売上70-80%ダウン!お客さんが戻らない今やる3つのこと
公開日:
マーケティング
大阪は、5月16日から休業要請が段階的解除になり、5月21日には緊急事態宣言が解除が発表されました
そして、一昨日の5月25日には、全国すべての都道府県で正式に緊急事態宣言の全面解除を安倍首相が表明しました
売上は70-80%ダウン
こういった発表を見るとだんだんと新型コロナから日常にもどりつつあるように思われます
ただ、お店の売上げでいうと、前年同時期と比べて売上は70-80%ダウンの日々が続いています
損益だけで考えると、休業して、雇用調整助成金を受取る方がマシな状況です
正直、こういった状況が数ヶ月続くとお店はもちません
現状においてそれは仕方のないことだし、それについてあーだこーだとか考えてても意味のないことです
冷え込んだマインドは癒やされるまで時間がかかります
そもそも、現状における売上がダウンする大きな理由は、すでに新型コロナそのものではありません
新型コロナ感染への不安と自粛モードで培われたマインド、気持ちの冷え込みです
そのあたりのことは昨日のブログに書いているので、よかったらご覧ください
→ 緊急事態宣言が全面解除!でも、毎日、売上70-80%ダウン!その本当の理由は、、、、
実際、このマインド、気持ちの冷え込みというのは、一朝一夕で戻るものではありません
東日本大震災後もそうでしたが、そういった「心」が癒やされるまで待つしかないのです
時間がかかるのです
そういう気持ちは私もよく分かります
私の中にもそういうマインドはありますからね
だから、自分たちの店が大変だからといって「来て!来て!」というつもりもないのです
いまの状況でも、お店に立ち寄ってくださるお客さまがいらっしゃいますし、徐々にですが、外に出られるお客さまも増えてくると思います
そういうお客さまのために、お店を開けています
今やる3つのこと
現状、お店を継続するには、お客さんの数が足りないのは事実です
だからといって、お客さんが少ないからどうしよう?と考えるよりも、今やることをやろう!と思います
その今やることは、3つあります
楽しく飲食できる環境を調える
そのひとつは、いつお客さんがお店にみえても、楽しく飲食できる環境を調えることです
マインドが冷え込んでいるお客さまの気持ちが癒やされ「出かけよう」「食べに行こう」「飲んで帰ろう」という気持ちがわき上がってきたときに、楽しく気持ちよくお迎えできるようにお店を調えておくことです
お店をいままで通りに開けていること感染予防対策をきちんとやること
コロナ禍の現状においては、楽しく気持ちよくに加え、「安全」「安心」を提供することも大切ですからね
入り口での手指消毒や社会的距離、換気、マスク着用などです
そして、お店に来たら何か楽しいこと、ちょっとしたサプライズがあること
例えば、いまだったら特製一合枡やお酒の「てんこ盛り定期券」を部員さんにプレゼントしています
特製一合枡、てんこ盛り定期券のことはコチラのブログをみてね
→ 特製枡だけじゃない!てんこ盛り定期券も、、、(*゚д゚*)
また、期間限定の例のアノ玉子焼を今だけお店で出しています
玉子焼の話はコチラをみてね!
→ ついに、アノ「玉子焼」の関東煮(かんとだき/おでん)始まります!!
こういう、ものすごいサプライズではなく、なんかしら嬉しい、楽しいちょっとしたこと、気持ちやぬくもりが伝わるかかわりです
キャッシュを確保する
次に、できるだけ手元資金(キャッシュ)を確保することです
借り入れ(融資)、保険の解約などで手元資金を増やし、助成金(特別雇用調整助成金など)を活用して、お客さまの気持ちが癒やされて戻ってこられるまで耐えられるようにすること
キャッシュがある間は、お店がつぶれることはありませんからね!
今は、耐えること、耐えられるようにすることも必要な時期なのです
ちょっとだけ愚痴っておくと、お役所もがんばっているとは思いますが、特別雇用調整助成金など、手続きが煩雑で、入金までのスパンが長い
お店によっては入金までに倒産、廃業で受け取れないところも多々あると思います
私としては、手続きや資料をそろえるのが簡単であれば、その分、より美味しいものを提供する部分やお客さまが来店される工夫などに力を注ぎたいと思うのですが、、、
新しいビジネスモデルを構築する
3つめは、新しいビジネスモデルを構築することです
コロナ休業中、私は、シナリオ・プランニングの手法を使って、コロナ収束後にどういう世界が立ち現れ得るか(←可能性を観ているのであって、予測をしているわけではありません)を考えていました
期間でいうと、まず、この1,2年のコロナ収束までの話です
どのシナリオにおいても、今後、以前の水準まで来店客数がもどらない可能性示唆されました
また、その後は、新型コロナがなければ10年後くらいに来たはずの世界が前倒しされてやってきます
そこでどういう世界である可能性がありうるかについて、シナリオ・プランニングしました
その世界においては、たこ梅のようなターミナル立地(全店舗大阪のキタとミナミのど真ん中に存在)の店舗型飲食店では、テレワーク(在宅勤務)の増加等によりお客さんの母数がさらに減少していくことが強く示唆されています
実際、このシナリオ・プランニングをつくった後の昨日(5月26日)、日立製作所は、コロナ後も週2-3日の在宅勤務を標準に組み込んで、オフィスに出社する社員数を半減させることを発表しています
これが多くの会社で標準になると、ターミナル(大阪で言うと梅田など)の昼間人口は、ほぼ半減することになります
ただ、このシナリオ・プランニングは、あくまで可能性の話をしているので、そうならなかったらいいし、なったとしても適応できるように準備しておくことが必要なのだろうと思っています
それで、現在のたこ梅のビジネスモデルキャンパスを描き、そして、シナリオ・プランニングを踏まえて、たこ梅の新たなビジネスモデルキャンパスを作成しました
これから、この新たなビジネスモデルキャンパスに向かって取り組み、新しい世界に適応していくことになります
もっとも、この新しい世界への適応も、なかなかハードな道のりですが、、、
(とりあえず、ある程度お客さんが戻ってくるまで資金がもったらね、、、^^;;;)
とにかく、未来に向かってスタッフさんと取り組んでいきます!!
まだ出歩く気分には、、、大丈夫「おでん通販」があります!
緊急事態宣言が全面解除といわれても、マインド的に、気持ち的に、まだ出歩く!食べ歩く!飲み歩く!気分にならない
そうだと思います
そういうときは、お店の味をお家で楽しめるおでん通販があります
たこ梅は、170年以上続くおでん屋です
大阪は緊急事態宣言解除されましたが、以前のように、コロナの心配なく生活できるわけではありません
これからも、当分の間、社会的距離を取るとか緊急度や重要度が低い外出などはある程度ひかえることも、まだまだ、必要なのだろうと思います
気持ち的にも、すぐに「わーい!おでかけーーーーー!!」ってならいのも当然です
とはいえ、
家族がずっと家にいて、毎日のご飯作りも、もう限界!ちょっと息抜きしたい
離れた両親は、ふさぎ込んでないかな?気分転換してほしい
、、、なんて思いもあると思います
そんな「今」こそ、われわれがお店の味をお届けすることで、息抜きや気分転換、ちょっとした楽しみにお役立ち出来るのではないかと思うのです
たこ梅のおでん通販のおでんは真空パックになっています
ダシと一緒に届くので、お家で温めるだけでお店の味が楽しめます
おでん通販の詳しいことやご注文は、こちらの通販サイトからどうぞ
→ おでん通販公式サイト
もちろん、おでんだけじゃなく、名物の「たこ甘露煮」もありますよ
それに、錫の上燗コップも通販でお取り寄せできます
お店に来られなくて「たこ梅ロス」気味の方は、これでいっぱいやりながらおでんをつまむと、お店気分を堪能できますよ!
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