「マンガでやさしくわかる部下の育て方」(中原 淳 著)をたこ梅文庫に追加です!!
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        成長・発達, 学習・研修&セミナー, 気になる本                
      
難波にある事務所の書架には、500-600くらいの本が並んでいます
これ、たこ梅のスタッフさんに貸し出ししていて通称「たこ梅文庫」と呼ばれています
学習する組織、U理論、ローマ人の物語など、ハードカバーで一冊400ページ前後の本も多いのですが、最近は、とっつきやすい!読みやすい!マンガ・コミックでわかるシリーズ本を増やしています
先日も、6冊ほど追加しました、、、
で、また、1冊とどきましたよ、、、
「マンガでやさしくわかる部下の育て方」(中原 淳 著)をたこ梅文庫に追加!
それが、東京大学 大学総合教育研究センター の 中原 淳 准教授が書かれた「マンガでやさしくわかる部下の育て方」です
部下を育てる、、、これ、マネージャー、店長、課長、、、さんたちには、とっても難しい、、、
営業成績優秀だった営業マンが、あるひ営業第○課の課長となって部下を持つ!
自分で、営業やって開拓したり、これまでの取引先と良好な関係を保ちさらに取引を伸ばすのはカンタン、、、
なのに、部下はそれをできないし、うまく教える!指導する!ことができない、、、_| ̄|○
仕事を部下に任せるためには、、、
本の中で書かれていますが、課長になるまえは「優秀なベテラン営業マン」だけど、課長になったら「課長初心者」ってこと!
自分でやるのと、人にやってもらうのでは、まったく違う!っていうことを理解して、部下に仕事を「任せる」ことができるようになる必要があります
任せる!!っていうのは、「あなたに任せました!」と言って、あとは、放っておく!自己責任で!ってことではなく、次の4つのステップにしたがって、しっかりと仕事を任せられるようにする!とも書かれています
【「仕事の任せ方」4つのステップ】
┌→観察・・・部下の情報を収集する
│ ↓
│目標契約・・・部会仕事の目標を理解させ「契約」する
│ ↓
│振り返り・・・過去、現状、目標を意識化させる
│ ↓
└フィードバック・・・耳の痛い事も告げて立て直す
本の中では、この4つのステップに従って、新任のマネージャーがひとつひとつ部下との軋轢、課題をクリアーして、仕事を任せられる上司として成長していく姿が描かれています
そして、おのおのステップごとに、詳細に、何に注意をはらえばいいのか?何をどうすればいいのか?どうかかわればいいのか?などの視点で、わかりやすく語られています
部下のコミット度が高まる目標契約を行う!
たまたま、昨日、うちのスタッフさんのひとりとコーチングの時間だったんですが、その中で、そのスタッフさんが前回のコーチング以降、お店の他のスタッフ取り組んでいた事が、ちょうど、この4つのステップの「目標契約」にあたることに気づきました
それで、二人で、このマンガ本をみながら、そのスタッフさんの取組について、検証してみました
【目標契約の4ステップ】
1)目標の打ち込み 全体像と背景/組織にとっての意義/個人にとっての意義
2)つまづきワクチン 困難ポイントの予測
3)サポート 組織的なサポート/個人的なサポート
4)目標契約 自己決定によりコミット度向上
そのスタッフさんが取り組んだこととは、関東煮(かんとだき/おでん)の鍋番をするときに、一番よく使うテーブル形冷蔵庫の食材の配置を最適化してはどうか?ということでした
鍋番は、数人いて1日では前半後半、交代しますし、シフト勤務なので、鍋番をするメンバーも毎日かわります
その店では、その日その日、鍋番をする人間が、自分のしやすいように配置していたので、後半の鍋番にとってはやりにくいこともしばしば、、、
また、翌日は、違う人間が鍋番なので、また、並べ直す、、、
こんなことが起こっていました
それで、誰もが使いやすい配置を一緒に検討して、決めようという取組をしてくれました
そこで、そのスタッフさんが、やった事をこの4つのステップで一緒に考えてみると、、、
1番の「目標の打ち込み」は、組織にとっての意義、つまり、その店にとっての意義である「だれもがスムーズに鍋番の仕事をできるようにする」ということは伝えていました
ただ、「全体像と背景」「個人にとっての意義」は伝えてなかったので、もし、伝えるとするとどういうことがあるか?ということを尋ねると、、、
「全体像と背景」としては、鍋番の仕事をよりスムーズにすることにより、お客さまにお待たせする時間を減らして満足度をアップできる!鍋番を交代したときに「なんで、こんな並べ方やねん、、、」と残念そうになったり、ムッとしたりして、その表情やトーンがお客さまに伝わる事を防げるし、最初から気持ちよく仕事が出来、それが、お客さまへの喜び構築に貢献するということがわかりました
「個人にとっての意義」では、仕事がスムーズとなり鍋番の仕事に集中できる!それにより、(新人さんの場合は特に)鍋番のスキルアップにつながる!食材の配置でイラつくことなく気持ちよく仕事が出来る!と理解できました
同様に、「サポート」「目標契約」についても、部分的にはできています
ただ、個人的なサポートについては言及していても組織的なサポートは話していなかったなどに気づきました
「つまづきワクチン」については、特に、やっていなかったので、これをやればどうなるか、、、なんてことも話し合いました
今回の取組もキチンと稼働していて問題ないのですが、スタッフさんと、「部下の育て方」に掲載されてるいくつかのチェックリストというかフォーマットにしたがってふりかえる事で、さらに、他のスタッフさんの取組へのコミットメントを高める事や意味、意図について深い理解をすすめられることに、そのスタッフさんも私も気づきました
私、明日、この本借ります!!
コーチングタイムがおわるときに、感想をきいたら、「あのーーー、この本、いつから、たこ梅文庫にならびますか?」って聞かれました
で、「そうやなぁ、、、今日ぐらいに読み終わって、明日か明後日くらいにブログに書いたら並べるよ!!」って答えたんです
そしたら、、、
「ちょっと、本の名前、メモさせてください!明日、貸出、申し込んでおきます!!」
え?
なんで、そんな急ぐんや、、、と思ったら、、、
「社長がブログに書くと、すぐ、貸し出されるから、、、
先に、貸出、事務所に送っておきます!!」
そっか、そういうことか、、、
そういえば、先日も、マンガ・コミックでわかるシリーズ6冊追加しました!ってブログに載せたら、明くる日には貸し出されたわ、、、
その時のブログはコチラ!
→ マンガ・コミックでわかるシリーズを6冊、たこ梅文庫に追加です!!
いや、まぁ、なんちゅーか、借りてくれるのはありがたいことです
どんどん、借りてってね!!
普通の本も、マンガやコミックでわかるシリーズ本も増やしていきますからねーーーーー!!(^o^)
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