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12月の店長会議~「緊張構造チャート」で創りだしたいものを創ることに取り組んでみました~

先週、12月の店長会議でした
いつものように、いくつかの課題について、会議メンバーで一緒に考え、取り組んで行きます

12月の店長会議

12月の店長会議

その中のひとつの課題をこれまでと違ったやり方で取り組むことにしました
まぁ、新たなチャレンジですね!

創り出す思考を使う

これまで、課題や問題があると、何とか解決しよう!どうすれば解決出来るのか、、、と知恵をしぼってきました
しかし、問題を解決しても、なぜかまた問題が発生する

偉大な組織の最小抵抗経路(ロバート・フリッツ 著)

偉大な組織の最小抵抗経路(ロバート・フリッツ 著)

ロバート・フリッツが提唱する緊張構造をつかった創り出す思考というものがあります
緊張構造チャートというチャートを使って創りだしたいものを創りだしていきます

緊張構造チャートでは、「本当に創りだしたいビジョン」を設定し、次ぎに「そのままの現実」を洗い出します
すると、そこに創りだしたい!というテンション(緊張)が生まれます
(もしテンションが生まれなかったら、おそらく創りだしたいものでないのか曖昧すぎるか、細かすぎるという設定上の誤りが考えられます)

そうして、その後で、現実からビジョンに至るためにアクション(行動)を列挙し、どの順番でいつ、誰が取り組むかを決めていくという非常にシンプルなスキルです

ただ、もし、これをきちんとできれば、非常にパワフルなのです

店長が自由に使える時間を創る

それで、この緊張構造チャートをつかって取り組んでみます

ビジョンとしては「お客さんが喜んで循環する状態の店」と設定しました
そして、次ぎに、現状をそのまま書き出していきます

ただ、ここからが中々すすみません
それで、「お客さんが喜んで循環する状態の店」をもっと具体的に書き出しました
・楽しい
・居心地がいい
・サービスと価格が見合っている
・再来店のきっかけがある
・再来展の動機づけがある
・コミュニティーがあす
です

そうすると、アクション項目がいくつか書き出されていきました

お客さんが喜んで循環する店を創りだす緊張構造

お客さんが喜んで循環する店を創りだす緊張構造

アクション項目で最初に出てきたのは、「店長が自由に使える時間を創る」です
そして、続いて、「きちっと接客対応できるスタッフがいる」「仕事の内容、段取りをわかったいるスタッフがいる」「仕込みがキッチリ出来るスタッフがいる」などです

書き出している内に、アクション項目で出てきた2番目以降は、最初の「店長が自由に使える時間を創る」ためのアクションになっていることに気づきました

その時全体を見て気づいたのですが、今回においては、「店長が自由に使える時間を創る」がビジョンの欄にはまるのでした
じつは、今回は創っていませんが、「お客さんが喜んで循環する状態の店」をビジョンとするマスターチャートがあって、その中のアクション項目の一つが「店長が自由に使える時間を創る」になっている構造だったのです

まぁ、こういうのってやりながら気づくし、修正されるし、そこで学習が起きます

緊張構造チャートのすごいところ

ひょっとすると、ここまで読んでいただいて、「これって、目標設定して現状分析して、アクションリストをつくるという、ごく普通のやり方じゃないか」と思われるかも知れません
、、、としたら、私の伝え方がいまいちだということだと思いますので、ぜひ、「偉大な組織の最小抵抗経路」(ロバート・フリッツ 著)を読んでいただけたらと思います

とはいえ、多少なりとも私の理解の範囲で、どこがすごいのかを伝えたいと思います
この緊張構造チャートのすごいところは、ひとつは、ビジョンの欄に絶対に問題解決をもってこないということです
例えば、仕事が上手く進んでいないとすると、上手く進んでいない箇所をなんとかしようとします
このとき、緊張構造チャートをつかうと、上手く進んでいないところではなく、何を創りだしたいか!にフォーカスして、その創りだしたいもの(こと)をビジョンとして設定して、現状をそのまま眺め、とりくむべきアクションを全て書き出し、あとは実行するのです

もうひとつのすごいところは、創りだしたいものにフォーカスするのであって、自分の概念や前提は一切切り離します
「こうすべきだ!」「ああせねばならない!」っていうのは、人の前提、概念が入っています
これらを切り離し、純粋に創りだしたいもの(こと)だけにフォーカスします
そのため、ピクチャリングといわれるスキルも使ったりしますが、、、、

上手く伝わるかどうかわかりませんが、この緊張構造チャートをつかって、スタッフさんと一緒に創りだしたいものを創りだしていきます!!

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創業弘化元年。日本一古いおでん屋と言われるようになりました。 多くの作家や文化人にもご愛顧いただいたお店、鯨のサエズリなどの関東煮、たこの甘露煮、 そして錫の杯で、大切な方と粋な一献いかがですか?










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