行動探求(アクション・インクワイアリー)とNVCが融合しつつあります
公開日:
NVC, 行動探求・メンタルモデル, 成長・発達, 学習する組織
もう、2年半続けているスタッフさんとの行動探求(アクション・インクワイアリー)セッション
また、同じくらいの期間、行動探求(アクション・インクワイアリー)とは別に、スタッフさんにはNVC(非暴力的コミュニケーション)のオンライン基礎講座を順番に受講してもらってます
もともと別々のコミュニケーションテクノとジーとして導入しています
が、、、
最近、ちょっと、その様子が変わってきたのです
行動探求セッションとは?
今月も、スタッフさんと、不都合な現実、不愉快な出来事が起きた時の会話を書いてきてもらい、それをビル・トルバート博士が開発された「学習経路の6グリッド」(別名 難しい会話のマトリックス)というフォーマットで紐解いていきます
不都合な現実、不愉快な出来事は、それ自体が不都合とか不愉快なのではなく、本当は、ただ起きたことを「自分が不都合(不愉快)」に思っている、解釈している、判断しているということです
そこには、何かしらの「枠組み(構造/意識・無意識の前提/メンタルモデル)」が存在していますが、普段は、全くの無自覚なので、これを紐解いてゆき、新たな枠組みを構築して、そこから新しい行動をとって、望ましい結果に到達しようというものです
行動探求セッションの一番の難関
今月もスタッフさんと行動探求(アクション・インクワイアリー)セッションをやっています
行動探求をやっていると、不都合な現実、不愉快な出来事から、自分にどんな枠組み(構造/意識・無意識の前提/メンタルモデル)があるのか紐解くのはだんだん上手くなります
私もそうなのですが、一番の難関とわれわれが感じるのは、現在の枠組みを超える新たな枠組みを構築するところです
頭で「○○な枠組み今あるから、△△な枠組みにかわればいいんだ!」と考えたところで、実効性は、ほとんどありません
なぜって、頭でわかっても、納得できていない、腹落ちしていないものは実行できないし、実行しても無理矢理やっているので続かないからです
NVCとの組み合わせで不都合な出来事の見え方が変わる
自分の中にある枠組みがわかるだけで、そういった不都合、不愉快な出来事に再び出会っても、「あ、自分は、また、○○な枠組みにひっかかってる!」と気づきやすくなり、悪循環にはまることからぬけやすくなります
われわれは、これを「ゆるむ」って呼んでます
ただ、この先に行きたいとも思っています
それが、行動探求(アクション・インクワイアリー)でいう新たな「望ましい枠組み」へ移行することです
それも、納得、つまり、腹落ちして、、、
最近、自分の中の枠組みがわかったところで、NVC(Nonviolent communication / 非暴力的コミュニケーション)のテクノロジーを使って、その出来事に対する感情(Feeling)を感じ、そこから、本当は何を大切(Needs)にしたいのか?に進むことを試みています
すると、望ましい枠組みではなく、本当に大切にしたいもの(=NVCでいうNeeds)が見つかることが増えてきました
そこに立って、出来事を眺めると、全く違って見えるし、湧いてくる感情も変わります
そして、そこから、新たな行動を造るプロセスへ進めます
行動探求(アクション・インクワイアリー)とNVCが融合
もちろん、望ましい枠組みがみつかって、それに腹落ちすることもありますが、そうでないことが多く、そのときに、NVCのテクノロジーをあわせて使うことはとても有効のようです
行動探求(アクション・インクワイアリー)とNVCが融合というか、おそらく、いずれも本質に到達するためのテクノロジーで、そのアプローチが違うだけなのだろうと思います
(ちがってたら、すんません、、、詳しい方、また、おせーてください)
それで、行動探求(アクション・インクワイアリー)とNVCが相性がよく、いまは、補完的につかっていますが、近い将来は融合的に使いこなせるようになる気がしています
これが可能になると、われわれが自分のことに適用していたテクノロジーが、おそらく組織というシステムに対して使えるようになる気がします
組織の「今」を感じ取って、舵取りが出来るようになる気がしています
そんな仮説なのか妄想なのかよくわかりません(笑)が、こんなことも思いながらスタッフさんと、日々、実践の中で実験しながら歩んでいきます
関連記事
-
-
たこ梅 北店 前保さん、分店 上原さんのNVCオンライン基礎講座がスタート!
NVCの基礎オンラインセミナー受講中の和田店長と安藤さん[/caption] 今年の4月には
-
-
自然農法の野菜から気づかされること、、、いや、いろいろあり過ぎます!
今年の3月から奈良の山添村でスタッフさんと自然農法の畑をやっています 山添村での自然農法 自然農
-
-
行動探究(アクション・インワクワイアリー)で起こる「ある事」とは?
もう3年になりますが、スタッフさんと毎月1回、行動探求(Action Inquiry)に取り組んでい
-
-
「組織は変われるか」(加藤雅則 著)の新刊モニターに当選!、、、したので読みます
平成20年のリーマンショックで、いくら、自分たちが努力しても、がんばっていても、とんでもないことは勝
-
-
ストームグラス「テンポドロップ」が、ホワイト企業大賞特別賞「学習する組織経営賞」の副賞でやってきました!
おはようございます ちょっと、面白いものがやってきました! ストームグラス「テンポドロ
-
-
「リーダーシップに出会う瞬間」(有冬典子 著)と「U理論の基本と実践がよ~くわかる本」(中土井僚 著)を合わせて読みます
以前、アルボムッレ・スマナサーラ長老の「無常の見方」「無我の見方」「苦の見方」という3冊の本を購入し
-
-
自然農法の野菜を初収穫!山添村に野菜部のメンバーで行ってきました!(前編)
今年の3月から、奈良の山添村で、自然農法で畑に挑戦しています 3月に、まず、畑の土壌づくりをして種
-
-
気分転換にマンガ、、、「学習する組織」と「U理論」ですが、、、
昨年12月に、「U理論」第二版が出版されました 出てすぐに購入、、、 U理論 第二版(C・
-
-
「ティール組織」(フレデリック・ラルー 著)を購入!
最近、ホラクラシーという組織が流行ってる(?)というか、話題になっているようです 日本の人事部
-
-
最近のマイブームは、「成人の発達理論」です!これ、仕事に役立つ予感、、、
流行(はやり)、マイブームっていう言葉がありますよね 私にも、ときどき、おとずれるようです!
















