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U理論[エッセンシャル版](オットー・シャーマー 著)をゲット!

お店に行った帰りに、紀伊國屋書店 梅田本店に立ち寄りました
すると、アノ本が出てた!!

ってことで、、、

U理論

オットー・シャーマー博士が提唱する「U理論」というものがあります

U理論の概念図

U理論の概念図物事を捉えたり、行動する時、その「起点」ががどこにあるのか?によって、生み出されるものが全く違ってくると私はリカしていて、U理論は、その起点を明確にしてくれるという側面があると思っています

そして、U理論では、7つのステップ(状態)を規定していて、私も仕事の時は特に自分の状態はもちろん、会議などの状態がどこにあるのかを観るのによく使いますし、その発言、考えの起点はどこなのかというときにも使っています

【U理論における7つのステップ(状態)】

1)ダウンローディング
「過去の経験によって培われた枠組み」の内側で、自分の思考や意見などが再現され、その思考や意見に意識の焦点が当たっている。すなわち、それに意識が奪われている状態を指しています

2)観る(Seeing)
「観る(Seeing)」は、「頭の中で起きている雑念に意識を奪われず、目の前の事象、状況、情報に意識の矛先が向けられている状態」です。

3)感じ取る(Sensing)
「感じ取る(Sensing)」は、「過去の経験によって培われた枠組みが崩壊し、枠組みを超えた側(他者など)から今の自分や状況が見えている状態」です。

4)プレゼンシング
自身の最も深い源につながる能力によって、未来はある部分的な関心からではなく、全体性から未来が出現しイノベーションが生まれるようになります。「ダウンローディング」「観る(Seeing)」「感じ取る(Sensing)」までが個人の内側の体験にとどまるのに対して、プレゼンシングは個人という枠を超えて、まるで共振するかのように他の人に響くものがあります。
例えば、以下のような状態が挙げられます。
画期的なアイデアやインスピレーションが湧いてくる
パーソナルビジョンが見え、確信が高まる
リーダーとして覚醒する。リーダーとしてのあり方が拡大する
にっちもさっちもいかない袋小路の状態であったとしても、心は穏やかで、かつ活力に溢れた行動ができるようになる
自己受容感が高まり、ありのままの自分としての行動が促進される
過去の延長線上とは異なる行動パターンが出現する
チームや組織としての一体感が高まる
チームや組織の次なる一手として画期的なアイデアや共感的な合意形成が生まれる
チームや組織の共創ビジョンが生まれる

5)結晶化(Crystallizing)
未来の最高の可能性からビジョンと意図を結晶化していきます。知と自己のより深い場から創出したいことを具体的な言葉で表現していきます。

6)プロトタイピング(Prototyping)
迎え入れたビジョンと意図を具現化させていき、アイデアやインスピレーションに形を与えていきます。

7)実践(Performing)
出現する未来から生まれ出たインスピレーションから、プロトタイピングを通して形を成してきたものを実際に世の中に提供していきます。

PICJ公式サイトより引用

U理論の詳しいことは、本を読むか、PICJさんの公式サイトをご覧下さいね

U理論の最新刊「U理論 エッセンシャル版」が発売に

ところで、このU理論は、マーケティング、組織開発、コミュニケーションテクノロジーの分野では著名です

「学習する組織」と「U理論 第二版」

「学習する組織」と「U理論 第二版」

ただ、やっぱり有名な「学習する組織」(ピーター・センゲ 著)と並んで(?)持ってるけど、分厚いし難解で読んでいない、、、途中であきらめた、、、が多い本とされているようです

ページ数だけみても、U理論は600ページ近い分厚い本ですから、「いい本だ!」といわれても、読むのを躊躇したり、途中で挫折するのもわからないこともありません

U理論[エッセンシャル版](C・オットー・シャーマー 著)

U理論[エッセンシャル版](C・オットー・シャーマー 著)

そのU理論ですが、著者のオットー・シャーマー博士が自らエッセンシャル版を書かれました
そして、その日本語版が発売になったのです

私も、先日、紀伊國屋書店 梅田本店でこの U理論[エッセンシャル版](C・オットー・シャーマー 著)をゲットしました

左からU理論の第1版、第2版、エッセンシャル版

左からU理論の第1版、第2版、エッセンシャル版

もともとのU理論第二版に比べ、ページ数も半分以下の240ページほどです

早速、この「U理論 エッセンシャル版」を読もうと思います
読み終わったら、たこ梅文庫(スタッフさんの貸し出し図書が並ぶ書架)に並べます

U理論の仲間たち

分厚い上に難解、、、とされているU理論ですが、エッセンシャル版でちょっとは読みやすくなると思います
でも、エッセンシャル版以外にも、U理論に踏み出すには、親しみやすい本が何冊も出ていますよ

上段)第1版、第2版、エッセンシャル版 下段)U理論の基本と実践がよ~くわかる本、U理論入門、マガでやさしくわかるU理論

上段)第1版、第2版、エッセンシャル版
下段)U理論の基本と実践がよ~くわかる本、U理論入門、マガでやさしくわかるU理論

「マンガでやさしくわかるU理論」「U理論入門」「U理論の基本と実践がよ~く分かる本」なんかは、一歩踏み出す、入門するのにぴったりです
いずれの本も、U理論の翻訳者のおひとりである中土井僚さんが執筆されているので、内容的にも、U理論の本道からいつだつすることなくしっかり押さえられているので安心して読み進められます

実際、わたしも、いずれの本も読んでいて、うちのスタッフさんにもすすめているので、その点はご安心下さい

U理論が分厚くてページ数が多いなぁ、、、って思ってらっしゃる方は、マンガでも入門編でも、今回のエッセンシャル版でも、どれからでも、ぜひ、手にとってもらえたらと思います
物事のとらえ方、世界の見え方が、いままでとは違ってみえるかもしれませんよ

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創業弘化元年。日本一古いおでん屋と言われるようになりました。 多くの作家や文化人にもご愛顧いただいたお店、鯨のサエズリなどの関東煮、たこの甘露煮、 そして錫の杯で、大切な方と粋な一献いかがですか?










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