*

12月の現場会議~店舗内ミーティングの必要性の「意味」とは?~

この前、現場のスタッフさん中心の会議である12月の「現場会議」をやってました
現場会議では、議題は、事前に、フェイスブックの会議メンバーグループで各店から議題候補があがってきます
それをその時の会議の進行役となるメンバーさんがとりまとめて、どの議題を会議で検討するかを決めていくことにしています

12月の現場会議です

12月の現場会議です

12月の現場会議では、そのひとつとして「店舗内ミーティングの必要性」というものが上がっていました

目的や意味を問いかけると会議が動いた!

初め出てきたのは、どんなときやってるかということで、朝礼や休憩時間に話すとかパートさんと話したりするといったものです
そこから、「コミュニケーションをとるため」という方向で話が進む、、、というか、そっちに行きました
私は、その時は終始黙ってきいていたのですが、「ミーティングの目的は、コミュニケーションを取ることなのか?」と「うん?」と思っていましたが、現場会議のメンバーさんひとりひとりの言動、表情を見守っていました

そうしていると、どうも、話が盛り上がらない、場が停滞していきます
完全に停滞して場が動かなくなったのを観て、「ミーティングはコミュニケーションをとるためにするんですか?」「ミーティングは何のためにするの?目的は何なの?」と場に問いかけを投げました

そして、ミーティングを何のためにやるのか?とか、ミーティングで必要なことは何なのか?という実際に店でミーティングをすることをイメージした話がなされていきました

店舗内ミーティングの必要性と意味

その時の内容は、もちろん、会議メモ(模造紙やイーゼルパッドなどに書記役の人が会議内容をその場で書いていき、会議後はそれ自体がいわゆる議事録となる)に書かれています
ただ、私が、今回のことは、ミーティングの意味や何のためにやるのか、実際のミーティングでは何を握っておかなければならないかなどが出ていて、大切だとおもったので、自分の覚え書きとしてまとめたのが上の「店舗内ミーティングの必要性と意味」という覚え書きです

この覚え書きのことをちょっと説明しておきますね

【店舗内ミーティングの必要性の「意味」とは?】

そもそも、店舗内ミーティングは、「何のために」やるのか?
それは、課題や問題があったとして、それに取り組もうとする『目的』を明らかにすること!

次ぎに、その目的を達成するための目標を決めること!
その目的が達成されたとどうやってわかるのか?を目標と捉えてもOK

そして、目標と現状のギャップを認識する
ギャップを認識したとき、自分の中から、ゴールへたどり着こう!という意識が生じテンションがかかります
これが、学習する組織で言う「クリエイティブ・テンション(創造的緊張)」です
※クリエイティブ・テンションには、ビジョンに至る長期的なもの、そこまでには道標とでもいうべきいくつもの目標がありますが、次の目標までの短期的なものがあります
クリエイティブ・テンションの詳しいことは、チェンジ・エージェント社さんのサイトのコチラのページをご覧下さい

ミーティングの最後では、そのギャップを埋めるための考え、施策、行動をつくる!のです

今回の会議をふりかってみると、、、

今回の現場会議では、店舗内ミーティングの必要性が議題に上がりましたが、途中で、議論が停滞、スタック状態になりました
ふりかえってみると、どんな時に店舗内ミーティングをやっているのかというある種分析のところで止まっていたと思います
分析、つまり、これは、ある種の観察です
内省のプロセスといってもいいし、U理論で言ういわゆるUの谷をくぐるときのプロセスも同じと考えていますが、観察して保留し、その向こうにある意味や意図に気づくことから、次の段階へ進むのだと思います

今回で言うと、店舗内ミーティングをやっているのはどんな時?という観察から、店舗内ミーティングを何のためにやるのか?という問いかけから、意識が目的や意味に移行したとき会議が動いたといえます

今回の会議も、どんなときにやっているのかというスタートで、入り口としては別段間違っていません
ただ、そこで停滞したら、その目的や意味を問いかけることも、その停滞を突破するひとつの方法であると実感させられました

個人であっても、集団や組織であっても、内省のプロセスを通じて意味を理解したとき本当の解決策への道が見えるのだと思います

さぁ、今日も、そんなことを考えながら、楽しくがんばりまーーーーーーーす!!(^o^)v

 

 

関連記事

新旧の「“商い”デザイン」の違いを中心に たこ梅 分店の前田さんにさんに説明中!

新版「“商い”デザイン」説明ツアーで、気づいたこと!!やっぱり、丁寧にやってかんとアカンわーーー!!

経営戦略や経営計画などがある会社やお店も、多いと思います ただ、たこ梅には、ありません というか

記事を読む

会議メモは壁に貼っていきます

7月の現場会議~会議はこんな風に、こんな流れでやってます~

昨日は、7月の現場会議でした たこ梅では、月に2回、定例の会議があります ひとつは店長会議で、も

記事を読む

12月の店長会議

12月の店長会議~「たこ梅FUN倶楽部」ってホンマ知られていない(爆)~

先週、12月の店長会議でした いつもどおり、クリーンセットアップを使ってのチェックインで始まり

記事を読む

「進化の構造1,2」(ケン・ウィルバー著)

「進化の構造」(ケン・ウィルバー著)、強力に頭がわいています!(笑)

1月10日くらいだったと思います 今から、ちょうど、1ヶ月ほど前ですね 「進化の構造1,2」(ケ

記事を読む

KAIKA Awards のフィードバック

日本能率協会(JMA)さんからKAIKA Awardsエントリーのフィードバックいただきました

昨年の夏前頃、日本能率協会(JMA)さんから、1通のお手紙というか封筒が届きました KAIKA A

記事を読む

全店、店別の買上(売上)推移表と損益表

4月の店長会議~スタッフさんへ全店・店ごとの損益開示スタート!~

先週、4月の店長会議でした 4月の店長会議[/caption] その中で、新たに、ある

記事を読む

スタッフさんとの面談時に氷山モデルを使ったときのメモ

面談で「パターン」や「構造」の話が出るたび、システム思考の氷山モデルが登場します

毎月1回、お店のスタッフさんと面談やコーチングをします 最近は、ちょくちょく、その中で、氷山が登場

記事を読む

和本店長の難しい会話のマトリックス

行動探求する中で、和本店長の「使命」が見えてきました!

学習する組織の構築を加速するテクノロジーのひとつに「行動探求(Action Inquiry)」があり

記事を読む

学習経路の6グリッド(行動探求のマトリックス)のシート

行動探求で、自分のメンタルモデルだけでなく、お客さまの気持ちや前提も明らかに!!

2017年4月から、毎月1回、行動探求(Action Inquiry / アクションインクワイアリー

記事を読む

チーム・ダーウィン~「学習する組織」だけが生き残る~(熊平美香 著)

「チーム・ダーウィン」(熊平美香 著)を行動探求・行動論理の視点から読んでみようと思います!

月に、1,2冊くらいは本を読んでるように思います で、おもしろかったなぁ、、、興味深かった!参考に

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

23人の購読者に加わりましょう
follow us in feedly
創業弘化元年。日本一古いおでん屋と言われるようになりました。 多くの作家や文化人にもご愛顧いただいたお店、鯨のサエズリなどの関東煮、たこの甘露煮、 そして錫の杯で、大切な方と粋な一献いかがですか?










PAGE TOP ↑