう?
 ・・・・(2,3回程度のやりとりを経て)応答B

③(応答A)と(応答B)であるために、あなたが必要とするサポートや資源(リソース)は、なんでしょう?

※応答を得るとき、「2,3回やりとり」をすると書いていますが、これは、別に4,5回でも、もっと多くてもかまいません
ただ、あまり何回も繰り返すと、クリーンセットアップだけで時間がとられてしまいますし、(クリーンランゲージのトレーニングを受けていない人がやり続けると)話の中心が深まるのではなくそれていってしまう恐れがあるので、私は、2,3回から多くて4,5回の往復でするように、うちのスタッフさんに伝えています

2人ペアでお互いにクリーンセットアップを行います

2人ペアでお互いにクリーンセットアップを行います

実際にこのクリーンセットアップをするとき、2人のペアになって、お互いに、片方が相手に①②③の順番で問いかけを行い、応答を得ます
そして、次ぎに交替して、同じように行うという進め方をしています

ところで、この①②は、会議がどうであってほしいか?そのときの自分は何であるのか?をメタファー(比喩/平たく言うとイメージと思っていただいてもいいかと思います)で自分から取り出す作業となります

そして、③で、そのメタファーから、サポートや資源(リソース)に変換して会議・現実で取り扱える具体的なものとして取り扱えるようにします

①②での問いかけにおける留意点

ところで、①②で数回(2-3回くらいでOK)問いかけと応答を繰り返して、最終的な応答A、応答Bを得ますが、そのときの問いかけにちょっとした留意点があります
クリーンランゲージの「クリーン」は、問いかける側の思い込みや前提、価値観などが入りこまないクリーン問いにより、相手が、本当に自由に答えられるようにします

クリーンランゲージのクリーンな問いには、結構、厳格な文法(?)がありますが、これは、相手(クライアント)の奥にあるメタファーを見つけるためなのです
ただ、システミック・モデリング(クリーンセットアップも)では、もう少しカジュアルであっていいとされています

例えば、「①この会議が、あなたにとって、本当に思い通りにいくとき、それは、何のようでしょう?」に対して、例えば「山かな、、、」って答えたとき、次に「富士山みたい?生駒山みたい?」って尋ねるとかなり限定してますよね、、、
そうではなく、「どんな種類の山ですか?」(←これはクリーンな問い)や「どのくらいの大きさの山?」(←純然たるクリーンではないけど、クリーニッシュな問いなのでOK)

クリーンセットアップで使いやすい「クリーンな問い」

クリーンセットアップで使いやすい代表的な「クリーンな問い」を紹介しておきますね

【使いやすい代表的なクリーンな問い】

メタファー)
それは、何のようでしょう?

特徴)
・そのXは、どんな種類のXですか?
・そのXについて、他に何かありますか?

場所)
・そのXは、どこにありますか?
・そのXは、どのあたりにありますか?

前の時間軸)
・Xのすぐ前に、何が起きますか?
・そのXは、どこから来るのでしょう?

後ろの時間軸)
・次に、何が起きますか?
・すると、何がおきますか?

クリーンセットアップを行うとき、このようなよく使う問いをボードの端っこに書いておいたり、問いを書いたシートを貼っておくと便利です

クリーンセットアップ③で出てきたことを共有

このクリーンセットアップの最後は、クリーンセットアップ③で出てきたことを共有します

今回は、ポストイットに問いかける側の人がメモを書き、それをホワイトボードに貼っていきます

クリーンセットアップで出来てきたメンバーが必要とするサポート、資源(リソース)

クリーンセットアップで出来てきたメンバーが必要とするサポート、資源(リソース)

【会議メンバーから出てきた必要とするサポート、資源(リソース)】

・進行をちゃんとしたいということを理解して欲しい
 「ちゃんと」・・・脱線を引き戻す

・「笑顔のための積極性」参加者全員
 ・・・自分の店のためのことをグイグイ出していこう

・議題に対してみんなが、意見をいいやすく言ってもいい雰囲気(笑顔)がある

・みんながずっと「おだやかな気持ち」

会議メンバーから出てきた必要とするサポート、資源(リソース)は、このようでした
ただ、必要とするサポート、資源(リソース)を出したからといって、それが、必ず、すべて、みんなでそうするワケではありません
中には、お互いに相反するサポートや資源(リソース)が出てくる場合もあれば、メンバーによっては受け入れがたい場合もあります
それに、内容が、イマイチつかめない、明確性に欠けることもあります

それで、共有する時間に、そのあたりをみんなで一緒に調えてきます

例えば、今回だと「進行をちゃんとしたいということを理解して欲しい」というのがありますが
メンバーから、「進行をちゃんと」って、「あながた思う進行の『ちゃんと』どういう種類の『ちゃんと』なの?」という質問が出て、「脱線したら引き戻すこと」という回答が得られたので、書き加えました

クリーンセットアップをして会議をスタート

また、今回は必要とするサポート、資源(リソース)をポストイットに書いてもらったので、そのまま、会議につかうホワイトボードの横に貼っておいたんです

そうすることで、進行役のひとも、会議メンバーも、いつでも、それを視界にいれて会議に臨めます

前回は、ふつうにシートに書き出して壁に貼っていました
会議の時は、だいたい、会議メンバーは、前(この場合はホワイトボード)を見ているので、必要とするサポート、資源(リソース)が書かれたポストイットが常に目に入ることになります

このおかげかどうかは、正確にはわかりませんが、3月の現場会議、各々の議題で、より深い話ができました
会議のさいごの「ふりかえり」でも、そういう感想がでていたので、会議メンバーのみなさんも、より深く話せたと感じているようです

会議のチェックインとしてのクリーンセットアップおすすめです!!(^o^)

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創業弘化元年。日本一古いおでん屋と言われるようになりました。 多くの作家や文化人にもご愛顧いただいたお店、鯨のサエズリなどの関東煮、たこの甘露煮、 そして錫の杯で、大切な方と粋な一献いかがですか?










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