10月からスタッフさん同士での行動探求が始まりました!!
スタッフさんが成長、発達していくためには、もちろん、能力やスキルのアップは必要です
同時に、ものの見え方、捉え方がかわっていく、成人の発達理論で言う器の成長が必須になってくると考えています
たこ梅は、百年後も存在するために「学習する組織」になろうと決めて、取り組んでいます
行動探求(Action Inquiry)への取り組み
この学習する組織への実践的な近道であるとされ、また、器の成長を促進する取り組みとして、成人発達理論の大家であるビル・トルバート博士の行動探求(Action Inquiry)を導入することにしました
今年の3月には、行動探求を翻訳しビル・トルバート博士を招聘してワークショップも開催されたチェンジ・エージェント社さの協力を得て、行動探求の入門講座を開催し、まず、すべての正社員さんに受講頂きました
その時の話はこちらのブログを見てね!
→ 行動探求入門講座(前編)
→ 行動探求入門講座(後編)
研修やセミナーって、その時は「ええこと聞いたぁーーー」「勉強になったーーー」と思うものの、一週間もすれば、わすれられて現場に定着しない、、、
そういうことは、よくあります
で、毎月1回、スタッフさんと、そのスタッフさんが、上手く行かなかった出来事の会話をかいてきて、それを元に、「難しい会話のマトリックス」というシートを使いながら行動探求を4月から9月までの6ヶ月間続けてきました
行動探求(Action Inquiry)の次のステップへ
行動探求する中で、自分の考え方や捉え方のクセ、意識・無意識の前提、メンタルモデルなどがみつかってきます
あるスタッフさんは、仕事の上で、他の仕事の仕方がどうも遅い?なんで、そんなことすんねんやろ?って、イライラしてきたそうです
それが、行動探求の時、自分にとっては「当たり前」にして、当たり前過ぎて気づくとすらなかった前提に生まれて初めて気づきました
しばらくボーゼンとしはりましたが、「あーー、そういうことだったんですね、、、」ってわかって、その後、仕事での人との関わり方が大きく変わった、、、というかストレスが極端に減ったそうです
まぁ、そんなことがおきるのですが、スタッフさんと行動探求する中で、私、ひとつの大きな課題に気づくようになりました
それは、、、
自分の前提やメンタルモデルに気づくことはとってもいいことなのですが、このままでは、スタッフさんが、私がいない(相手でない)と行動探求できない!ということです
そりゃまぁ、私がコーチ役でやってるわけですから、必然的にそうなりますよね
これじゃあ、私が病気になったり、死んじゃったらどうすんねん!!!と思ったわけです
行動探求をスタッフさん同士で出来るようにする!
そこで、単純に、こうすることにしました
「スタッフさん同士で、行動探求できるようにしよう!!」
具体的には、どうするか?
いきなり、スタッフさん同士でやれ!!って言われてもちょっと面食らうと思います
それで、
【従来の行動探求の流れ】
1)上手く行かなかった出来事を思い出す
2)その時の出来事、会話を「会話のふりかえりシート」に記入する
3)私との行動探求の時間に「会話のふりかえりシート」を持参する
4)二人で一緒に「難しい会話のマトリックス」を作り上げて行動探求する
5)現場に持ち帰って実践する
こんな風に、私と「難しい会話のマトリックス」を作って行動探求やってたのをやってたのを
【10月からの行動探求の流れ】
1)上手く行かなかった出来事を思い出す
2)その時の出来事、会話を「会話のふりかえりシート」に記入する
3)その出来事に登場しないスタッフさんにコーチ役になってもらう
4)そのスタッフさんと一緒に「難しい会話のマトリックス」をつくる
5)私との行動探求の時間に「会話のふりかえりシート」と「難しい会話のマトリックス」を持参する
6)やってみて難しかった、上手く行かなかったところを中心に「難しい会話のマトリックス」をブラッシュアップする
7)現場に持ち帰って実践する
お店の別のスタッフさんにコーチ役になってもらって、まず、自分たちだけで、難しい会話のマトリックスをつくって、行動探求をやってみるようにしました
そして、そこでうまく行かなかった部分や難しかったところを持ってきて、私と一緒にさらにブラッシュアップすることにしました
これは、本店の松本さんと安藤さんですが、実際、こんな風に、まず、お店で自分たちで行動探求をやってくれています
私との行動探求の時間に、自分たちでつくった「難しい会話のマトリックス」をもってきて、また、一緒にさらにブラッシュアップしていきます
正直、10月から、スタッフさん同士で、まず、行動探求して、それを持ってきてね!と行ったものの、これ、相当にレベルが高くて難しいです
どんだけの人がやってきてくれるかなぁ、、、って思ってたら、まだ、半分くらいのスタッフさんとしかコーチングの時間をもってませんが、ほとんど全員が、きっちりやってきてくれていました
正直、ビックリ!!(*゚д゚*)
すげーーーーーー!!って思いました
お互いに行動探求のコーチ役をすることで、自分たちで行動探求できるようになるのはもちろんですが、特に、コーチ役をした人が、
・どうやって相手をサポートしたらいいのか?
・相手の前提をみつける筋力がついてくる
・そうすると、自分の前提も簡単なものなら自力でみつけられるようになる
と思っていて、この辺りを期待しています
あるスタッフさんが、現場で、「うーーーん、、、」とうなっていたら、別のスタッフさんが「ちょっと、行動探求しよか?」って声を掛けるようになる日も、そう遠くない気がしています
さぁ、その日を目指して、きょうもがんばります!!(^o^)v
関連記事
-
-
「これからのリーダーシップ勉強会 7月」は、5期の最終講です!!
昨年、9月から毎月1回、道頓堀にある たこ梅 本店の和田店長、ホワイティうめだ(地下街)にある たこ
-
-
唯一開けてるお店に、日替わりで各店のスタッフさんが応援です
日本一古いおでん屋「たこ梅」です 11月27日から時短営業要請、そのまま、1月14日からは緊急
-
-
7時間連続面談、、、身体は疲れますが楽しく面白い時間です!
月に1回、1時間ずつ、各店の方向性について面談をしています いろいろ状況が重なって、結果、昼過ぎか
-
-
2月の店長会議~会議での役割が変わってきたようです~
先週、2月の店長会議がありました その中で感じたのは、私の役割が変わってきたことです 店長会議で
-
-
6月の現場会議~シビアな議題でも笑顔が、、、自律とリーダーシップの発達~
昨日は、たこ梅 若手スタッフさん中心の現場会議でした 実は、相当にシビアな議題もあったんですが、そ
-
-
緊急事態宣言が、3月7日まで延長になりましたね
日本一古いおでん屋「たこ梅」の雑用係 兼 五代目店主 てっちゃんです 吉村大阪府知事は飲食店
-
-
1月31日まで、新梅田食道街で「Beer & Sweets フェア」やってます
大阪の梅田はウメキタにグランフロントができたりもあって、梅田自体の人口というかお客さまは増えています
-
-
「いかげそ」が「いか○○」に見える!?、「いかげそ」関東煮(かんとだき/おでん)のPOPをスグ変更です!
先日、お客さまから、電話をいただきました クレームの電話です 新梅田食道街にある たこ梅 分店の
-
-
「成人発達理論による能力の成長」(加藤洋平 著)は、組織の発達には必須の本だと思います
平成13年に店を継いで、いろいろあったものの典型的なマーケティングを展開して、売上や利益的には順調に
-
-
新梅田食道街 たこ梅 分店で、ホールのパートさんを募集!です
この前、新梅田食道街にある たこ梅 分店に行くと、表にこんな貼り紙が、、、 店頭の求人お知ら