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鯨の「スジ肉」の関東煮(かんとだき/おでん)があるんですよ!

公開日: 関東煮・おでん, 鯨料理

おはようございます! 「関東煮(かんとだき/おでん)」と「たこ甘露煮」の上燗屋、今年171周年に突入した『たこ梅』の五代目店主 てっちゃん(岡田哲生/Tetsuo Okada)です!

10月も早いもので、もう、後半、、、
すっかり涼しくなってきて、大阪の街をあるく人も、ほとんどが長袖になっています
もちろん、私も、長袖を着ていますよ

鯨にも「すじ肉」がある!って、ご存じでした?

ところで、、、

鯨にも「すじ肉」がある!って、ご存じでした?
実は、ある!んです

というのも、鯨は海原で泳いでいる魚のイメージがありますが、ほ乳類ですよね!
そうなんです
牛や豚と同じほ乳類!!
だから、やっぱり同じように「すじ肉」があります

鯨の「すじ肉」をボイルして、関東煮(かんとだき/おでん)に仕込んでいきます

鯨の「すじ肉」をボイルして、関東煮(かんとだき/おでん)に仕込んでいきます

この画像が、鯨のすじ肉です
白っぽいのは、腱(けん)の部分ですね
ここは、たいていくとゼラチン化して、ぷりっぷりっトローーりに、、、、(^o^)

そして、茶色いのが、肉のはじっこです
そう!
鯨(くじら)のスジ肉は、プリップリッとろりのゼラチン部分と味が濃いお肉の部分の両方が楽しめるんです

そして、とーーーっても旨いんですが、、、
正直、もともとは、すごく鯨クサイし、かたいんです
それを根気よく、長時間茹でることで、クサみやアクをぬき、やわらかかくなっていきます
この、画像の鯨のスジ肉は、茹で終わって、カゴにあげてさましているところです
これを串に刺していきます

鯨すじ肉の関東煮(かんとだき/おでん)です

串に刺すだけでは終わりじゃありません!
今度は、ダシで串に刺した「鯨すじ」、またまた、長い時間たいていきます
そして、冷ます、、、
そこで、味が染みていきます

「鯨のすじ」の関東煮(かんとだき/おでん)です

「鯨のすじ」の関東煮(かんとだき/おでん)です

これで、お客さまのお皿へ、、、
とはいかず(笑)、さらに、関東煮鍋で、本だきをしていきます
そうして、しっかりと、170年以上つぎ足しつぎ足しこさえてきた たこ梅の関東煮のダシと一体になって、ぷりっトローーーリになって、やっと、お客さまにお出しできるようになります
ね!わりと、いろいろ手間と時間がかかるでしょ
ただ、やっぱり、手間をかけた分だけ、時間をかけた分だけ、より美味しくなる!、、、そんな気がしています

さて、あとは、お客さまからの「スジ、ちょうだい!!」っていうお声がかかるのを待つだけです

では、今日も、がんばって、たくさんの「鯨すじ」を仕込んでいきます!!(^o^)v

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たこ梅 五代目店主 てっちゃん
大阪の道頓堀で創業180年の「関東煮(おでん)」と「たこ甘露煮」の上かん屋『たこ梅』の雑用係で五代目の てっちゃん(岡田哲生)です さらに百年後も店が続くために取り組んでいる日々の活動を綴ります ところで、ヨガと瞑想を始めました!! おかげさまで、心身ともにエエ感じです

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創業弘化元年。日本一古いおでん屋と言われるようになりました。 多くの作家や文化人にもご愛顧いただいたお店、鯨のサエズリなどの関東煮、たこの甘露煮、 そして錫の杯で、大切な方と粋な一献いかがですか?










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