*

行動探求(アクション・インクワイアリー)とNVCが融合しつつあります

もう、2年半続けているスタッフさんとの行動探求(アクション・インクワイアリー)セッション

また、同じくらいの期間、行動探求(アクション・インクワイアリー)とは別に、スタッフさんにはNVC(非暴力的コミュニケーション)のオンライン基礎講座を順番に受講してもらってます

もともと別々のコミュニケーションテクノとジーとして導入しています

が、、、

最近、ちょっと、その様子が変わってきたのです

行動探求セッションとは?

今月も、スタッフさんと、不都合な現実、不愉快な出来事が起きた時の会話を書いてきてもらい、それをビル・トルバート博士が開発された「学習経路の6グリッド」(別名 難しい会話のマトリックス)というフォーマットで紐解いていきます

難しい会話のマトリックスと1次ループ、2次ループの学習

難しい会話のマトリックスと1次ループ、2次ループの学習

不都合な現実、不愉快な出来事は、それ自体が不都合とか不愉快なのではなく、本当は、ただ起きたことを「自分が不都合(不愉快)」に思っている、解釈している、判断しているということです

そこには、何かしらの「枠組み(構造/意識・無意識の前提/メンタルモデル)」が存在していますが、普段は、全くの無自覚なので、これを紐解いてゆき、新たな枠組みを構築して、そこから新しい行動をとって、望ましい結果に到達しようというものです

行動探求セッションの一番の難関

今月もスタッフさんと行動探求(アクション・インクワイアリー)セッションをやっています

9月の行動探求(アクション・インクワイアリー)

9月の行動探求(アクション・インクワイアリー)

行動探求をやっていると、不都合な現実、不愉快な出来事から、自分にどんな枠組み(構造/意識・無意識の前提/メンタルモデル)があるのか紐解くのはだんだん上手くなります
私もそうなのですが、一番の難関とわれわれが感じるのは、現在の枠組みを超える新たな枠組みを構築するところです

頭で「○○な枠組み今あるから、△△な枠組みにかわればいいんだ!」と考えたところで、実効性は、ほとんどありません
なぜって、頭でわかっても、納得できていない、腹落ちしていないものは実行できないし、実行しても無理矢理やっているので続かないからです

NVCとの組み合わせで不都合な出来事の見え方が変わる

自分の中にある枠組みがわかるだけで、そういった不都合、不愉快な出来事に再び出会っても、「あ、自分は、また、○○な枠組みにひっかかってる!」と気づきやすくなり、悪循環にはまることからぬけやすくなります
われわれは、これを「ゆるむ」って呼んでます

ただ、この先に行きたいとも思っています
それが、行動探求(アクション・インクワイアリー)でいう新たな「望ましい枠組み」へ移行することです
それも、納得、つまり、腹落ちして、、、

最近、自分の中の枠組みがわかったところで、NVC(Nonviolent communication / 非暴力的コミュニケーション)のテクノロジーを使って、その出来事に対する感情(Feeling)を感じ、そこから、本当は何を大切(Needs)にしたいのか?に進むことを試みています

すると、望ましい枠組みではなく、本当に大切にしたいもの(=NVCでいうNeeds)が見つかることが増えてきました
そこに立って、出来事を眺めると、全く違って見えるし、湧いてくる感情も変わります
そして、そこから、新たな行動を造るプロセスへ進めます

行動探求(アクション・インクワイアリー)とNVCが融合

もちろん、望ましい枠組みがみつかって、それに腹落ちすることもありますが、そうでないことが多く、そのときに、NVCのテクノロジーをあわせて使うことはとても有効のようです

行動探求(アクション・インクワイアリー)とNVCが融合というか、おそらく、いずれも本質に到達するためのテクノロジーで、そのアプローチが違うだけなのだろうと思います
(ちがってたら、すんません、、、詳しい方、また、おせーてください)

それで、行動探求(アクション・インクワイアリー)とNVCが相性がよく、いまは、補完的につかっていますが、近い将来は融合的に使いこなせるようになる気がしています

これが可能になると、われわれが自分のことに適用していたテクノロジーが、おそらく組織というシステムに対して使えるようになる気がします
組織の「今」を感じ取って、舵取りが出来るようになる気がしています

そんな仮説なのか妄想なのかよくわかりません(笑)が、こんなことも思いながらスタッフさんと、日々、実践の中で実験しながら歩んでいきます

関連記事

面談で、滋賀ダイハツ販売さんでの視察研修について話しています

滋賀ダイハツ販売さんの視察研修に行って、物置場の整理でマネる!と語ったスタッフさんの理由に驚きました!

先週、各店からおひとりずつスタッフさんに参加してもらって、一緒に、2013年に日本経営品質証を受賞さ

記事を読む

ワクワク系実践講座で作成した「顧客の旅デザインマップ」です

ワクワク系実践講座2回目にスタッフさんと一緒に行って来ました!

お客さまに喜んでいただき、そして、お客さまに選ばれる、、、 これって、「商い(あきない)」をする上

記事を読む

小田さん、江口さんに相談しています

学習する組織、行動探求をお店として取り組む中での課題をチェンジ・エージェント社さんへ相談に行ってきました!

平成20年のリーマン・ショックを機に、たこ梅の売上は下がり続けます リーマン・ショックを機に学習す

記事を読む

学習する組織と能力の成長の新聞広告

書籍の新聞広告見てたら、学習する組織構築に繋がる本が数珠つなぎに思い出されます

うち、家で、日経新聞を取っています 朝、子どもを送り出して、郵便受けの新聞を取って、いつものように

記事を読む

左から、てっちゃん、桃侍くん、英治出版の田中さん

「なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか」(ロバート・キーガン、リサ・ラスコウ・レイヒー 著)がやってきました!

いやーーー、ラッキーーーーー「なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか」(ロバート・キーガン、リサ・ラスコ

記事を読む

「行動探究(Action Inquiry)入門編」の最終打ち合わせ

「行動探究(Action Inquiry)入門編」の最終打ち合わせです!

昨年、3月、組織開発の発達理論の大家であるビル・トルバート博士が、その著書「行動探求(Action

記事を読む

「利益が見える戦略MQ会計」を7冊追加購入!

「利益が見える戦略MQ会計」を7冊追加購入しました!

この前、「はじめてのリーダーのための 実践!フィードバック」(中原淳 著)を4冊追加で購入して、各店

記事を読む

たこ梅 本店の松本さんと行動探求(アクション・インクワイアリー)

今月もやってますよ!行動探求(アクション・インクワイアリー)を!!

もう、初めて、2年半になります なにがって、いうと、、、 行動探求(アクション・インクワイア

記事を読む

合併企業が思うように一つにならない本当の理由(中土井僚 著)

「合併企業が思うように一つにならない本当の理由」(中土井僚 著)を多店舗展開している店が抱える課題へ活用するには?

11月に、U理論の翻訳者であり、企業のコンサルティング、組織開発などに取り組んでらっしゃる中土井僚さ

記事を読む

評価者のブレが無いように評価を全員で見ていきます

正社員さんの人事評価の評価者会議です!評価を決めるのが一番の目的はなく、、、

先週は、各店から店長さん、担当者があつまって、半期に一度の評価者会議でした 今回は、正社員さんが対

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

25人の購読者に加わりましょう
follow us in feedly
創業弘化元年。日本一古いおでん屋と言われるようになりました。 多くの作家や文化人にもご愛顧いただいたお店、鯨のサエズリなどの関東煮、たこの甘露煮、 そして錫の杯で、大切な方と粋な一献いかがですか?










PAGE TOP ↑