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この土日にむけて「さえずり®」をしっかり、たっぷり仕込んでますよ!

公開日: 関東煮・おでん, 鯨料理

先週あたりは、大阪は、雨や曇りの日が多くて、なんか、11月だというのに、生暖かいような天気でしたね
でも、やっと、秋らしく、肌寒さが戻ってきたように感じます
そうなると、アレのご注文が増えるんです
だから、しっかり、仕込んでますよ

さえずり®を仕込んでいます

お客さまにお出ししている「さえずり®」の関東煮(かんとだき/おでん)は、ダシが染みて、旨そうなキツネ色、、、に仕上がっています
ただ、もともとは、真っ白でとってもキレイなんです
これをまずは、水の中でもみ洗い(って石鹸は使いませんよ:笑)して、余計な脂をぬきます
そして、鰹節を煮出しただけの白ダシで、下だきしていきます

さえずり®を下だきしてます

さえずり®を下だきしてます

沸騰してしばらくすると、透明だったダシが、白濁していきます
ちょうど、上の写真が、ダシが白濁してきたところです
これをじーーーっくり、じーーーっくりと煮続ける
そして、一旦、鍋から引き上げてさまします
そうしてから、今度は、関東煮鍋でたいていきます
そのうちに、薄めのキツネ色に、、、
この辺りで、また、冷まします
その冷めるなかで、味がどんどん染みていく
そして、関東煮鍋で本だきしてお客さまのお皿へ、、、
この土日、きっと、多くのお客さまから「さえずり®!!」っていう声がかかりますから、しっかり、たくさん仕込んでいます

「さえずり®」の名前の謂われは170年前にさかのぼります

ところで、「さえずり®」というと、たこ梅の170年前、創業当時からの名物、、、
これがないと たこ梅の関東煮(かんとだき/おでん)の味にならない!
たこ梅の関東煮(かんとだき/おでん)に欠かせない、なくてはならないタネです

これが、「さえずり®」の関東煮(かんとだき/おでん)です

これが、「さえずり®」の関東煮(かんとだき/おでん)です

「さえずり®」は、ヒゲ鯨の舌のことをいうんですが、たこ梅の初代 岡田梅次郎が、その味わいに惚れ込んで関東煮(かんとだき/おでん)に初めて使った食材でもあります
この「さえずり®」、噛んでみるとチューインガムのようにクチャクチャとかみ切れない
そんなお客さまの様子を見ていて梅次郎が、そのクチャクチャという音を「小鳥の囀りやな、、、」と、このヒゲ鯨の舌に「さえずり®」という名前を付けたんですよ
なんか、面白いというか粋というか、、、

こんなさえずり®ですが、たっぷり仕込んでいるので、遠慮せず(笑)、「さえずり®おくれ!」って、どんどん、スタッフさんに声をかけてくださーーーい
そして、たこ梅の さえずり®を味わっていって下さいね!!

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たこ梅 五代目店主 てっちゃん
大阪の道頓堀で創業180年の「関東煮(おでん)」と「たこ甘露煮」の上かん屋『たこ梅』の雑用係で五代目の てっちゃん(岡田哲生)です さらに百年後も店が続くために取り組んでいる日々の活動を綴ります ところで、ヨガと瞑想を始めました!! おかげさまで、心身ともにエエ感じです

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創業弘化元年。日本一古いおでん屋と言われるようになりました。 多くの作家や文化人にもご愛顧いただいたお店、鯨のサエズリなどの関東煮、たこの甘露煮、 そして錫の杯で、大切な方と粋な一献いかがですか?










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