大人の事情で「インテグラル理論」(ケン・ウィルバー 著)を読むことに、、、
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行動探求・メンタルモデル, 成長・発達, 学習する組織, 気になる本
この前から、エイドリアン・ベジャンの「流れとかたち」を読んでいます
わかるようで、わからない、そうか!と思えば、えっ、そうなの?という不思議な感覚に包まれながら読んでいます
、、、だったんですが、諸般の事情というか大人の事情(?)で、先に、こちらの本を読むことのしました
ケン・ウィルバーの「インテグラル理論」です
ケン・ウィルバーの著書を読むようになった理由
ところで、リーマンショックから経営が右肩下がりになった時、学習する組織に出会い、これを創ろう!と思って取り組み始めたの2010年です
そうしている中で、学習する組織をつくるには、行動探求(Action Inquiry)というのが役に立つと「学習する組織」を翻訳されたおひとりでもある小田理一郎さんに紹介され、その著書を読むと共に著者であるビル・トルバート博士が来日されたワークショップにも参加しました
→ ビル・トルバート博士の行動探求(Action Inquiry)ワークショップに行って来ました!
このワークショップで、はじめて「成人発達理論」というものを知りました
そして、行動探求にも興味をもって少しずつ取り組むようになる中で、学習する組織となっていく中で、構成メンバーは、成人の発達段階が上がっていくということなのか?それが組織の発達であって、学習する組織の進化ということなのか?ということなのだろうと気づきかけていきます
それで、成人発達理論に興味をもったとき、ケン・ウィルバーのことを知ったのです
そして、ケン・ウィルバー関係の本、インテグラル理論入門や進化の構造を読み始めました
ちなみに、進化の構造を読んだ時に気づいたことや感想はこちらにまとめています
→「進化の構造」(ケン・ウィルバー著)、強力に頭がわいています!(笑)
成人発達理論がきっかけで、ケン・ウィルバーの本をいろいろと読むようになったのです
ただ、読んでも読んでも、文字面は頭に入ってきますが
内容は、なかなか理解できない
初めの方に読んだ「進化の構造」は、おそらく、2,3割も理解できていなかったと思います
それで、なにかしら引きつけられるものがあって、投げ出すこともないどころか読むのを辞められませんでした
まぁ、それで、結局、読んじゃったんですけどね(笑)
ただ、著書を順番に1冊ずつ読んでいくうち、また、お店で学習する組織構築の実践をするなかで、ちょっとずつ理解が進んできていると思います
「インテグラル理論」を読むことになった大人の事情
さて、この「インテグラル理論」(ケン・ウィルバー 著)ですが、原題は、THEORY OF EVERYTHING といいます
以前、そのままの邦題「万物の理論」としてトランスビュー社から販売されていました
しかし、残念ながら絶版になっていたのです
私も、このトランスビュー社から発売の「万物の理論」を読みましたが、その時は、「インテグラル理論入門」や「進化の構造I,II」を読んだ後だったので、多少なりとも読めましたが、理解度は3,4割あるかないか、、、くらいだったのではないでしょうか
それが、先月6月に、新たに「インテグラル理論」として、日本能率協会マネジメントセンターさんから再度出版されたのです
発売されたことは知っていたのですが、「でたんだーーー!(古本は価格が高騰していたので)安く買えるようになってよかったーーーー」くらいでした
、、、だったんですが、今週末(7/14日)、京都で開催される「インテグラル理論」のアクティブ・ブック・ダイアローグ®(読書会の一形態/以下ABD)があって、これに参加することにしました
「インテグラル理論」アクティブ・ブック・ダイアローグ@京都の詳しいことはコチラ!
→ インテグラル理論をアクティブ・ブック・ダイアローグ®@京都へ学びに行こう、翻訳者・編集者もゲスト参加!
ABDなので、別段、読んでいく必要はないのですが、読んでいった方が自分にとって理解が進むし、ABDで復習もできるし、ABDでは対話の時間があるのですが、そこでの意味合いも深まる!と思って、「インテグラル理論」を読むことにしたのです
そう、私自身のために、、、
「インテグラル理論」を読み始めて
いま、インテグラル理論は、半分くらい読んでいます
以前読んだトランスビュー社版の「万物の理論」と比べると、すごく読みやすい、、、というか、頭にすーっと入ってきます
もちろん、これまで、進化の構造やインテグラル理論入門はもとより、訳者が違いますが「万物の理論」も1回読んでいますから、インテグラル理論(=THEORY OF EVERYTHING)は今回が2回目というのもあると思います
それだけでなく、おそらく翻訳自体が、言葉がこなれていると思います
トランスビュー社版の方が言葉が固いというか難しかったのだろうと思います

「なぜ部下とうまくいかないのか」「成人発達理論による能力の成長」(加藤洋平 著)、「なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか」(ロバート・キーガン、リサ・ラスコウ・レイヒー 著)、「ティール組織」(フレデリック・ラルー 著)
それから、監訳者として、成人発達理論の研究家である加藤洋平さんが担当されていて、加藤さんは、自身の発達理論の本でも、ただでさえ理解しにくい発達理論を一般の人、仕事で使えるようにと、わかりやすさを工夫されていました(加藤さんの本は2冊読んでそう感じています)
ですので、加藤さんの監訳もあってわかりやすい表現が選ばれているのではないかと思います
また、訳注という形で、適宜わかりやすい注釈が加えられていることも読みやすさに貢献していると思います
それから、私自身、この3年ほどで、成人発達理論を少しずつまなび実践し、現場からのフィードバックを得て、そこで、また、学んで次の取り組みを実践することを繰り返しているので、体感による理解のしやすさも増していることもひとつあるのだろうと思います
読み始めた「インテグラル理論」もあと半分です
今日も、楽しく読み進めます!!
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