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鯨の本皮から造られる「コロ(別名 炒り殻/いりがら)」を仕込んでいます!

公開日: 関東煮・おでん, 鯨料理

関東煮(かんとだき/おでん)というと、大根、豆腐、ちくわ、たまご、、、なんかが、すぐに、思い浮かぶかもしれませんよね

たこ梅本店の関東煮鍋

たこ梅本店の関東煮鍋

このあたりのタネは、おそらく、全国的に人気があるのかも、、、
ただ、大阪では、昔から親しまれてきた関東煮(かんとだき/おでん)があります

鯨の舌「さえずり®」の関東煮(かんとだき/おでん)

それが、鯨の関東煮(かんとだき/おでん)で、代表的なのが、鯨の舌である「さえずり®」と鯨の本皮を油ぬきした「コロ(別名 炒り殻/いりがら)です

「鯨のコロ」の関東煮(かんとだき/おでん)

「鯨のコロ」の関東煮(かんとだき/おでん)
(別名:炒り殻)

このコロって、もっちりとして、ぷりっ、、、なゼラチン質で、部分によっと寒ざらしのようなザラザラな部分とヌメッとしたようなぶぶんがあります
これも、好みで、どちらの部分が好きか分かれます
ちなみに、てっちゃんは、ザラザラな部分が好みです

さて、今日は、このコロを仕込んでいます

鯨の本皮から造られる「コロ」

鯨の本皮から造られる「コロ」

こんな風に、鯨の本皮を油ぬきしたものが、1枚1枚真空パックされて届きます
むかしは、まとめて、がっさり!袋に入って届きました
もちろん、真空パックなんてされてませんでした、、、

その当時は、コロって、安い庶民の味、、、でしたから
でも、今は、商業捕鯨も禁止となり、原料も限られて、価格は高騰の一途という超高級食材になっちゃいました
そのせいもあるんでしょうね
1枚ずつ、真空パックされるようになっています

真空パック、それも冷凍状態で届くので、これをまずは解凍します
そして、串に刺せるかたちで、ひとつずつキレイに切りそろえてから串に刺す

ここまでを仕込み場という仕込み専門のところでやってます
それから、これを各店に送って、下だき、本だきして、仕上げていきます

「鯨のコロ」の関東煮(かんとだき/おでん)

「鯨のコロ」の関東煮(かんとだき/おでん)
(別名:炒り殻)

お客さまから「コロちょうだい!」って声がかかって、お皿に載っけてお出しするころには、ええかんじのアメ色になってます

これがまた、お酒やビールと、よう合うんですよね!!

さぁ、今日も、がんばって仕込みます!!(^o^)

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たこ梅 五代目店主 てっちゃん
大阪の道頓堀で創業180年の「関東煮(おでん)」と「たこ甘露煮」の上かん屋『たこ梅』の雑用係で五代目の てっちゃん(岡田哲生)です さらに百年後も店が続くために取り組んでいる日々の活動を綴ります ところで、ヨガと瞑想を始めました!! おかげさまで、心身ともにエエ感じです

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創業弘化元年。日本一古いおでん屋と言われるようになりました。 多くの作家や文化人にもご愛顧いただいたお店、鯨のサエズリなどの関東煮、たこの甘露煮、 そして錫の杯で、大切な方と粋な一献いかがですか?










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