*

2018年1月の店長会議~学習する組織への取り組みから効果が見えるまでには年単位のタイムラグ!~

今年最初の会議は、2018年1月の店長会議です
毎度、いろんなことが議題にあがります

過去10年あまりの買上(売上)をふりかえる

今回も、定例の前月と次月の各店ごとの取り組みから、求人や教育・研修のこともあれば、仕入のこと、それに連絡事項など、、、
そして、今回は、年初の一発目の会議と言うことで、各10年あまりの店ごと、全店の買上(いわゆる売上ですが、たこ梅では買上とよんでいます)推移もいっしょにながめてふりかえりました

1月の店長会議

1月の店長会議

会議メンバーの手元にあるのは、過去10年あまりの買上の数字とグラフ、、、
それを見て、おのおのが気づいたことを話します
それをきいて、また、別のメンバーがそっから気づいたりする

例えば、平成20年のリーマンショックの年をピークに3年は下降の一途です
そこからしばらく停滞して、すこしずつ右肩上がりに、、、

平成22年4月から学習する組織に取り組む

リーマンショックを機に、これまでのマーケティング理論ではうまくいかない世の中が来た!と感じてどうしたらいいか模索し、百年後も親が自分の子供が大きくなったら連れてきたり、「いってこい!」っていえる店であるためには、学習する組織となる!って私が決めたのが、平成22年の4月です

「学習する組織」(ピーター・M・センゲ著)

「学習する組織」(ピーター・M・センゲ著)

ちょうど、買上がどん底のころ、、、
そして、学習する組織のなんたるかもあんまりわからず、構築の仕方も知らず、それでもスタッフさんの研修とかに取り組み始めたのが、その翌年、平成23年1月からです

学習する組織への取り組みから効果が見えるまでには年単位のタイムラグ

過去10年あまりの買上グラフをみると、取り組みだしてから、なんとなく効果が現れて買上に影響してそうにみえるのが、やっと、その2年後くらいです
それも、そう思えば、「そうか???」レベルです
そこから、さらに2,3年して、やっと、「ひょっとして効果出てきた?」くらいです

私自身も、グラフを見ながらふりかえると、学習する組織の構築に取り組んできて、それなりに効果が出てきたんじゃないか?って思えたのは、やっと、昨年くらいです
学習する組織を創る!と決めてから丸7年かかっています

いま、考えると、7年も、よく効果でてるかどうかわからないのに、あきらめずに続けてきたものだと思います
同時に、あきらめずに続けてきたから、今があるのだろうとも思います(^o^)

われわれの歩みが遅いことはそうなのでしょうが、取り組んでから、効果が出るまで、これだけタイムラグがあるというのが、会議メンバーさんには響いたようです
これって、今日やった取り組みが効果が見えるのが半年後、1年後なんてこともありえるってこと!
システム思考で言う「遅延」ですよね

そんなことにも気づいていただける時間になりました

確かにスグに効果が見えるものもあれば、そうでないものもある
頭ではわかっても、自分たちの取り組みを長いスパンでふりかえることで、そういうことが実感としてわかる
わたしは、これが大切だと思うし、それを自分たちでみつけて、言葉に出来るうちの会議メンバーさんを誇りに思います

今年も、お客さまに喜んでいただき、お客さまに選ばれる店であるため、こんなメンバーと一緒に取り組んで行きます!!(^o^)v

補足というか、オマケというか、、、

ちょっと、補足してきますね
このブログだけ読むと「学習する組織をつくるって、(時間がかかりすぎて)たいへん、、、むりや、、、」って思われる方もいらっしゃるかもしれません

われわれのばあい、学習する組織のなんたるかも、ほとんど(いや、まったく?)わからない状態から取り組んだので、効果が実感できるまでに、5年、7年かかりました
もし、適切なアドバイスやコンサルティングをしてくれる経験豊富な方が着いていたりすると、長期的には数年かかっても、短期的、2,3ヶ月や半年でなんらかの変化が見えるように設計してくださると思います
そうすると、一歩一歩、自分たちの成長を確認できるので、あきらめることなくすすんで行けると思います(^o^)

関連記事

8月の現場会議

8月の現場会議~お店に来られないお客さんに、お客さんになってもらうには?~

昨日は、8月の現場会議でした いろんなことを持ち寄って話をします 今、経営的に崖っぷち たこ梅

記事を読む

堺の八百源来弘堂 本店

堺の八百源来弘堂の肉桂餅、美味しい!で、会議のオヤツにしました

この前、10月の現場会議でした 会議の時は、お茶やら、おやつは、いろいろ用意して自由に飲んだり食べ

記事を読む

前保さんとのコーチングです

意図に立ったコーチングは、課題を生む構造そのものを変えていました!

一昨日は、1月最初のコーチング、、、 お昼から、連続で、6名のスタッフさんとコーチングでした そ

記事を読む

たこ梅の求人誌の誌面案を検討中

~1月の現場会議~たこ梅から求人誌を創刊!?~~

この前、今年最初の たこ梅若手スタッフさん中心の会議である現場会議が開催されました 議題は、いくつ

記事を読む

インテグラル心理学(ケン・ウィルバー著)

700ページ越え!「インテグラル心理学」を買いました!!いつ読み終わるかなぁ、、、^^;;;

日本一古いおでん屋「たこ梅」の 雑用係 兼 五代目店主 てっちゃんです 3/7までの休業です

記事を読む

1月の店長会議です

1月の店長会議~お客さまアンケートで何を聞くのか?~

昨日は、新年最初の店長会議でした 議題のひとつが、お客さまアンケートです お客さまアンケートが活

記事を読む

「行動探求(Action Inquiry)」(ビル・トルバート著)

「行動探求(Action Inquiry)」(ビル・トルバート 著)を再読している理由(わけ)は、、、

以前読んだ本をまた読んでいます ザーッ!と流し読みに近いんですが、読んでいます 私、同じ本を

記事を読む

「なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか」(ロバート・キーガン、リサ・ラスコウ・レイヒー 著)

「なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか」(ロバート・キーガン、リサ・ラスコウ・レイヒー 著)から気づいたことと決めたこと

今から2ヶ月前、8月9日に「なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか」(ロバート・キーガン、リサ・ラスコウ

記事を読む

複雑系入門(井庭崇・福原義久 著)、パターン・ランゲージ(井庭崇 編著)

「複雑系入門 知のフロンティアへの冒険」(井庭崇・福原義久 著)、どうみても、入門じゃないし、、、^^;;;

しばらく、「パターン・ランゲージ 創造的な未来をつくるための言語」(井庭崇 編著)を読んでいて、やっ

記事を読む

畑作業のあとは古民家で畑会議(?)

3か月ぶりの自然農法畑作業のあとは、古民家の和室で畑会議(?)です

この前、コロナの影響で3か月ぶりにスタッフさんと一緒に奈良の山添村でやっている自然農法畑に行ってきま

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

26人の購読者に加わりましょう
follow us in feedly
創業弘化元年。日本一古いおでん屋と言われるようになりました。 多くの作家や文化人にもご愛顧いただいたお店、鯨のサエズリなどの関東煮、たこの甘露煮、 そして錫の杯で、大切な方と粋な一献いかがですか?










PAGE TOP ↑