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世界初!?行動論理(Action Logic)が貼られた飲食店が誕生!!

学習する組織を構築する上でのテクノロジー、スキルでもあり、ひとつの道でもある「行動探求(Action Inquiry)」の入門セミナーを3月に前編、後編にわけて実施、スタッフさんに受講いただきました

峯松さんの事例でのロールプレイング

峯松さんの事例でのロールプレイング

この行動探求(Action Inquiry)は、ベースが成人の発達理論です
なかなか理解するには難しい面もあるんじゃないか?って思っていましたが、、、

行動探求(Action Inquiry)とは

「行動探求(Action Inquiry)」(ビル・トルバート著)

「行動探求(Action Inquiry)」(ビル・トルバート著)

行動探求(Action Inquiry)って何なのか?っていうのは、本を読んでいただくとか、翻訳者でもある小田理一郎さんの会社チェンジ・エージェント社さんのサイトにも詳しくのっているので、コチラをごらんいただくのがいいと思います
チェンジ・エージェント社さんの「行動探求」のページ

ただ、私のつたない理解の範囲でざくっ!とですが説明しておくと、、、

発達段階と行動論理(Action Logic)

人の行動の根底には、その人の発達段階ごとに基本となる「行動論理(Action Logic)」があり、これは7段階あります
この7つの発達段階は、大きく在来型4種類と後期在来型3種類に分けられます

各発達段階の行動論理と特徴、分布

各発達段階の行動論理と特徴、分布
チェンジ・エージェント社さんのサイトと本の掲載データより作成

そして、在来型の機会獲得型→外交官型→専門家型→達成者型、さらに、後期材在来型の再定義型→変容者型→アルケミスト型へと進んでいくとされます

行動論理ボックス ※画像はチェンジ・エージェント社のサイトから拝借

行動論理ボックス
※画像はチェンジ・エージェント社のサイトから拝借

この「行動論理(Action Logic)」は、あるひとつの出来事というインプットに対して、7つの発達段階ごとに特徴的なアウトプットをするのですが、そのアウトプットを決定する「回路」のようなものです
そして、この「行動論理(Action Logic)」は、発達した人は、常に発達した段階の行動論理のみを使うのではなく、それまで通過してきた、行動論理をすべて保有していて、その状況において、いずれかの行動論理を使用しているのです

例えば、普段、仕事では、発達者型のマネージャーが、突発的な事故で窮地に陥った瞬間に機会獲得型の反応をすることがあります
また、同じく、このマネージャーが家に帰って奥さんのまえでは、外交官型としてふるまっている、、、なんていうのは、よくあることです

このことからわかるように、注意が必要なのは、○○型と書かれていますが、これは、いわゆる「タイプ」ではなく、何かの出来事に対して、どんな反応するか?というあくまで「行動論理(Action Logic)」で、相手や状況、自分の状態によって、使用する行動論理は変わるものだということです
ただ、使用できるのは、あくまで、通過してきた行動論理だけで、また到達していない行動論理を使うことは出来ません

学習する組織と1次ループ学習、2次ループ学習、3次ループ学習

学習する組織の特徴のひとつが、その組織のメンバーが学習するということがあります
個々で言う学習は、何かの出来事から、学ぶことを意味します

例えば、いつも掃き掃除に手間取って困っているという出来事があれば、どうするか考えて、例えば、もっと幅の広い箒に代えることで時間短縮を図ったとします
これは、掃く範囲を広げる!という行為に働き方改善行動で1次ループの学習と言えます

1次、2次、3次ループの学習

1次、2次、3次ループの学習

ところで、なぜ、掃き掃除に手間取るのか、、、それが、エントランス付近だったとして、道路からエントランスまでが庭をとおるので、その土埃や雨の日はドロがはいってるくからだとすると、道路からエントランスまでを感じのいい例えば石畳にしてみる!とどうなるでしょうか?
お客さまは、楽しく、自身の靴も汚れることなく、当然、エントランスの汚れも少なくなります
これは、掃除という行為ではなく、エントランスを汚す原因となっている構造に働きかけています
これは、2次ループの学習といえます

そもそも、掃き掃除に手間取って困っている、、、というのには、掃除は面倒なものだ!しなくて済むならその方がいい!!という前提があると考えられます
そこで、その掃除の意味づけ自体を変えてしまったら、、、
掃除をすることで、そのエリア一帯に注意を向けることができます
それは、傷んでいるところや危険な箇所を見つけることにつながる安全、保安作業であり、さらに、そういうその中で自分自身のアウェアネスを高める能動的な修練であると定義づけたら、掃除の意図が、まったく違ってきますよね
これが3次ループの学習です

1次ループ、2次ループ、3次ループの学習がありますが、ここまで読まれて、なんとなく感じられたのでないでしょうか?
それは、1次ループ < 2次ループ < 3次ループ となるにしたがって、より影響力や応用範囲、波及効果が大きく、より本質的な取り組みつながるということです

ただ、先にお話した発達段階と併せて考えるとこんなことが言えるのです

在来型の発達段階では、ほぼ1次ループの学習までしか起こりません
在来型の最終段階である達成者型にいたって、ようやくある程度2次ループの学習が起こることがあるくらいです

後期在来型である再定義型、変容者型、アルケミスト型で、はじめて、2次ループ、さらに、3次ループの学習がすすむようになるのです

「難しい会話のマトリックス」シート

「難しい会話のマトリックス」シート

ですので、行動探求(Action Inquiry)においては、難しい会話のマトリックスといわれるツールなどをつかって、個人個人の行動を探求し、その中で、学習が進む手法がとられます
それを積み重ねることで、自分の発達段階が進んでいきます

難しい会話のマトリックスと1次ループ、2次ループの学習

難しい会話のマトリックスと1次ループ、2次ループの学習

たこ梅でも、「行動探求(Action Inquiry)」の入門セミナーをスタッフさんに受講いただいたあと、普段の自分たちの人との関わりの中でうまく行かなかった事例を月1回シートに書いてきていただいて、行動を探求する取り組みを始めています

たこ梅 分店の前田さんとはご家族のことで行動探求します

たこ梅 分店の前田さんとはご家族のことで行動探求します

こんな風に、スタッフさんと私とで、一緒に難しい会話のマトリックスをつくる中で、その行動を探求し、1次ループ、2次ループの学習が進むように取り組んでいます

世界初!?行動論理(Action Logic)が貼られた飲食店が誕生!!

初めに、「私のつたない理解の範囲でざくっ!とですが説明しておくと、、、」って書いてましたが、ザクッと説明しても、これくらいかかる行動探求、、、^^;;;

なかなか、理解するのも難しいし、さらには、これを活用するのもハードルが高いと私は思っています
それを普段の仕事中で使って欲しい!!って思っているのですが、実際、どうなんだろう?って不安がありました

研修の最終日に、今後、この行動探求を普段使い(?)できるようになっていくために、月1回、各自がうまく行かなかった状況を「会話の振り返りシート」に書き出して持ってきて、一緒に、「難しい会話のマトリックス」を作って行こうと決めました
もともと、月1回、スタッフさんとはコーチングをしているので、その時間を活用してやっていこうという試みです

とはいえ、研修後最初のコーチングの日は、その3日後です
正直、まぁ、来月くらいからは、(会話の振り返りシートを)書いて持ってきてくれるやろう、、、って思ってました

ところが、、、
たった、3日後のコーチングの日に、スタッフさん、ちゃんと持ってきてはったんです

たこ梅 分店の葛原さんとはお客さまとのことで行動探求です

たこ梅 分店の葛原さんとはお客さまとのことで行動探求です

スタッフさんのやる気の方が、すごかった、、、
そのときの話は、こちらのブログを見てね!
→ 行動探求入門セミナーあけに、スタッフさん6人と連続で「行動探求」しました!!(*゚д゚*)

さて、スタッフさんのスゴさ!
こんもんじゃなかった、、、

たこ梅 北店の前保さんと、お店のことで行動探求です

たこ梅 北店の前保さんと、お店のことで行動探求です

やっぱり、この日、ちゃんと「会話の振り返りシート」を書いてきてくれたスタッフさんのひとりに新梅田食道街 たこ梅 北店の前保さんがいらっしゃいます
この前保さんも、もちろん、事例をもってきてくれてましたので、一緒に行動探求をしました
ただ、来るなり、「社長!あれ、つくったよ!!」って、ニコニコしながら話しかけてくれたんです

え?アレ???
なんやったっけ、、、

実は、行動探求入門セミナーの最後に、前保さんは、ある宣言をしていたんです

それは、、、
お店でスタッフさんが見えるところに、わかりやすく、行動論理の表を作って貼る!というものです
普段から目にすることで、「なんでやねん!」「うそーーーー!」って思ったときに、すぐ、その行動論理表をみて、「これは、○○の行動論理なんとちゃうやろか?」って考えやすくなりますから、、、

たこ梅 北店に貼られた自作の行動論理の表です

たこ梅 北店に貼られた自作の行動論理の表です

コーチングの時間のあと、お店によると、早速、手書きでみやすい「行動論理」の表が、ちゃんと貼られていました

さらに、行動論理ごとの特徴は、テキストの丸写しではなく、自分たちのわかりやすい言葉に書き直されています!!
行動論理ごとの本に載っている特徴は、ほぼ、原書の直訳に近くて、ちょっと、日本語的には理解が難しい面があったんです
それでは、なかなか、自分たちに身近に感じられないし、入ってこない!
それだったら、自分たちにわかりやすく書き換えたらいいんじゃないか!!って考えて作ってくれたんです

普通、そこまで思わないし、思っても、なかなかしませんよね!!
ものすごい行動力だと思います

そして、世界は広いとは言え、飲食店の厨房に「行動論理」のシートが貼られているのは、今現在、前保さんの所属する新梅田食道街 たこ梅 北店だけだと思います(おそらくね、、、:笑)

いや、びっくり、、、、

(きっと)世界初!行動論理(Action Logic)が貼られた飲食店が誕生です
どうじに、行動探求する飲食店のスタートでもあります!!

こんなん見せられたら、わたしも、ますます、全力で応援してサポーするしかないやないですか!!
がんばりまーーーーーーーーーーーーーーーーーーす!(^o^)v

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たこ梅 五代目店主 てっちゃん
大阪の道頓堀で創業170年の「関東煮(おでん)」と「たこ甘露煮」の上かん屋『たこ梅』五代目 てっちゃん(岡田哲生)です さらに百年後も店が続くために取り組んでいる日々の活動を綴ります ところで、家では、ヤドカリ、カブトムシやクワガタのお世話をする「生きもの係」やってます

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創業弘化元年。日本一古いおでん屋と言われるようになりました。 多くの作家や文化人にもご愛顧いただいたお店、鯨のサエズリなどの関東煮、たこの甘露煮、 そして錫の杯で、大切な方と粋な一献いかがですか?











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