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草刈り法を換えたおかげ!?雑草が格段に少なくなりました!

公開日: 農業科・畑部

奈良の山添村というところで1アールに満たない小さな自然農法の畑をスタッフさんとやっています
そして、毎月1回は、耕したり草むしり種まき、収穫に行っています

夏は畑に雑草がものすごく生えて困っていました

この7月も先週の月曜日、7月20日に1ヵ月ぶりに行きました

この時期大変なのが草刈りです
自然農法なので除草剤はつかいません
鎌を使って手で刈るだけ、、、

山添村の自然農法の畑(7月23日)

山添村の自然農法の畑(2019年7月23日)

ちょうど1年前、1ヵ月ぶりに畑に行ったときは雑草に畑じゅうが覆われていました
翌月の8月も同様に、草ぼーぼーの状態で、暑い中の草刈りは地獄です _| ̄|○

今年の畑は雑草が少ない!

それで、なんとかできないか?と考えたり調べたりして、ある草刈り法をみつけて昨年8月の野菜部から、そのやり方に切り替えました
そして、7月の自然農法の畑はどうだったかというと、、、

7月の山添村の自然農法畑

7月の山添村の自然農法畑(2020年7月20日)

今年は雨も多くて、雑草が生えるには好条件でしたが行ってみると、それほどでもありません
昨年の同時期と比べると雲泥の差です!!

違いは雑草の刈り方

昨年との違いは、先に書いたとおり8月以降、雑草の刈り方を変えたのです
どうかえたのか?
それは、、、

「ガッテン農法 農薬・肥料に頼らず自然の好循環でおいしい野菜づくり」(三浦伸章 監修)

「ガッテン農法 農薬・肥料に頼らず自然の好循環でおいしい野菜づくり」(三浦伸章 監修)

自然農法の教科書にもしている「三浦伸章 ガッテン農法」という本に書かれていた方法です

雑草の刈り方(「三浦伸章 ガッテン農法」より)

雑草の刈り方(「三浦伸章 ガッテン農法」より)クリックすると大きく読みやすく表示されます

植物は、茎と根の境目に「成長点」があって、ここから主として細胞分裂し延びていきます
これがなければ、延びてこない!

この成長点は、地面より少ししたの根っことの境にあるので、鎌を土に滑り込ませて、茎の白い部分(この中に成長点がある)の下の根の部分で切り取るのです
こうすると、もう、再生してきません
昨年の8月の野菜部から、この成長点下の根の部分で刈るやり方で草刈りを続けています

確実に効果が現れています!!

ところで、今年は、雨が多いのでいまのところ気にすることはありませんが、雨の少ない夏場は、地面の日よけ(水分がうしなわれにくくするため)とするために、草を真ん中当たりで刈って残すといいそうですよ

ただ、根があると増えるタイプの雑草はこの方法はむりです
スイバというのが、山添村の畑にはよく生えていますが、これはゴボウのように長い根っこをのばしていて、途中で切れるとまた生えてきます
ですから、このスイバは、スコップや定食ごてをつかって、根ごとまるっぽ抜き取るようにしています

刈り取った雑草は堆肥に

昨年に比べると格段にへった雑草ですが、それでも、刈っていくとそれなりの量になります

山添村の自然農法畑(7月)

山添村の自然農法畑の草刈り

刈り取った雑草も、もとはといえば畑の養分でできています

刈り取った雑草

刈り取った雑草

だから、また、畑に還元してもらおう!!
ということで、、、

刈った雑草は堆肥に

刈った雑草は堆肥に

刈り取った雑草は、雑草堆肥にします

これで養分の循環がはかれるというわけです

畑では里芋や茗荷が育っています

さて、いま、畑では、、、

里芋(サトイモ)

里芋(サトイモ)

茗荷(ミョウガ)

茗荷(ミョウガ)

里芋や茗荷、牛蒡が育っています

牛蒡(ゴボウ)

牛蒡(ゴボウ)

ちなみにこの牛蒡、昨年、種を蒔いて育てて収穫しましたが、どうも、そのとき収穫しそびれたというか、途中で折れたゴボウから育ったようなのです
今年は、種まきしてませんから、、、

自力で育ってきた牛蒡、かわいがって育てています

また、秋から冬に育って収穫するのが楽しみです

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たこ梅 五代目店主 てっちゃん
大阪の道頓堀で創業180年の「関東煮(おでん)」と「たこ甘露煮」の上かん屋『たこ梅』の雑用係で五代目の てっちゃん(岡田哲生)です さらに百年後も店が続くために取り組んでいる日々の活動を綴ります ところで、ヨガと瞑想を始めました!! おかげさまで、心身ともにエエ感じです

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