草刈り法を換えたおかげ!?雑草が格段に少なくなりました!
公開日:
農業科・畑部
奈良の山添村というところで1アールに満たない小さな自然農法の畑をスタッフさんとやっています
そして、毎月1回は、耕したり草むしり種まき、収穫に行っています
夏は畑に雑草がものすごく生えて困っていました
この7月も先週の月曜日、7月20日に1ヵ月ぶりに行きました
この時期大変なのが草刈りです
自然農法なので除草剤はつかいません
鎌を使って手で刈るだけ、、、
ちょうど1年前、1ヵ月ぶりに畑に行ったときは雑草に畑じゅうが覆われていました
翌月の8月も同様に、草ぼーぼーの状態で、暑い中の草刈りは地獄です _| ̄|○
今年の畑は雑草が少ない!
それで、なんとかできないか?と考えたり調べたりして、ある草刈り法をみつけて昨年8月の野菜部から、そのやり方に切り替えました
そして、7月の自然農法の畑はどうだったかというと、、、
今年は雨も多くて、雑草が生えるには好条件でしたが行ってみると、それほどでもありません
昨年の同時期と比べると雲泥の差です!!
違いは雑草の刈り方
昨年との違いは、先に書いたとおり8月以降、雑草の刈り方を変えたのです
どうかえたのか?
それは、、、
自然農法の教科書にもしている「三浦伸章 ガッテン農法」という本に書かれていた方法です
植物は、茎と根の境目に「成長点」があって、ここから主として細胞分裂し延びていきます
これがなければ、延びてこない!
この成長点は、地面より少ししたの根っことの境にあるので、鎌を土に滑り込ませて、茎の白い部分(この中に成長点がある)の下の根の部分で切り取るのです
こうすると、もう、再生してきません
昨年の8月の野菜部から、この成長点下の根の部分で刈るやり方で草刈りを続けています
確実に効果が現れています!!
ところで、今年は、雨が多いのでいまのところ気にすることはありませんが、雨の少ない夏場は、地面の日よけ(水分がうしなわれにくくするため)とするために、草を真ん中当たりで刈って残すといいそうですよ
ただ、根があると増えるタイプの雑草はこの方法はむりです
スイバというのが、山添村の畑にはよく生えていますが、これはゴボウのように長い根っこをのばしていて、途中で切れるとまた生えてきます
ですから、このスイバは、スコップや定食ごてをつかって、根ごとまるっぽ抜き取るようにしています
刈り取った雑草は堆肥に
昨年に比べると格段にへった雑草ですが、それでも、刈っていくとそれなりの量になります
刈り取った雑草も、もとはといえば畑の養分でできています
だから、また、畑に還元してもらおう!!
ということで、、、
刈り取った雑草は、雑草堆肥にします
これで養分の循環がはかれるというわけです
畑では里芋や茗荷が育っています
さて、いま、畑では、、、
里芋や茗荷、牛蒡が育っています
ちなみにこの牛蒡、昨年、種を蒔いて育てて収穫しましたが、どうも、そのとき収穫しそびれたというか、途中で折れたゴボウから育ったようなのです
今年は、種まきしてませんから、、、
自力で育ってきた牛蒡、かわいがって育てています
また、秋から冬に育って収穫するのが楽しみです
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