「U理論の基本と実践がよ~くわかる本」(中土井 僚 著)をいただきました!
2008年のリーマンショックを機にそれまで順調であって売上が下がり続けるようになりました
そのとき、これまでのマーケティング理論では難しい世の中になったと思い、どうやって行ったらいいのか、、、迷いました
「U理論」との出会い
そんな中で出会ったのが、ピーター・センゲが提唱する「学習する組織」という考え方です
2010年4月から、百年後も店が在るために「学習する組織」を目指すことにしたのです
学習する組織に関連する本も何冊か読むようになり、その中の一冊が、「U理論」でした
このU理論というのは、なかなか、本当の意味では理解が難しいと私は思っていて、私も理解できているわけではありません
ただ、その側面のひとつは、人が「わかる」ことと人が「つくる」ことにはレベルがあって、それを解き明かすものである、言い換えると、「人の行動の起点を明らかにする」ものであると言えると私は思っています
「U理論の基本と実践がよ~くわかる本」をいただきました
この「U理論」という本の翻訳者のおひとりである中土井僚さんは、オーセンティックワークスという会社をされていて、U理論関係の本を何冊か出版されています
また、U理論に関係するとかU理論をベースにされた公開講座もされていて、私も、その中のいくつかに参加したことがあります
その関係で、先日、中土井僚さんの最新刊「U理論の基本と実践がよ~くわかる本」(中土井 僚 著)をいただきました
一般的に「難解」とされるU理論を基本から実践まで、なんとか、図解でもってわかりやすく伝えようとされているようです
本の表紙にも「共創によるイノベーションの技術を図解!」とありますから
また、目次を読んで、珈琲を飲みながらページをぱらぱらとめくった程度ですが、成人の発達段階との関係にも触れられているようです
サブタイトルに「対話と意識の変容による組織開発プロセスを解説!」とありますしね
「学習する組織」と「発達理論」の観点から読もうと思います
私、9年前に意味もわからず「学習する組織を創ろう!」(学習する組織の理解もU理論に負けず劣らず難解とされています:笑)って決めて取り組む中で、自分の体験から気づいたことがあります
学習する組織をつくるということをある側面からながめると、そこでは、
・その組織のメンバーは気づきという学習の中で、小さな意識の変容が起こる
・小さな意識の変容が繰り返される中で、メンバーの意識の発達段階が上昇する
・メンバーの発達段階が上がっていく中で、組織の発達段階が上昇する
・個人、集団の意識の変容が起こるプロセスはU理論で言うUプロセスをたどる
・組織の発達段階が上がっている組織では、新しく参加したメンバーも意識の発達が起こりやすくなる
・学習する組織の特徴のひとつは、こういった状態が起こる仕組みや文化を内包することである
といったことが起きていると私は理解しています
ですので、今回の中土井僚さんの新刊「U理論の基本と実践がよ~くわかる本」では、個人と組織の発達段階の観点からどのように捉えられているのか、学習する組織の構築にどう関係するのか、そのあたりにも意識をおいて読んでいこうと思います
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「学習する組織」入門(小田理一郎 著)は、現場の人に手厚い本だと思います
このブログを読んで下さってる方は、ご存じかもしれませんが、平成20年のリーマンショックを期に、お店の