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「真経営学読本」(福島正伸 著)は、人生が豊かになる本の一冊であると思います

公開日: リーダーシップ, 気になる本

先代社長が亡くなり、突然、10年以上つとめた会社員を退職、たこ梅を継いで17年目になります

その頃は、毎年、赤字続きの店でしたが、スタッフさんや周りの協力があって、赤字もストップ、利益が出るようになりました

そんな、たこ梅を継いで黒字基調となった数年目、大阪の堺筋本町にある大阪産業創造館というところが、二代目・三代目社長、次期経営者、事業継承者向けに約1年間のプログラム「なにわあきんど塾」を知りました
そして、あきんど塾20期として入塾しました

大阪産業創造館の「なにわあきんど塾」

大阪産業創造館の「なにわあきんど塾」

ちなみに、この産創館さんの「あきんど塾」のプログラムは現在も続いていて、2018年度 33期生を募集中のようです
興味があったら、コチラをご覧下さいね
「なにわあきんど塾」募集の公式サイト
※第33期生(2018年度)募集中で、応募締切は2018年2月16日(金)です

大阪産業創造館(さんそうかん)さん

大阪産業創造館(さんそうかん)さん

そのプログラムの初回 起業家精神だったと思いますが、そういうことで、登壇されたのが福島正伸先生でした

当時の私は、フィリップ・コトラー、デビッド・アーカーなどのいわゆるマーケティングは学んでいましたが、起業とか経営者としての心構えや精神というものは勉強してない、、、というより、それがどんなものかという概要すら知らないレベルでした
当時は、売上と利益を出すことだけで精一杯でしたし、売上と利益を増やすことが経営だ!と思っていました
起業家精神とか経営者の心得なんて、余裕ぶっこいたやつが偉そうに語るくらいのもんだろう、、、売上と利益に関係ないし、、、くらいに思ってましたから

だから、福島正伸先生のお名前も存じ上げないし、起業家精神の話をきいても「ふーーーーん、そういうもんかぁ、、、」「話は面白いなぁ、、、」くらいでした

まぁ、今から考えると、相当、失礼なヤツですね、、、^^;;;

学習する組織入門、学習する組織、マンガでやさしくわかる学習する組織

学習する組織入門、学習する組織、マンガでやさしくわかる学習する組織

その後、リーマンショックを経て、それまでの「売上だ!」「利益だ!」では上手く行かなくなって、困っていたときにピーター・センゲの「学習する組織」に出会い、これなら、百年後も親が子を連れてきたくなる店が続いているに違いない!と、学習する組織の構築に進んできました

そんな中で出会う人達から、よく福島正伸先生の講座にでてよかった!とか話もきいていました

どんな仕事も楽しくなる3つの物語、リーダーになる人のたった1つの習慣(福島正伸 著)

どんな仕事も楽しくなる3つの物語、リーダーになる人のたった1つの習慣(福島正伸 著)

それで、「どんな仕事も楽しくなる3つの物語」「リーダーになる人のたった1つの習慣」(福島正伸 著)なんかを買って読んでもいました

そして、一昨年、「真経営学読本」(福島正伸 著)というのが発刊されることを知ってすぐ買いました
ただ、たこ梅文庫の書架に並んだものの、そのまま、積ん読、、、
1年半が経過しました

「真経営学読本」(福島正伸 著)

「真経営学読本」(福島正伸 著)

今年になって、ふと、たこ梅文庫を眺めていると、この「真経営学読本」(福島正伸 著)が目に入ってきて、「あ、これ、読むんだ、、、」と思って読み始めることにしました

経営学と書いてあるので、いろんなノウハウなんかがあるのかと思ったら、起業、経営するうえで、本当に大事なものは何か?スキルやノウハウを越えた大切なものについて、エッセイのように53の短編の物語風、語りかけるように書かれています

平成22年から学習する組織を目指して取り組んでいる中で多少なりとも学んだこともあるので、読んでいて、こういうことかも、、、って思い当たることもあれば、そうだよなぁ、、、とか、なるほど!って教えられる、気づかされることも多々あります

まだ、半分ほど読んだだけですが、起業家、経営者だけでなく、接客やサービスを提供する仕事をされている方はもちろん、人を相手に仕事をする方は、ぜひ、読まれることをおすすめします
仕事が、人と人との関わりでの営みである限り(AI全盛になったらどうか不明ですが、、、^^;;;)、この本に書かれていることは大切なことだと思います

ほんと、楽しく読めるし、読んでいると、仕事というか働くと言うことが何なのか?ということが、すこしずつ染みいってくるように思います
人生が豊かになる本の一冊であると思います

 

 

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創業弘化元年。日本一古いおでん屋と言われるようになりました。 多くの作家や文化人にもご愛顧いただいたお店、鯨のサエズリなどの関東煮、たこの甘露煮、 そして錫の杯で、大切な方と粋な一献いかがですか?










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