関テレ 旬感LIVE とれたてっ!「モノづくりの源場」の取材を受けました
日本一古いおでん屋「たこ梅」の 雑用係 兼 五代目店主 てっちゃんです
先日、関西テレビ 旬感LIVE とれたてっ!さんの「モノづくりの源場~なくしたくないニッポン」というコーナーがあります
このコーナーのテレビ取材を受け、これが、2025年11月14日(金)にオンエアされました
日本一古いおでん屋「たこ梅」
取材の日は、青木アナが来店され社員さんやお客さん、そして、私にインタビューです
たこ梅は、今年が181周年になりますが、今あるおでん屋さんの中では一番古株になりますので、「日本最古のおでん屋さん」とご紹介いただきました
たこ梅の名物「さえずり(R)」(ひげ鯨の舌のおでん)や「たこ甘露煮」を 本店(道頓堀)の上川さんが説明しながらお出しします
それを、青木アナが、ほんと美味しそうに召し上がってました
たこ梅の出汁は180年以上とぎれることなく、毎日、鰹と鯨をベースの出汁を継ぎ足し続けていて、これが独特のコクや深みを生み出しています
そして、たこ梅の由来についても上川さんが、インタビューに答えていました
名物に「たこ甘露煮」というマダコを甘辛く煮た料理があるので、「たこ甘露煮がうめぇ~」からのゴロ合わせと思われているお客さまも多いようです
ですが、本当は、、、
たこ梅のカウンターは、昔からコの字で、そのカウンターの真ん中に店主が立って周囲のお客さんに、商品を出したり片づけ者を下げたりと四方八方に手を伸ばす様が「蛸(たこ)」のようだというので、こういう形式のカウンターが、江戸、明治の頃は「たこ」と呼ばれていました
そして、そんな「たこ」なカウンターをもつ店の初代店主が岡田梅次郎でしたので、自身の「梅」と合わせて「たこ梅」と屋号を定めたのです
お店にいらしたお客さまにもインタビューされていて、「とっても、おいしい!」という声を取材されていました
五代目店主へのインタビュー
お店での取材の後、お店を継いだ経緯やコロナで大変だったことなどの話を聞きたいとリクエストがあったので、営業中と言うこともあり、場所を本店の二階に移して、青木アナにインタビューを受けました
もともと、お店を継ぐつもりだったのかと尋ねられたので、正直に、そういうつもりはなく10年間サラリーマンをしていて、先代が亡くなり継ぐことになったお話をしました
特に、青木アナが興味を持たれたのは、継いぐときまで5年ほど、毎年2千万~3千万円の赤字を出していて潰れかかっていたこと
それをサラリーマン時代に担当していたブランドマーケティングを活用して、なんとか立て直したというお話を差し上げました
立て直してそれなりに順調でしたが、2020年の新型コロナで、お店は休業、再び、たった1年で数千万円の赤字、また、つぶれかかります ^^;;
それでも、そのときは、われわれも大変ですが、きっとお客さんもたいへんだろうと思って、社員さんと「コロナもいつかきっと終わります!いっしょに頑張りましょう!!」というようなお葉書を何通も(たぶん千通以上)出していたこともお話ししました
コロナのおかげでというと変ですが、お客さまとの絆が強まったのは事実で、コロナが明けても、お客さまと絆をつくる取り組みはかかせません
180年以上続く たこ梅ですが、その中でかえないものについて尋ねられました
「味やしつらえは、かえません!」とお答えしました
たこ甘露煮や関東煮(かんとだき/おでん)の味とやり方は、昔から続くものを大切に守ります
昔に自分が食べた味が今食べても同じ、そして、子や孫が食べても同じ味を楽しめるようにするのが務めだと思っています
たこ梅のしつらえとは、お店の造作などのつくりもありますが、錫のタンポで燗をつけて錫の上燗コップで出すとか、お勘定は木札でするとか道具ややり方のことです
いま世間では、タッチパネルやスマホで人件費を削減するのが流行りのようで、それはそれでいいと思います
ただ、先にお話ししたとおり、お客さまとの絆を大切にしているので、人のあたたかさが伝わるやり方はこれからもかえません
何のために商売をしているのか?
最後に、何を大事に商売をするのかきかれたので、普段から思っているままにお話ししました
たこ梅は、関東煮(かんとだき/おでん)、たこ甘露煮、お酒をお出ししています
常連さんに「なんで、たこ梅に来るのか?」と尋ねると、たいがい、「うまいから!」とお答えになります
それは、その通りです
私で、店主としては五代目ですが、お客さまも三代、四代のお客さまがいらっしゃいます
どうして、お客さまが続くのか、、、
それは、美味しいとか、店の雰囲気がいいというのがありますが、これをもう少し大きなまなざしで捉えると、きっと、こういうことだと思います
人は、必ず死にます
そうであればこそ、生きている間に、充実した人生を送ろうとするのだと思います
その観点でみると、美味しいとか雰囲気がいい、楽しいというのは、それがなかったときよりもあると「人生がちょっと豊かになる」ということだと私は理解しています
たこ梅の美味しいもの、楽しい時間を通して、お客さまの人生がちょっと豊かになってほしいと思っています
そのとき、お客さまは自然といい笑顔、いい表情になります
それをもたらすのはお店のスタッフさんであり、そんなお客さまの姿を目にするスタッフさんの心も満たされ、その人生がちょっと豊かになります
きれい事だけではなく、そうなると、お客さまは喜んでお代をおいていかれます
たこ梅では、利益は会社と社員が折半する仕組みになっているので、心の豊かさだけではなく、懐の豊かさにもつながります
これからも、お客さま、スタッフさんの「人生がちょっと豊かになる」ようにスタッフさんと一緒に取り組んで行きます
よろしく、お願い申し上げます
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