奄美大島で一番小さな黒糖焼酎蔵「富田酒造場」さんに行ってきました
公開日:
酒・ビール・飲み物
日本一古いおでん屋「たこ梅」の 雑用係 兼 五代目店主 てっちゃんです
この前、奄美大島にいってきました
奄美大島・奄美群島
奄美大島は、奄美大島、徳之島、沖永良部島、与論島、喜界島、加計呂麻島、請島、与路島の8つの島(無人の島は他にもあります)からなる奄美群島のひとつです
大阪からだと飛行機で伊丹空港から奄美空港まで1時間45分くらいです
奄美大島といえば、黒糖焼酎ですよね
黒糖焼酎の蔵見学にも行ってきたんです
いちばん小さな黒糖焼酎蔵「富田酒造場」
奄美大島に行くのは、前回、7月に行って以来
7月行ったときに飲んだ「龍宮」という黒糖焼酎がおいしかったので、今回は、その蔵を見学したいなと思っていました
調べていてわかったんですが、「龍宮」をつくっているのは 富田酒造場 さんで、なんでも、奄美大島でいちばん小さな蔵なんだそうです
しかもこの富田酒造場さんは、全量、甕仕込みなんだとか、、、
ますます、興味がわいて行ってきました!!
この白い建物が富田酒造場さんで、富田さんのご家族、ご親戚だけでやってらっしゃるそうです
富田酒造増さんは、お父さんが今は会長で長男の富田真行さんが社長をされているそうです
この日は、弟さんの富田圭佑さんが、蔵を案内してくれました
原料の黒糖は沖縄産と奄美産
まずは、原料の黒糖について説明をいただきました
奄美大島、奄美群島の徳之島や喜界島ではサトウキビがたくさん栽培されているので、黒糖焼酎の原料は奄美産かとおもっていたら、大半の蔵で沖縄産の黒糖が使われているそうです
これには歴史的背景があって、沖縄県では黒糖をつくる場合に補助金が出ますが、奄美ではサトウキビからザラメをつくるときに補助金が出る仕組みなっていて、地元奄美産の黒糖を使うと原料代が高くつくため、ほとんどの蔵で沖縄県産の黒糖のみを使用しているのだとか、、、
富田酒造場さんも沖縄県産の黒糖で焼酎をつくられていますが、地元のもので造りたい!との思いから、地元奄美産の黒糖を使用した焼酎もつくられています
ただ、地元産黒糖は沖縄県産の4倍の値段になるんだとか、、、びっくりです!!
このとき、多良間島、西表島、徳之島(奄美群島)の黒糖を試食しました、色合い、風味も味わいもかなり違いました
島によって、風土が異なるためでしょうが、こんなにも味が違うとは驚きでした
全量、甕仕込み
酒母、もりみ造りから蒸留・貯蔵工程まで見せていただきました
もろみ造り
富田酒造場さんの一番の特徴は、黒糖焼酎の全量が甕仕込みであること
この画像にある32個の大甕(540L)を蔵付き酵母で昔ながらに仕込みます
酒母造りに1週間、溶かした黒糖を大甕で2週間かけてもろみにしていきます
蒸留・貯蔵
熟成してうまみを増したもろみを首の長い蒸留器で蒸留していきます
案内してくれた富田圭祐さんによると、首の長さ、広がり具合で味が相当かわるそうです
というのも、首の長さによって蒸留された香気成分などがその種類(分子量やその他)によって、蒸留され原酒になる成分もあれば、首の途中でひえて戻ってしまう成分もあるからだそうです
少し前も、会長さん(お父さん)が、首の長さを調整されたそうで、より独特の味わいが増したのだとか、、、
蒸留された若い黒糖焼酎はタンクで寝かせることにより熟成、おいしい黒糖焼酎になっていきます
蔵見学を終わって、富田酒造場さんの黒糖焼酎をいろいろと試飲しました
試飲も美味しかった!!
試飲のあとでお兄さん(社長の富田真行さん)にも紹介いただきました
(一緒に写真撮るの忘れた、、、^^;;;)
龍宮・まーらん舟 を購入
さて、もともと富田酒造場さんを見学したい!と思った「龍宮」と、奄美の黒糖をつかった「まーらん舟」を買って帰ります
もうちょっとしたら、お店で「龍宮」「まーらん舟」を(各店で各1本ずつなのでたぶん一瞬 ^^;;)出すので楽しみにしててね!
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