*

「樽酒」をめちゃめちゃ売ったスタッフさんの誰でも出来るけど中々気づかないポイント

4月から、月1回、ワクワク系マーケティング実践術2017(DVD4枚組)のビデオを1巻ずつみて、わからないこと、気づいたことをテーマに対話会をしています

ワクワク系マーケティング実践術2017のDVD

ワクワク系マーケティング実践術2017のDVD

スタッフさんは現業で忙しいので、そのスケジュールにあわせて、1グループ3,4人もあれば5,6人、1人のときもあます
ちなみに、対話会のファシリテーター役は私(てっちゃん)がやってます

ワクワク系マーケティング実践術Disk1を観てからおさらいと対話(1組目)

ワクワク系マーケティング実践術Disk1を観てからおさらいと対話(1組目)

今月、6月は、DVD3枚目「顧客創造活動」のDVDの対話会です

あるスタッフさんとの対話の中で面白いことがあったのです
それは、、、

樽酒を飲んでもらう企画

5月から新しい元号「令和」がスタート!
たこ梅では、令和がはじまる5月に、江戸時代のお酒の飲み方を味わってもらう企画をしました

樽酒と升

樽酒と升

当時は、杉樽でお酒が流通していました
だから、杉樽の樽酒を味わってもらおう!という企画なのです

誰でも出来るけど気づかないおすすめのポイントとは?

たこ梅で全店で実施したところ、あるスタッフさんが、お客さんにおすすめしてめちゃめちゃ飲んでもらっていました

特別純米山田錦の樽酒

特別純米山田錦の樽酒

そのスタッフさんと今月は1対1での対話会となったのです
私自身は、その時は対話会に集中していたので、そのことは特に気にしていませんでした

ワクワク系マーケティング実践術2017DVDとテキスト

ワクワク系マーケティング実践術2017DVDとテキスト

いつもどおり、観てもらったDVDの内容をまずテキストをつかっておさらいしていたのです

そのテキストの中で、まずは「知られる」こと、「あなたの存在を知らない人」が圧倒的に多い
あなた(自分自身)が思っている以上に遙かに知らない人が多いという部分をおさらいしていました

前提は「(お客さんは)樽酒のこと知らない」ということなんです

前提は「(お客さんは)樽酒のこと知らない」ということなんです

そして、その例として、「樽酒って、(たこ梅のスタッフさんは)お酒が入ってるって当たり前におもってるけど、お客さんは、そもそも樽に酒が入ってるって思ってない人も多いし、樽自体を見たこともない人も多くて、樽が何かわからない人も多いよね」って話をしていました

そうしたら、そのスタッフさんは、「そうなんですよ!知らない人が多くて、お店においてある樽をみて『あれ、何?』ってきかはるんです」って話してくれました
さらに、「わたし、めちゃめちゃ樽酒売ったの知ってます?」って言うので、その話は、別のスタッフさんからきいていたので、「『あれ、何?』ってきいてきたお客さんに説明して、めっちゃ売ったって聞いてるよ」って伝えました

そしたら、、、

「それもあるけど、そんなんじゃない!ちゃんと伝わってませんね!!(笑)」って笑顔で言われてしまいました
さらに、「私、それもあるけど、もっと単純なことしただけなんです」っ言うんです

お客さんの行動のプロセスを考えて、
1)樽を店の目につくところに置く
2)目に入ったお客さんが何かなと思う、興味を持つ
3)「あれ、なに?」「あれ樽酒?」ってスタッフさんにきく(声をかける)
4)相手(お客さん)からきいてきたので、押し売りにならずに説明できる
5)注文につながる
というプロセスが順当だし、お店でもそうしてるとおもったんです
実際、多くのスタッフさんはこうしていたようです

でも、このスタッフさんは、ちがった、、、

誰でもできるシンプルなプロセスだった!

こんなシンプルなプロセスで、はるかに注文をとっていたのです

それは、、、

樽酒をすすめたときのポイントを語るスタッフさん

樽酒をすすめたときのポイントを語るスタッフさん

前提としてですが、たこ梅は、江戸時代から上燗屋という上等の酒を上々に燗をつけてお出しするというスタイルの店です
ですので、お酒を注文されるお客さんの割合が一般の居酒屋さんなどに比べて高いという事情があります
ちょっとこれを踏まえておいてください

さて、このスタッフさんですが、お客さんに呼ばれて目の前に行きます
お客さんが、「お酒」っていわれると、今回(5月の樽酒企画のとき)に限らずもともと「燗にしますか?ひや、冷酒?どれにします」ってきいていたそうです

そして、5月の樽酒企画の時は、いつも通り、「燗にしますか?ひや、冷酒?どれにします?今月だけ、珍しい杉樽のお酒もありますよ!香りがいいし、今しか飲めません」って一言付け足しただけだそうです
これで、普通にお酒を注文しようとしていたお客さんの大半が、樽酒を注文してくれたそうです

もちろん、すすめてスグに樽酒と注文せず、迷っていたりとか、どういうお酒って不思議そうにされるお客さんには、樽酒のPOPなどの情報ツールや樽自体を指し示して説明はしていたそうです

それにしても、こんなシンプルなステップで樽酒の注文に導いて、新たな喜びをお客さんに提供していたとは、、、
現場のスタッフさんの力はすごいですね

勉強になりました、、、

さぁ、スタッフさんに負けないように私もがんばります!!

関連記事

9月の たこ梅北店の店舗面談です

今月も、成長・発達をサポートする視点で、店舗面談やってます!!

昨日も、やってました! 各店の店長さん、SA(スタッフアテンダント)さんとやってる店舗面談です

記事を読む

なぜ部下とうまくいかないのか(加藤洋平 著) なぜ人と部下は変われないのか(ロバート・キーガン著)

成人の発達理論を知りたい!「なぜ部下とうまくいかないのか」(加藤洋平 著)を読みました!

やっと、ロバート・キーガン、リサ・ラスコー・レイヒー 著の「なぜ人と組織は変われないのか」を読み終え

記事を読む

8月の現場会議

8月のワクワク勉強会と現場会議~やっぱり相乗効果がスゴイ!~

毎月1回、若手スタッフさんを中心とした現場会議を開催しています いわゆる「定例会議」というやつです

記事を読む

「事故」と「事件」の違いとは?

「事故」と「事件」の違いとは?

先週、たこ梅の若手スタッフさん中心の10月の現場会議でした 今年の5月から、会議の前に2時間、ワク

記事を読む

たこ梅 分店の谷口さんと面談

2月も店舗運営の面談をやってますよ

毎月、たこ梅では、店長会議、現場会議という会議をやっています 2月の店長会議[/captio

記事を読む

8月の店長面談です

8月の店長面談~店ごとの売上の違いをつくるものは何か?~

8月も下旬です 今月も各店の店長さんと順番に店長面談をやっています 店ごとの売上は違う 今年の

記事を読む

たこ梅 “商い”デザイン

新しいパート、アルバイトスタッフさんには、新人オリエンテーションから、、、

日本一古いおでん屋「たこ梅」の 雑用係 兼 五代目店主 てっちゃんです 新人オリエンテーション

記事を読む

たこ梅分店の上原店長代行と店長面談

面談では「クリーンな問い」シートが活躍します!

この前、新梅田食道街 たこ梅 分店の上原店長代行と店長面談をやってました クリーンな問いとは?

記事を読む

現場会議前のワクワク勉強会

現場会議前のワクワク勉強会でも「感性科学マーケティング・パターン」を使い始めました

毎月、店長会議、現場会議前に開催しているワクワク勉強会 小阪裕司先生の提唱されるワクワク系マーケテ

記事を読む

ワクワク勉強会です

9月のワクワク勉強会で、お客さまが「ゆるむ」ことが大切なのでは?と気づきました

この春から、会議の前に勉強会をやってます アクティブ・ブック・ダイアローグ®を活用したワクワク勉強

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

23人の購読者に加わりましょう
follow us in feedly
創業弘化元年。日本一古いおでん屋と言われるようになりました。 多くの作家や文化人にもご愛顧いただいたお店、鯨のサエズリなどの関東煮、たこの甘露煮、 そして錫の杯で、大切な方と粋な一献いかがですか?










PAGE TOP ↑